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闇魔法の使い手  作者: 葉月 縷々
第4章 砂漠の国編
206/334

4章の登場人物紹介その2



【今後のストーリーに出てくるモブ(メインになることもある)キャラ】



 レナ=リーファ=シャムザ。今章のメインヒロイン。

 コンセプトは『言ってることは正しいけど、実力が伴ってない理想主義系ヒロイン』。



 腰まで伸びたサラサラヘアーの金髪に対照的な褐色肌。強気な瞳とツンツンした態度が特徴の姫騎士系美少女。

 身長は女性にしてはやや高め、身体の凹凸は少ない。職業が姫騎士で、適性的には後衛以外はそつなくこなせる才を持つ。が、本人は前衛で剣を振るっているのが好き。人前や改まった場では騎士口調で話す。



 初登場は1章ラスト、イクシアの援軍として現れ、今章では王族としての立場と普通の女の子としての本音に挟まれて苦悩する面倒臭げなヒロインとして登場。

 元より多種族に思うところが一切なく、優しい性格かつ義理堅い性格ということもあり、姿を消したシキのことを気に掛けていた。



 『砂漠の海賊団』によるアーティファクト強奪事件を解決すべく、アリスとシキが落ち合っていたフロンティア(国境付近の街)に向かう最中、魔物の群れに襲われ、小さいオアシスに落下。危うく溺死するところをシキに助けられる。

 シキからすればアリスが煩いから嫌々仕方なく救っただけという一端こそあるものの、救出方法を聞いて以降、自然と意識するようになった。



 その後、特に明確なキッカケがあった訳ではないが、初めて出来た異性の友人であり、立場的には自由で、何も考えなくて良い筈なのにしっかりとした考えを持ち、それでいて心に深く傷を負っていたシキを徐々に好意的に思っていく。

 最終的には周囲の女性陣が揃ってシキにアタックしたり、しれっと男を捕まえていた専属メイドのナタリアを見たりして「これは恋なんだ」と自覚する。



 頭は決して悪くなく、どちらかと言えば聡明な方なのだが、少々天然で抜けた一面があり、戦闘面でも立場を捨てて前線に出る、己の危険を度外視で行動する等、やや短絡的な部分をシキに嫌がられていた。

 彼女としては「王が前に出なければ部下は付いてこない」、「責務を全うしなくて何が王族か」を地で行っていたのだが、シキやアリス、撫子、リュウといった、強者の部類かつ戦力としても期待されている身の者からすると、至極全うな意見でありつつ、実際は果てしなく迷惑な考えという、怒るに怒れない貴き精神であり、揃って内心モヤられていたりする。



 シレンティ騒動や『崩落』戦では目の前で守らなければならない民や部下、知人友人が死んでいく光景を見て取り乱し、冷静さを欠くなど、年相応の素振りを見せた。

 シキにはそれこそ何の結果も得られない愚かな精神性だとして、怒鳴られ、頭突きされと散々な目に遭う。



 終戦後は異母兄であるナールと共に国の平定に勤しんでおり、これまでの疲れと責任の重圧との二重苦で、立ったまま寝てしまう姿がしばしば確認される。

 立場上、いつまでもシキに構っていられないので、以前は魘されていた夢を見て即日に返事を求めるといった行動力お化けな一面も見せた。



 お互いの立場が立場故に、当然とも言うべき結果に落ち着いたが、レナとしては『吹っ切れた』らしく、今後は国の為、これまで以上に邁進するつもり。



 因みに、吹っ切れたとはいえ、セシリア、ルゥネ、メイの三人には何とも言えない感情を抱いており、複雑な面持ちな模様。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 当初はメイを差し置いてのサブヒロインその2予定で、ナールに国を任せて飛び出すor任せろと言われてシキに付いていく筈だった。しかし、妙なところで現実主義な作者の介入で「いや王族が国放って遊び呆けるのはアカンやろ」と方向転換。たまにそういうキャラ居るし、裏背景とか考えると「う~ん……」とは思うんですけど、どうなんでしょうね。作者としては「いや立場立場っ。お前国とか民大事じゃないんかっ?」ってなってダメでした。



 










 セシリア。今章のメインヒロインその2。



 『砂漠の海賊団』の創設者兼首領、巨大魔導戦艦サンデイラ艦長、女海賊、ゆるふわ系金髪白人美人で使い勝手最悪のチート持ちの、そのせいで人生丸潰れお姉さんという属性過多気味キャラ。



 高身長、ボンキュッボンッのナイスバディなお姉さんでもあり、普段は間延びした口調、自力で眼球を抉れる胆力が特徴。

 ワンピースタイプの緩めな服を好む割にベルトを付けており、そこに鞭と拳銃を装備。しかし、活躍はそれほどせず。



 言わずもがな眼帯を付けており、シキ、ルゥネ、セシリアと今章は眼帯キャラまみれになった。

 反対の瞳は能力発動時、幾何学的模様や多種多様な色に発光する。



 【先見之明】という『付き人』と同じ固有スキルを持っており、その恐るべき能力は未来予知。

 所有者が『仮定』した未来を見ることが出来、『この後、こうすると……?』的な光景を瞳に映す。



 未来は変動的らしく、確定した未来を見ることが出来ず、その上早送り、巻き戻して見るといったことも出来ないので、ひたすら現実と同じ時間を過ごしながらゆっくりと未来を見る必要がある。

 また、場所や視点も任意な為、『どの辺り』で『何処から』見るのかを指定して使わなければならないという欠点もある、



 お陰で彼女の部屋や船長室は『仮定』した未来、『理想』の未来、『最悪』の未来、etc……と、凄まじいまでのメモで埋め尽くされており、事が事なので寝る暇もなく、基本病み気味。

 上手く使えば覗きに密談内容を暴いたりと、汎用性は高い。が、やはり使い勝手が酷いので有用かと言われるとそうでもなく、未来の内容も考えて伝えないと未来そのものが変わってしまう為、本人の胸の内に秘められることが多い。



 瞳に発動する能力である為、予知した未来の音は拾えず、音に関する情報を見落とす可能性があるものの、今のところ困ったことはないらしい。



 シキのことは同情二割、打算二割、悪ふざけ二割、好意四割で好ましく思っている。

 能力上、予めそうなるとわかっていたとはいえ、魔王に会うというシキの意志が予想外に固かった、年齢的に色々と我慢出来なかった、普通に恥ずかしくてヤケになった等の理由から、彼を止めることを諦め、代わりに彼が大切だと思えるものを増やそうと思って襲った。尚、本音の大半は「レナには悪いけど、比較的良物件だし貰えたら貰っちゃお!」の模様。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 当初はただ生まれ持った固有スキルのせいで嫌々人生を国に捧げているモブ予定だった。が、予想外も予想外。何故か主人公のヒロイン入りをし、作者的には普通に立派なヒロインやってた感が凄い。何なら当初サブヒロインだったレナよりもヒロインやっててビビった。まあ背景が背景なので仕方がないとも思う一方で「いやシキ以外に男居らんかったん?」とは思う。おまいう的な意見は受け付けない。

 後、どうでも良いけど、ルゥネの次くらいに好きなキャラでもある。お姉さんキャラでギャップあるのは萌えるんよ。その点ゆずソ◯ト先生、みなと◯ふと先生はわかってると思う。まあ他に知らないだけなんですが。










 大和(やまと)撫子(なでしこ)。聖軍を離脱(自称)した、元序列6位の上級騎士。通称『武士(もののふ)』。サブヒロイン兼頼れる相棒ポジション。



 茶髪ポニテの女侍。顔立ちは完全にイクス人のものなので、和服に軽鎧、刀とコスプレ感が否めない。

 描写はない(忘れてたとも言う)が、今章一女性の中で身長が高く、モデル体型。口調こそ似非侍感のあるものだが、命じられた『黒夜叉』暗殺もシキ(対象)が悪人じゃないと見抜くや否や辞退し、「こんなことやってられるか」と聖軍離脱を宣言する等、性格は比較的温厚(?)。



 しかし、その身体能力(ステータス)はずば抜けて優秀であり、今章ではアリスと並んで最強の位置に君臨。素手同士ならシキを子供扱いするほどの実力を持つ。

 属性魔法の扱いは苦手らしく、物理攻撃、近接戦闘のみを得意とする。



 固有スキルは【一子相伝】、【一刀両断】、【鶏鳴狗盗】、【無病息災】、【奔放不羈】、【才気煥発】の六つ。

 その上、《再生》という魔物や魔族特有の自己再生スキルを持っており、本人曰く首を跳ねられるか、真っ二つにでもされれば死ぬ。逆に言えばそれ以外の傷なら大抵勝手に再生して完治するビックリ人間。



 【一子相伝】……所有者死亡時、所有者の一族の中で最も才能に恵まれた者に継承、発現する。同時に他の固有スキル、スキルも引き継ぐ。

 【一刀両断】……剣や刀に物体を必ず一刀両断するという効果を付与出来る。一度使うと効果は消える。一呼吸置けば何度でも使用可能。斬る対象に鱗や盾等でガードされた場合、受けた部位、物体のみが斬れ、対象には至らない。

 【鶏鳴狗盗】……全ステータスが極端に低くなる代わりに、対象が『最も要らない』と思っているスキルを低確率で入手出来るようになる。能力の発動条件は対象の攻撃を受けること。発動は一個体につき、一回のみ。

 【無病息災】……毒や病気にならなくなる。

 【奔放不羈】……魔法、スキル、固有スキルによるデバフ全無効。(【鶏鳴狗盗】のステータス低下効果はこれによって無効化)

 【才気煥発】……所持スキルの使用方法、身体の動かし方等、才能に関する全てにおいて無意識下で理解、使用出来るようになる。異世界人が持つ心得系スキルの上位互換。



 【一子相伝】の効果で勇者以上に固有スキルやスキルを所持出来る為、世代が続けば続くほど強くなれる家系なのだが、一族全体がその力を神聖視しているせいで本家以上に分家の数が膨大になってしまい、【一子相伝】を奪い合うという血筋争いが勃発している。

 【一子相伝】が発現する条件も血筋の濃さは一切関係無く、『最もステータスの秀でた者』というものなので、一族の者は物心付いた頃から血の滲むような修練を強要され、【一子相伝】の所有者を殺しては奪い取り、奪われては取り返し、と終わりのない抗争を続けており、撫子本人はそれを下らないと一蹴していた。



 しかし、【一刀両断】を持って生まれたこともあり、才能も成長力もトップクラスだったが為に自然と強者の部類に入ってしまい、名も知らぬ親戚が死亡した瞬間、【一子相伝】を取得。以降は親戚や親戚が用意した暗殺部隊に終われる人生となる。



 一族の祖先が聖神教に多大な恩があったらしく、【一子相伝】の他に、『聖軍に入り、恩を返すこと』という言付けが代々伝わっており、撫子もまた強制的に聖騎士にされ、突出した戦闘能力も相まって序列6位の座に至った。

 一族の殺し合いにも序列争いにも興味がない為、本来の実力は序列以上と思われる。



 戦闘時は普段柔和な瞳が鋭く細められ、洞察力や動き等も歴戦の戦士へと変貌を遂げるが、元々の性格がシキ曰く『残念美人』なので、今一歩活躍出来なかったりする。

 仕掛けられた以上は反撃もするし、殺しもする。というのが信条であり、元来争い事や人死には好まない。ルゥネのような無駄に戦火を広げる戦闘狂が特に嫌いで、シキのように戦闘時のみ戦闘狂になる者も嫌い。



 それでもシキのことは多少評価しているらしく、彼女の中では信頼に足る人物であり、悪いところも多々あるものの、良き友人とも思っている。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 特に無し。強いて言うなら「名前適当にし過ぎたかなぁ」とか「序列2位でも良かったかも……」と後悔されてたりする。あんまり下だと『聖軍には撫子より強いキャラが居る』感が出てくるし。名前は知らないけど放置◯女?か何かの広告に出てくる女侍が見た目の元ネタ。









 スカーレット。序列不明(の筈)の上級聖騎士。



 赤髪ツインテールの戦闘狂幼女。紅白の修道服に似た着物を着ていて、顔立ちは愛くるしさ満点。

 性格は見た目通りかやや幼めで、好奇心旺盛かつ戦闘狂という嫌な側面がある。



 紅と白が交互に混ざった身の丈ほどの斧を好んで使用し、見た目にそぐわず敵を盾ごと粉砕するほどの馬鹿力がある。

 本来、一度使用すれば勝手がわかり、理性を失わなくなる筈の《狂化》を、敢えてか知らずか暴走させて使えることもあって痛覚を鈍らせた上で暴れまわるという危険な技(癖?)を持っている為、現地人からすると遠くから攻撃する以外対処のしようがない化け物。



 職業と魔法属性がシキと全く同じで、知力や経験、年の差等でシキとは極端に相性が悪く、今章ラストの閑話で決闘した際は文字通り子供扱いされて惨敗した。



 また、聖騎士ノアの『共鳴』のような特異体質『異常回復力』を有しており、通常なら治らない傷が治ってしまう為、狂戦士系職業の『攻撃力特化の紙装甲』という諸刃の剣である身体を完全克服。脅威の攻撃力と回復力を武器に好き放題生きてきた。

 溶かされる、喰われる等しなければ大抵の傷は塞がり、身体の一部を欠損したとて早急に欠損部位にくっ付けて回復魔法か回復薬を使えば神経ごと繋がり、一日二日と経たずに完全回復する。



 聖軍の裏の機関出身で、集められた孤児同士、あるいは親兄弟との殺し合いを強要され、出来なければ殺されるという凄惨かつ過酷な環境を生き延びてきた過去を持っている為か、殺人や殺し合いを何とも思っておらず、『強さこそ正義』主義の帝国と似た思想を掲げている。

 表向きは『黒夜叉』討伐から手を引いたものの、自分を可愛がってくれる(世話を焼いてくれる)撫子が着手したので、潜入していた帝国で別の指示を遂行した後、ヴォルケニスに乗車。密航という形でシャムザにやってきた。尚、ルゥネには一瞬でバレたのだが、似た価値観を持っていて親近感が湧いたこと、聖軍の情報漏洩を期待されたことで見逃されている。



 今章ラストの閑話にて、シキに自分と同じ特殊な《狂化》状態で世界最強(ジル)に届くほどの殺気をぶつけられ、トラウマに。

 シキと顔を合わせるだけで怖じ気づくようになってしまった現在は撫子が保護者として彼女と生活を共にしており、妙なことを仕出かさないかと見張られている。



 【裏話orぶっちゃけ話】


 またまた作者の気分で登場。後々の展開は考えてるけど、表に立たせるのはぶっちゃけまだ時期尚早だった。まあ出してしまったものは仕方がないとシキの本気チラ見せシーンにて活躍。今後はモブとしてちょくちょく出る予定。








 アリス。姓名は貴族であることを表すだけで記号でしかないなと思ったので割愛。



 紫色の髪を短く切り揃えた虎系獣人の少女。無邪気さと勝ち気が乗った、猫のような瞳と誰かさんの師匠と同じ俺っ子口調が特徴。

 小柄で細身。見た目は華奢な少女だが、中身は日本から転生してきた男子高校生。所謂TS娘であり、少女人生と前世で通算すると30を越えるので、シキにはオッサンと揶揄されることが多い。



 人を小馬鹿にしたり、おちゃらけた態度でおどけたりと小生意気なメスガキ感は否めないものの、世界最強の男(女)になって自分だけのハーレムを持つという野望があり、戦闘時は比較的まとも。

 ステータス、固有スキル共に超高水準で、更には人系種族の中で最も身体能力に長けている獣人ということもあって物理的な強さは『崩落』を除いて今章最強を誇る。が、如何せん野望が野望な辺り、頭の出来が若干アレなので戦績は勝ったり負けたりと落ち着かない。



 全ステータスを三倍にする《限界超越》スキルと使用後反動で動けなくなるが、ステータスを何倍にも増大させる【全身全霊】を持っており、その二つを併用した[全力疾走(オーバードライブ)]という、数分間限りのパワーアップ的必殺技がある。



 【全身全霊】の反動はある程度自由が利く為、弱めにして長時間動いたり、逆に一撃に全てを込めて気絶or動けなくなったりと微妙に汎用性がある。



 [全力疾走(オーバードライブ)]使用時のステータスは七万近くにまで跳ね上がるが、防御力も上がるのでシキのような、反動によるダメージはない。



 1章以来、久しぶりの登場となった今章では、そのムラっ気のある強さでアンダーゴーレムや人喰いワームを圧倒して見せ、かと思えばギリ強者に入る程度の中二病男(転生者、ルゥネの部下)に惨敗し、強いのか弱いのかハッキリせず、本人も内心はかなり気にしている。



 心に深い傷を負っていたシキを気にかけており、彼と共に『砂漠の海賊団』に加入したのは少しでも彼の負担が減らせればと思ってのこと。

 紆余曲折ありつつも回復した現在は寧ろ「こいつ急にモテ期が来やがったっ、うぜぇっ!」と妬みまくっており、レナやセシリアの代わりにひっ叩いてはハーレムメンバーにナンパや持ち帰り、店通いの情報をバラされるというやり取りを続けている。


 

 素手での戦闘が多かった今章ではあるが、元来、職業は剣姫という剣聖のワンランク下のもの。

 冒険者業で稼いでいても満足に扱える剣と出会えず、頑丈な短剣型の魔剣しか集められなかった為、仕方なく短剣による二刀流戦法をとっているという背景がある。実際はシキの持つ紅の刀剣のような長剣の方が得意。



 特別硬いゴーレムや図体のデカい魔物相手には剣が通用しないorダメージ量が稼げないこともあって、籠手やシキの手甲のような手を保護する武器を欲していたが剣と同じ理由で自分に合う籠手を見つけられず、結局本来全く向いていない、徒手空拳での戦闘を余儀無くされていた。

 獣人特性の〝気〟を使うことで圧倒こそすれ、前述の通り、適性のない戦闘方法なので苦戦することも多く、また〝気〟に関しても家族や師に従事することで覚える秘伝の技術的要因が大きい為、ほぼ独学で使用、鍛えており、全体的な強さとしては強者ではあるものの、獣人としては未成熟といったところ。



 アンダーゴーレムとの戦闘やシレンティ騒動、今回の戦争でそれらを強く実感していて、表には出さないが、一度祖国に戻り、真面目に修行しようかと考えていたりする。



 貴族である実家から家出していること、その際、国境の警備を強行突破して人族の国に来ている為、普通に指名手配されていること、シャムザ出国後はシキに付いていこうかなぁと漠然と思っていたこと等々、様々な要因から悩み中。

 尚、そんなことを考えつつも順調にハーレムメンバーを集めており、現在はプリム、ゾルベラという二人の少女に加え、もう一人加わったという噂がある。



 【裏話orぶっちゃけ話】


 初登場時に出てきた、人の耳の幻影を作り出す魔道具で姿を偽っている設定と無駄に使われた偽名は何だったん? と、何故か作り出した作者に思われていたりする。作者自身、何の意味があったんだろうと未だに疑問を覚えており、今後深掘りするかは謎。〝気〟とか獣人の国の話とかアリスとシキでの成長物語とか、元々は考えてたんですけどね……ストーリーの軸が現時点でも揺れまくってるんで泣く泣くカットです。










 プリムとゾルベラ、その他。アリスのハーレムメンバー。



 青長髪の僧侶がプリム。人族と魔族(ドワーフ種)のハーフで褐色黒髪幼女なのがゾルベラ。

 その他、もう一人増えたらしいけど未登場。作者の頭の中にも明確なイメージがない。何ならプリムとゾルベラも、ですます口調のヤンデレ僧侶、訛り口調の幼女でしかない。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 過去とか色々考えてたけど、彼女達にフォーカス当てたところで何の意味もなくないか、と気付いてしまったので殆ど割愛。アリスというヒロインなのか、友達枠なのかよくわからない立ち位置のキャラのハーレムですしね。ライのハーレムよりも影は薄い。









 リュウ。リュウオウ=サガミ。何でこんな名前にしたのか、未だに思い出せないモブ。



 シキと同じく召喚に巻き込まれた日本人。

 黒髪黒目、中背中肉。元はややぽっちゃり体型だったけど、ストレスで痩せた。尚、描写はない(忘れてた)。



 常におどおどうじうじしてる生粋の陰キャチー牛で、好きな話題となると早口で捲し立ててくる。女性相手だと視線も右往左往してくる。が、最近は慣れたのかそこまでどもったりしない。

 気が弱く、戦闘も苦手だが、固有スキルが強力な為かスキル無し、魔法無し、武器無しのシキなら圧倒出来るほどの強さを持つ。



 シキの魔族化の際、救出出来なかったことを悔やんでおり、ショウやアカリと共にシキを探していた。

 今章ではアリスと先に合流することでなし崩し的にシキと再会し、和解を済ませる。



 今後の動向は未だ未定で、シキに付いていくべきか、シキのように目的を見つけるべきか、長いこと悩んでいる。



 異世界人のくせにステータスは凄まじく低い。

 その理由は二つあり、先ず職業が『無職』であること。無職とは何の適性もない最低最悪の職業。成長性も無ければ向いている技能も得られるスキルも無い。まさに無能。



 もう一つが撫子と同じ【鶏鳴狗盗】を所持していること。



 【鶏鳴狗盗】……全ステータスが極端に低くなる代わりに、対象が『最も要らない』と思っているスキルを低確率で入手出来るようになる。能力の発動条件は対象の攻撃を受けること。発動は一個体につき、一回のみ。



 固有スキルは一人に付き、一つだけ所持可能な特殊なスキルであり、一個体のみが有することが出来る(勇者は例外で二つ所持出来る)。また、所持者が死亡すると素養のある赤ん坊が産まれた際、受け継がれるという性質を持っており、全く同じ固有スキルを持った人間が同時期に存在することは絶対にあり得ない。

 しかし、撫子の【一子相伝】や【鶏鳴狗盗】のようなコピー系、あるいは他者のスキルを強奪するような固有スキルは例外らしく、稀に同じ固有スキル所持者の生存が確認されることがある。



 【裏話orぶっちゃけ話】


 上の固有スキルの設定は書いてて面倒臭くなってきた&設定厨の自分語り世界観語りほど鳥肌の立つものはないと思ったので途中でカット。話が盛大に逸れますが、中二病患者が悶絶するアレです、ええ。何回も色んなところで書いてるけど、拙作は最初の方も黒歴史レベルで恥ずかしい。何で無駄に設定や世界観を語っているのか。自分で書いておいて共感性羞恥がエグい。いっそ削除して書き直したい。書き直そうと読み返しては「説明せんでええねん、語るな語るなっ」ってなって悶絶し、心が折れてたりする。









 ショウ=アキナ。シキやリュウと同じ召喚者で、唯一の大人。元サラリーマン。



 痩せ型で何処にでも居そうな平凡な顔立ち。黒髪黒目。

 最近ちょっと太ってきた。



 【等価交換】……所持者が同程度の価値と感じる物体(生物含む)同士の位置を入れ替える。イメージした物体と同価値のものを消滅させることで、任意の物体を創造する。



 上記の固有スキルを持ったモブ。異世界人の中では最弱であり、アーティファクトや銃火器無しでは戦えない。

 本人なりに信念や芯がある大人だが、付和雷同的な一面があり、今章に至るまで誰かの後ろに付いて回っている。



 しれっと自分の商会を立ち上げており、戦争終結後、復興支援やアーティファクト創造でシャムザに多大な貸しを作って足場を固め中。



 【裏話orぶっちゃけ話】


 能力を強くし過ぎてぶっちゃけ扱い辛い。今後は一旦退場かなぁと作者に思われている。










 ヘルト。アカリと同じ現地生まれの勇者。



 くすんだ赤髪にくたびれた民族衣装、人嫌いな性格が特徴の青年で、勇者の割に強くはない。

 単純にシャムザに生息している魔物が強力過ぎてレベルが低いというのあるが、本人の才能的に弱い。魔法も剣もそこそこ程度。



 レナやナールの父が執心していた、固有スキル保持者、優秀な職業者集めの被害者であり、その執着っぷりと厳しい教育方針に疑問を覚えた両親は彼を連れて逃げようとした直後、知り合いからの密告で国に居場所と存在を知られ、そのいざこざの最中に命を落としてしまう。

 一方でヘルトは幼いながらも逃亡に成功。以降は隠れて生活し、スリや強盗で何とか生きていた。



 その後は【先見之明】で彼の存在を知ったセシリアが彼を匿い、人嫌いで手段こそ選ばなくなったものの、完全には腐らずに育てた。

 惚れっぽい性格でセシリア、レナ、アカリの三人同時に惚れており、二人はシキの方に行ってしまったので諦め、境遇の似ていたアカリは必死に口説き落とした。



 エアクラフトやアンダーゴーレムの扱いに長けており、『砂漠の海賊団』はおろか、シャムザ中でもヘルトほど操作の上手い者は居ない。

 尚、速度や持続性だけで言えばシキの名も上がる。が、やはり器用さが違うのか、咄嗟の判断や機動性、重心変化等を考えるとヘルトの方に分配が上がるらしい。



 固有スキルは全ての遠距離攻撃が必中するようになる【百発百中】。もう一つは不明。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 地味にプロットには存在しない、作者の気分で急遽生まれたキャラ。何となく『砂漠の海賊団』の主要メンバーがセシリア一人はちょっと……的な理由で誕生。その為か、作者の中では大分影が薄く、たまにオイラ口調が崩れており、慌てて修正されてたりする。










 アカリ=カグラザカ。元シキのヒロインで現ヘルトの恋人。勇者と聖騎士の並行職。



 日本人のような黒髪と顔立ち、日本人らしからぬ金色の瞳が特徴。

 異世界人ではないのでシキ達に比べるとステータスがパッとせず、同じ現地人と比べると天才どころの騒ぎじゃないという微妙な強さ。剣と盾が標準装備だが、盾でのガード役……所謂タンクをこなすことが多い。



 1章以来の登場ではあるが、リュウ達と同じくシキを救えなかったことを悔いており、身体に刻まれた、奴隷紋という主人と奴隷、互いの位置と状態がわかるものでシキの居場所を突き止め、シャムザに先回りしてシキと再会した。



 シキのことを恩人として好いていて、それで恩を返せるのならと身体を差し出すことや日々の世話焼きを自主的に行う。が、シキには要らんと一蹴されている。

 今章では役に立とうとエアクラフト操作を覚え、エアクラフト部隊を指揮し……と色々努力したものの、やはりシキに拒絶され、挙げ句「もう自由なんだからお前の好きなように生きろ」みたいなことを言われたので、じっくり考えた結果、何か必死に口説いてきていたヘルトに靡いた。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 扱い辛いというか存在理由が微妙なキャラNo.1。作者には勇者なのは百歩譲って良いとしても、聖騎士じゃなくて重騎士の方が良かったなぁとか今更ながらに思われている。本当に初期の初期プロットではそもそも居ないし、急遽存在をプロットにぶち込んで考えた結果、シキのサブヒロイン……というか奴隷ポジヒロインで普通にヒロインやってたんだけど、王道の異世界ストーリーをギャグ多め、地味に設定だけはシリアス的な感じで行きたかったところを作者が全くギャグシーン書けなかったことでキャラ、設定が崩壊。マジで色んな意味で書き辛い。後、奴隷紋の設定も当初は互いに付かず離れずで今みたいに片や「要らん!」、片や「もっと使って!」を上手く扱えて良いんじゃないかと思ってたけど、ぶっちゃけ要らなかったかなぁとも思う。まあ大半はイクシア王の謀略やアカリとの色んなストーリーを「うっすい。要らね」と雑にポイっした作者が悪い。








 ナール=ア=シャムザ。レナの兄。敵なんだか味方なんだかよくわからないキャラ担当。



 黒長髪で褐色のデブ。顔も酷い。が、痩せている時や若い頃は愛嬌があったと周囲に嘆かれている。

 固有スキル【責任転嫁】を所持しており、自身が取り込んだ物質を他者に移し、毒や回復効果を移すことが出来る。



 元は王である父寄りの、保守的な考え方の持ち主で、自己顕示欲や権力に対する執着、民を見下す姿勢と絵に描いたようなクズ王族だった。

 レナの他に居た異母兄弟を固有スキルで暗殺し、王位継承権が低く、その上見た目も美しいレナは殺さずに手篭めにしようと企てる等、やること成すこと考えることがゲス。



 しかし、シレンティ騒動以降、目の前で民が死んだこと、民の苦しむ声や死ぬ姿を直に見聞きしたことで王族としての責務(笑)に目覚め、真人間()()になった。

 帝国との戦争や『崩落』戦ではシキをサポートして癒し、終戦後も王族として数々の指示を出しつつ怪我人を治して回ったりと、端から見れば完全に真人間と化した。



 が、本人の中ではどうあれ、シキから言わせると「クズが上辺だけの責任を感じて焦ってるだけ」であり、「元がクズな人間がそうそう変わるものか」とシキだけでなく、アリスや撫子にも思われている。

 現在は亡くなった父に代わって王の座を正式に即位。レナと共にシャムザを豊かにしていこうと誓い、奔走している。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 「主人公と真逆の能力ってどうなんだろう?」という疑問から生まれたキャラ。ルフ◯とエ◯ルみたいな感じ。思った以上にチートだったので、これ幸いにと汚い王族として登場。性格やら背景やら能力やら、作者的にはキャラとして結構成り立ってるんじゃないかと自慢に思われている。







 ナタリア。レナの専属メイド。



 褐色茶髪ポニテメイド。レナとはレナが王族に祭り上げられた直後からの付き合いで、親友でもあり、戦友でもあり、主。

 ある程度戦闘はこなせるが、レナよりは弱い。



 しれっと将来有望なショウとくっ付いていたしっかり者。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 ヘルトと同じでレナ側の人間がネームドキャラが一人も居ないのはなぁ……ということで誕生。作者的にはぶっちゃけ要らなかったかも感が強い。一応、帝国との戦争でハルドマンテに乗ってたりとちょくちょく出てるけど、やっぱり影が薄い気がする。










 レド。2章から引き続きモブ担当。



 赤短髪の少年(元)冒険者で、現在は『砂漠の海賊団』で一兵を担っている。

 っす口調が特徴。何かアニータと色々あってモジモジしているらしい。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 っす口調キャラ、別に欲しかったなぁと思われているモブ。例えば「ジル以外に竜人族の生き残りが居てシキに師事する、っす口調の女の子とかヒロインとしてもストーリーとしても中々じゃね?」等々、作者の妄想が止まらない。








 アニータ。2章から引き続きモブ担当。



 レドと同じ町に住んでいた少女で、現在は『砂漠の海賊団』の炊事洗濯家事担当。

 街を間接的に滅ぼしたシキを恨んでいたが、色々あって恨みは霧散。今はシキの裏事情を知って尚更悪いことしたなぁと反省している。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 特に無し。名前出したり出さなかったりでレドと一緒にチラチラ出てるけど、レドと違って口調が特徴無いから「これ読者側、わかってるかな?」とか思われている。











 元クラスメート達。シキ、ライ、マナミのクラスメート。多分、敵役。



 当時のクラスと教師でライ達が召喚された場所に花を添えようと集まったところ、先に来ていたメイ達と共に帝国に召喚された。



 時期的にはルゥネがクーデターを起こす直前の出来事だった為、前皇帝は彼等に何ら影響を及ぼすことなく死亡。以降はルゥネが育成に取り掛かったものの、教師含め何人か彼女の意にそぐわない……謂わば面白くない人間がおり、見せしめとして処刑されている。



 シャムザに来るまでに矯正されたこともあり、帝国主義に若干引っ張られた思想を持っており、急速に力を付けたが為に精神が未成熟とはルゥネの談。

 本当の戦争というものを知れば身の程もわかるだろうと最前線に放り込まれたが最後、運悪くシキと再会。三十人弱から約1/3にまで数を減らした。



 シキに惨敗した直後はルゥネの元に逃げ帰り、雑魚は要らんと一蹴された上に銃で撃たれ、更に何人か死亡。

 最終的には六人になったが、何とか逃亡に成功した。



 しかし、その後何らかの理由から二人と四人に別れて行動を再開したらしく、二人はシャムザのシン砂漠で盗賊に、四人は姿を眩ました。



 シキとマナミは接点がそもそもなく、反対にクラスメート達も二人のことは知っていてもそれほど興味がある訳ではない程度の間柄。何人かはマナミと交友関係がある。

 お互いにお互いのことを『ライの友人』と認識しているが、学生時代のシキは顔と名前を何となく覚えたくらいで、クラスメート達は人気者であるライの幼馴染みで親友を気取る嫌な奴くらいに思っていた模様。



 生き残りの内、四人はシキに「そこそこの雑魚」と評されており、無口な男と盾持ち男、鑑定系の固有スキルを持ったマナミの女友達一人、【変幻自在】を持った一人と、性別、容姿、固有スキルを覚えられている。尚、名前は記憶にないらしい。



 【裏話orぶっちゃけ話】

 作者の気分で登場。初期プロットだとクラス召喚だったので何人かは作者の中で味を出してるキャラが居るんだけど、多分読み手側からすると影が薄いことに違いはない。

 ネームドにしたらキャラ増えてメンドイよな……ってことで名前はないけど、今後は命名されるかも?





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