第60−3話 力を込めたその先に
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「そっか。じゃメメにもそう言っとくわ」
「そうよそうよ、あなたなんてお呼びじゃありませんの」
「私たちのステラ様にへんなことさせないでくださいませ」
ピキピキピキッ――
メラクの気持ちなんて考えず、私の気持ちも考えず、されど私の気持ちになりきってツラツラと。
「かわいそうなステラ様、お体も繊細ですのに」
「ステラ様はきっと弱いから、ああやって昨日も強くこられたのでしょう?」
ピキピキピキピキッ――
作り笑いも、か弱いお嬢様を演じることも、そして友達を馬鹿にされて黙っていることも、もう限界に近い。
顔から辺な音が出るほど力を込めて、無理やり表情を作って作って。
「メラクも、それにメメという方でしたか? 彼らはほんとーに、ステラ様の温情もわかっておりませんのね」
わかってないのは貴方方ですわよ。
スッ――
自然と表情が消えた。限界ですわ、流石に。
もうこうなったら、あなたたちなんて押し倒してでも、メラクやメメとご飯に行ってやるもんね。……いやでも流石によくないですわね私。
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次は……今週末? ですかね? 気合い次第。




