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闇魔法の使い手  作者: 葉月 縷々
第3章 冒険者編
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3章の登場人物紹介



 【今後のストーリーに必ず登場するメインキャラ】



 ユウ=コクドウ改め冒険者のシキ。



 短い黒髪に高い身長、魔物の骨を模した仮面、そこから覗く紅い瞳が特徴。額から黒い角が生えており、形状を変えられる仮面で魔族であることを偽装している。



 右腕以外の四肢にそれぞれ手甲、脚甲を、胴体には胸当てを装備。手甲には三本の爪が収納されている。仮面含め、全てが黒く染まっている為、全身黒尽くめで怪しさ満点。凄まじい切れ味を誇り、シキに爪斬撃と名付けられた斬撃飛ばしに赤熱化するほどの熱で切れ味を上げることが出来る長剣。また、同様の硬度の短剣とショーテル、十本ほどの剣を入れることが出来るマジックバッグ化した魔法鞘と様々な道具が入ったマジックバッグを持っている。長剣や短剣は数本落としてしまったが、戦闘に支障はない。



 魔族化する原因である拷問時、誰よりも助けてほしかったライに助けてもらえなかったこと、魔族になった自分へ見せた咄嗟の反応を長年の友情への裏切りだと感じ、立場的には仲間である早瀬を殺したことやイサム(イケメン(笑))の顔を溶かしたことに関係なく彼等の元に帰りたくない、何にも縛られず自由に生きたいと思ってしまった。



 日本人である自分は死んだこととして死んだ鬼……シキと名乗るようになったが短い期間だけ滞在するつもりの町で友人が出来てしまい、以前と同じく見捨てられずにずるずると長居していたところ、過去、自分が聖騎士ノアの腕を斬り飛ばしたことが原因で現れた〝厄災〟、ジンメンの騒動に巻き込まれ、悲劇に遭った。



 偶々出会ったムクロという吸血鬼種の魔族に《魅了》のスキルを使われ、心を奪われたことで魔物にならずに済んだが、元々恋心を抱いていたジルへの想いが薄れてきたこと、魔族化してから人を殺すとステータスレベルが上がりやすくなったことを若干気にしている。



 理不尽に次ぐ理不尽。悲劇に次ぐ悲劇。

 どこまでも続く災難に心が疲れきっており、少々危うい。今回の件で良いイメージのなかった聖神教を明確に〝敵〟と認識した。



 2章では必死に生き足掻こうとする様々な人間の姿、友人の死、死の淵を経験し、本当の〝死〟を知った。

 また、〝死〟を一時的に忘れる〝無我の境地〟とその逆、感情の爆発によって生存本能を呼び覚ますことが出来るようになり、オーク魔族のゲイルが使っていた《咆哮》スキルを習得したが、代償として少なくない精神的ダメージを受け、右目を失明することとなった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 種族:魔族<オーガ>

 名前:ユウ・コクドウ

 性別:男

 年齢:17→18

 レベル:1→12

 職業:狂魔戦士

 称号:堕ちた者・固有スキル所持者・悪の権化・戦闘狂・指揮官・軍師・先導者・生還者・地獄を味わった者・化け物・人の形をした悪魔・殺戮者・黒夜叉



 HP:3841→5020

 MP:4277→5671

 攻撃力:6893→8988

 防御力:3526→4235

 魔攻力:4201→5046

 魔防力:4199→5053

 敏捷:6367→7234

 耐性:5018→6367



 固有スキル

 【抜苦与楽】Lv3


 スキル

 《言語翻訳》LvEX

 《身体強化》Lv7→8

 《感覚強化》lv7→8

 《成長速度up》lv6→7

 《鑑定(全)》lv7→8

 《闇魔法》lv5→6

 《狂化》lv5→6

 《負荷軽減》lv9

 《詐欺》lv7→8

 《演技》lv7→8

 《仮面》lv7→8

 《人心誘導》lv7

 《並列思考》lv7→8

 《高速思考》lv7→8

 《記憶補助》lv6

 《集中》lv7→8

 《武の心得》lv7→8

 《怪力》lv6→7

 《金剛》lv6

 《痛覚耐性》lv2→5

 《直感》lv1→2

 《咆哮》lV1(NEW



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 【裏話】


 もう少し冒険と軽い雰囲気が欲しかった2章ではあるが、概ね彼に関しては予定通りの成長になっているのでどんどん悲劇に遭っている。

 次章こそ冒険多めの明るいストーリーにしたい……というか彼を休ませてあげたいものの、ことストーリーや展開には作者のノリと気分で変わり、これまで書きたい話に持っていけてないので望み薄。















 

 ライ=イナミ。魔王討伐の為に召喚された『真の勇者』であり、シキの元親友。



 淡い茶髪にシキにギリギリ届かない高身長。誰もが認める甘いマスクが特徴。怒るとシキ同様、口調が粗暴になり、本性を現すが普段は非常に温厚で優しい。

 胴体と四肢を重視した黄金色に輝く軽鎧を装備していて状況に応じて盾を持つ。常用している武器は西洋剣の形状の聖剣。大抵のものはそつなく操れ、全ての魔法属性を持っている為、最強のオールラウンダーと言える。



 友人であるユウが一番助けを求めている時に助けてやれなかったことを後悔しており、『付き人』に連れ去られて行方不明になっていたユウを探したかったものの、マナミの癇癪を相手している内にミサキに迫られ、聖騎士ノアに誘われ、何やかんやでマナミ以外の愛人を手に入れ、今回の騒動に参加することとなった。

 未だ殺人への忌避感に苛まれているようだが、自分の甘さのせいでマナミが意識不明になってしまった時から少しずつ変わり始めている模様。



 殺されたのかもしれないと思っていたユウと再会し、今度こそ助けるつもりで奮闘していたところ、当の本人に存在そのものを拒絶され、瀕死にまで追いやられた。



 現在はマナミによって完全回復を遂げており、町の生き残りが居ないか、ジンメンの生息範囲はどこまでか、等の調査に当たっている。



 今回の件で、戦争後、何度も伝えていた筈のユウを自分が知らぬ間に殺そうとしたこと、ジンメンを滅ぼす為とはいえ、平然と町と町の人間を犠牲にした聖神教と聖騎士ノアに強い疑心感を覚えた。

 今後は一旦、聖神教と距離を置き、再びユウを捜しに行く予定。



 ステータス面での成長は無し。



 【裏話】


 唯一、当初の予定通り進んでいるキャラであり、順調に優柔不断系勇者の道を辿っている。良い感じにウザ勇者になってる……と作者は満足しているが、今回はアホ行動、めっちゃ目立ったかもしれないと心配もされている。

 次章は出ない予定。もしかしたらチラッとだけ出るかもぐらい。













 マナミ=ユノ。召喚に巻き込まれた再生者であり、シキの親友。



 黒髪お下げと優しそうな穏和な顔が特徴。元々整っていたが、異世界に来てから表情が明るくなり、より魅力的になった。

 描写はないものの、聖軍に白いローブを着せられており、今章では武器は持たなかった。



 ユウを助けられる力がある筈なのに発揮出来なかったこと、自分に何も言わずミサキという愛人を作ったライに対して強い怒りを覚えている。また、ミサキや聖騎士ノアに対してもモヤモヤする気持ちが抑えきれず、悶々としている。

 しかし、最もユウとライの側に居たからこそ、二人の気持ちがわかっており、ユウの苦悩や願い、ライの想いを重く受け止め、どうすれば三人で元のような関係に戻れるのか模索中。



 【起死回生】が無ければそのまま死んでいたであろうライと聖騎士ノア、出血多量でどんどん冷たくなっていくミサキを完治させてからはライと話し合い、お互いの認識と考えを擦り合わせている。

 尚、ライとミサキが取り逃がし、シキが殺した元傭兵に頭を強打されてからの数日間、聖軍が自分を眠らせていたことを不問とする代わりに、ユウを追わないでほしいとレーセンに懇願し、彼への直接的な追っ手を排除する働きを見せた。



 ステータス面での成長は無し。



 【裏話】


 ユウとライが生む軋轢のクッションの役割を担わせたいけど、能力が強すぎて正直扱い辛くて仕方ないと作者に思われている不遇なキャラ。後、ちょっとヒステリー気味にし過ぎたかも、とかなんとか。

 ライと同じく次章に出番無し。












 聖騎士or聖女ノア。シキのライバル的存在であり、絶対的な〝敵〟。姓名は出す必要なかったなと思ってしまったので割愛。

 


 白い長髪に白い肌、白い瞳、氷や機械を思わせる無表情が特徴の女の子。ライやシキの一つ年下。顔立ちはどちらかと言えば可愛く、愛嬌があるのだが、如何せん無表情過ぎてそのような印象はない。

 月白のドレスアーマーを装備しており、シキとは対称的に全身白尽くめで固められている。『神の盾』という決して壊れない効果を持つ専用の盾を使うことがあるものの、衝撃は殺せない上に動きが少し遅くなるので、シキや魔物相手には相性が悪い。



 目的の為には手段を選ばない性格で、マナミを昏睡させたり、ライを利用したり、町を壊滅させたりと普通の感性を持つ者からすれば最悪と言える存在。更に、他の信者との距離が近くなると、その者の信仰心を昇華させて狂わせてしまうという、迷惑極まりない特異体質を持ち合わせており、ただそこに居るだけで度々問題が起きる。



 義理だが、親子関係にあるからか、聖騎士レーセンとよく行動を共にする。

 今回は自身の身体に『封印』されていた〝厄災〟と呼ばれる強大な魔物の内の一体……ジンメンを鎮める為に動いていたが、運良く、あるいは運悪くシキと遭遇。お互いと部下の命を賭けた決死の攻防戦を繰り広げることとなった。



 レーセンと同じくスキルが多彩なのだが、彼ほどの経験や技量はなく、固有スキルも所持していない為、決定打に欠ける。

 また、スキルが多彩であるが故にあまり時間を掛けすぎるとスキル頭痛に襲われて動けなくなるという弱点があり、シキに看破されたのち、利用され、苦戦を強いられる。



 マナミを守る為、咄嗟に飛び出たライを庇い、死にかけた。

 現在はマナミに治してもらった後、聖神教の教祖や上層部から『黒夜叉』は一旦放置し、ジンメンの殲滅に専念せよとの勅命を受け、対処に当たっている。



 【裏話】


 特に無し。ライと同じく当初の予定通りのキャラになりつつある。強いて言うなら気持ち強くしすぎたかも。

 彼女も次章は出ないだろうと予想。










 『付き人』のクロウ。



 作中一の中性系イケメンであり、作中一の強さを持つ謎の人物。

 腰まで届きそうな茶色のポニーテールと張り付けたような笑みが特徴。



 神出鬼没で何処にでも現れ、常に黒い貴族服を着ている。

 何らかの力でシキのことを見ていたらしく、心が折れてしまったシキの手助けをした。



 【裏話】


 本来は出る予定なかったのにどうしてもフィクションでよくある自分の妄想との対話シーンが書けなくて登場。当初、シキがアクアの死から立ち直る場面は何となく思い出したジルとムクロへの想いで……という感じだった。書いてる内に「え、これどう言い訳しても結局シキの妄想だよな? ……いや、これはちょっと……キッツい……」と思った者が居たらしく、「そういうのはアニメとか漫画だからこそ納得出来るんだなぁ」と頷いていたとか。単純に文章力が死滅しているからという線もある。















 ムクロ。高位の吸血鬼種の魔族。地味にシキのメインヒロイン。



 赤黒い長髪と真っ黒な隈、深海を思わせる暗さを持った紅い瞳が特徴の怪しいお姉さん。身長は女性にしては少し高く、その辺の草や木に向かって自分は美乳と美尻、美脚だと自負しているところを目撃して一人戦慄していた黒い鬼が居るとか居ないとか。

 黒いドレス一着に大量の金だけを持ち歩いて行き倒れていた変人かつ羞恥心やら清潔さやら何やらを纏めて何処かに落とした、元々は美女だったんだろうなぁと思われる残念美人。



 口調がコロコロ変わる、気を抜くと寝てしまう、記憶が所々欠如しているという特殊な一面が幾つもある一方、素は少し偉そうなものの、ちゃんとした芯と明確な意識を持っている。

 しかし、普段のギャップとも相まって、シキには不思議ちゃんのイメージが定着していたりする。



 そんな不思議ちゃんだが、1章のボス的存在だったオーク魔族のゲイルとは旧知の仲らしく、魔国での立ち位置は相当上位であることが窺える。

 本人は()貴族であり、公爵だと名乗っているが真偽は不明。また、何故人族の国に居るのか、何の用があるのかは教えてくれない。



 職業は魔法使い系の何かであり、今のところ不明。彼女の使うものは既存の属性魔法とは違い、謎の言語で詠唱するもので、その威力、範囲、制御力は異常の一言。

 シキ曰く、魔法使いバージョンのジル。物理の世界最強がジルなら魔法の世界最強はムクロではないか、とのこと。更に、膂力も桁違いに強く、シキの攻撃力を上回る身体能力を有しており、人面型ジンメンの初登場時には本気で抵抗するシキを問答無用で絞め殺しかけるほどの腕力を発揮した。



 南に用があるらしく、ひたすら南下しようとしているのだが、何故かその辺で寝てしまったり、記憶が混濁したり、進む方向を間違えたりと目的や人物像がフワフワしており、大事な用なのかすら怪しい。

 初対面のシキを甚く気に入っており、必死に仮面を被っているシキを可愛く思っている。



 ステータス不明。



 【裏話】


 名前忘れたで通したけど、つい最近、「あれ……そういえばステータス設定あったな……」と割りと重要なことを思い出し、「しまったあああああっ!!」等と喚き散らしては自分の失態に日々、悶絶している大馬鹿者が居るとか。後、「2章からメインヒロイン登場ってどうなんだろう……」とか何とか。




作者から一言二言三言。

次章は過去一番の長さになるかもです。多分、ストーリー上、二番目くらいに大事なところなので明るく未知に溢れた冒険と重くはないストーリーの形成、今章までの重苦しい雰囲気をぶち壊す為に五十話で済めば良いレベルかと。もしかしたらもっと長くなって今回以上にグダグダになるかも……2章でめちゃくちゃグダっておいて申し訳ないんですが、長い目で見てくれれば幸いです。後、評価ポイントとブックマーク貰えるとモチベーションに繋がるので是非……!

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