第五話 ~少女との別れ~
第五話 ~少女との別れ~
―ドーラ村<帰還>―
辺りは暗く、村は明かりが点いていた。
俺とマナトはすたすたと村へ戻って行く。
―宿前―
「あ、」俺はつい目の前に映る、彼らの姿。
宿の前で3人の女性は腕を組み、こちらをにらむような目で見ていた。
後ろの黒と相崎はにやにやした顔で口に手を押さえながら笑いをこらえている。
なにが面白いのやら、俺がこのあと彼女らに“ぼこぼこ”に言われるのは予想ができる。
「はぁ~」と俺はため息をつきマナトをかばうように前でた。
「どこ行ってたの」三人は怖い顔と怖い声で言った。
「いやぁ~その~。」俺はあせって、言葉がでない。
「あ~あ、あんたホモだったんだぁ~」ユリアは怖い声で言う。
後ろの二人はわざと引いたような顔をする。
「ち、違う。薬草を取りにいっただけだ。」俺は全否定する。
彼女らは“本当か?”と言う顔で俺の目を覗きこむ。
俺は彼女らの目線にやられ“ソッポ”を向いてしまった。
これはまずいと思い「ほら、」と薬草を見せ付ける。
「はぁ~あのね。僕たちを頼っても良いんだよ!!」ティアはあきれた顔をしたあと優しい顔をした。
「そうよ!!。あんたたちが死んだら誰がこの世界を救うのよ!」とユリアは目に涙をこらえて“ツン”とした顔をしていた。
「でも、お前が一人の少女を救えないくらいだったら世界も救えないとか言ったから。」俺は照れながら言った。
「まぁいいじゃないですかぁ。」アリスは元気良く間に入り俺とユリアの一方的な喧嘩を止めていくれた。
「そうだ、アリスの言うとうりだ!」黒もそれを見て止めてくれた。
後ろで相崎も腕を組みうなずいていた。
「よーし、今日は宿に止まろう!!」ティアは腕を大きく上げ、飛び上がった。
―翌朝―
俺たちはあの少女のとこへ行く。
「すみませーん!」俺たちはドアを“コンコン”と鳴らす。
30秒ぐらいしたらドアが開いた。
「あ、カミトさん!!」と少女の母親が出てきた。
「薬草、もってきました。」俺は手に持っていた薬草を渡す。
「あ、ありがとうございます。」と母親は涙を浮かべて、神でも敬うように土下座を何回も何回もする。
「そんなことはやめてください、お母さん!!」俺は母親に頭を下げるのをやめさせるように言った。
そうすると母親は立ち上がり“さぁさぁ”と言い、俺たちを家の中に招く。
―少女の眠る部屋―
母親は水に擦り減らした薬草を少女に飲ませた。
そうすると少女の体は見る見るうちに治っていく。
母親は嬉しさのあまりか涙を流していた。
「本当にありがとうございます。」と言い母親は少女を抱き“良かった、良かった”と言い続けた。
―リビング―
「あの~何かお礼をしたいのですが。」と母親は椅子に座り言う。
「お礼なんてそんな。」俺は前に手を振り、遠慮をしているようなポーズをした。
「そうだ!!TOUKYOUについてご存知ですか?」相崎はひらめいた顔をしながら言った。
「TOUKYOUですか?、あ、王国がこの村の先の橋を渡ったところにそれが多分!」母親はこの前、俺とマナトが見たあの王国のこと言っていた。
「それは、」でもTOUKYOUは海を渡る必要なはずだ。
「そこに行って見ようよー!」ティアは楽しげに言う。何か勘違いしているのではと思った。
「分かった、そこに言って見るか。」俺たちはその王国へ行くことにした。
母親と少女に別れの挨拶をして次の王国へ歩き始めた。
―セーブ―
今回の内容で仲間たちとの関係も頑張って描いてみました。まだまだ初心者ですが、宜しくお願いします。
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