表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かつて最強と呼ばれた男は前世の知識と共にTSお嬢様を満喫するようで  作者: 赤木林檎
第2章 低学年編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

118/171

第77話 コマりごとはむしろ進行形

お読みいただきありがとうございます。


以前とは話数が変わっておりますがお気になさらず。

 さて、色々と丸くあの日で終わったのかというとそんなわけはなく。


 むしろ、現在進行形で問題を抱えているわけで。


 それはもちろん、あの降臨祭の日からである。


――――――――


「ふぅ、危なかったですわ」

「それはこっちのセリフだ」


 あの降臨祭の日。時間はというと、ノルンの練習の時間も終え、ノルンが部屋に戻った後のお話。


「火は危ないから使うなって言ったよね?」

「うぅ……精進します」

「進むな止まれ」

「バレたか」

「ま、どっちも怪我してないからいいけどさ。それじゃ、本題に戻ろうか」

「あぁ、そうでしたわね……本題って何でしたっけ?」

「君の処遇のことだよ」

「要するに、まだ要求があるということかしら?」

「なかなか察しがいいね」


 そう、私は先ほど脅されていたのだった。そして、その話を続けるということは、まだ要求があるということ。ある程度それは織り込み済みだった。カルトラはそこまで無計画な男ではない。


「私をあんなテストしておいて、これだけで済むと思えませんもの」

「そうだね、では要求を伝えておくよ。もっとも、この要求こそが本命だけどね」


 そして、その後語られたカルトラの要求内容についても、概ね予想通りだった。


「僕の仕事を継続的に少し手伝って欲しい」

「はぁ、やっぱりですか」


 数時間ほど前のカルトラは、私が仕事ができるかを見ていたのだ。そして、その仕事というのはおそらく――


「具体的な仕事内容は?」

「様々だね。ま、分かっているとは思うけど魔法を使ってもらうくらいの仕事だ」

「ですわよね……はぁ。まぁ私に拒否権はないのですけど」


 まぁ、そういう仕事だということ。


「条件が一つ。私の日常生活に支障をきたさないこと。具体的には、学校に行く、帰る、家族との夕食、そして私の命。これらに影響を及ぼさないことであればお受けしますわ」


 あたりまえだ。魔法を使えることがバレたくないから協力するというのに、日常生活に支障をきたしていてはそこを起点にバレてしまう。そんなのはゴメンだ。


「もちろん、その辺は考慮するさ」

「なら結構ですわ」


 仕方がない、というより私に拒否権はないので、私はこの要求を渋々受けることになり、その日から月一日ほど、様々な仕事で街を走り回ることになった。


――――――――


「ノルン様。今日も楽しかったですわ」

「ありがとう!」

「次は再来週ですわ。それではまた宿題の成果を期待しておりますので」

「うん、林間学校だったよね、行ってらっしゃい!」


 今日の練習も終わり、次は再来週である。来週は林間学校があるのでお休みだ。

 これからの二週間でノルンがどれだけ成長するか楽しみであった。


「ちょっとまってステラちゃん、これ持って帰って!」


 その時、カルトラが玄関までやってきて、私に何かが入った籠を渡して来た。


「これは……こんなにたくさんのカルネ!」

「いつものお礼だよ」

「いつもここまでくれませんでしょう。何かありましたの!」

「本当に君はご飯に弱いよね……ま、次の分も込めて、いろいろ入れておいただけだよ。カルネはおまけさ」

「あー、そういう」


 そして、その中にはたくさんのカルネと……何やら怪しい手紙と小包が。しかも、小包はノルンから見えない位置に入ってあるのをみるに……


 どうやらいつものお仕事の依頼なのだろう。


 願わくば、来週の林間学習までに終わらせて、楽しく林間でフィレッシュしたいところだが、果たして。




――――――――




 夢、果たせず。



 私は思わず叫んだ。



「次の仕事場所、まさかの林間学習先ですのー!?」



 相変わらず、都合よく私はカルトラに駒にされてしまっているらしい。



お読みいただきありがとうございます。


もし面白いと感じてくださいましたら、是非ともブックマーク、そして下にある「☆☆☆☆☆」をクリックして応援していただけると嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ