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俺の異世界転生はいつも記憶喪失から始まる   作者: 天野川 工太朗
第七章 ~神界最強闘技伝~
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第五話 ~闘技伝 外伝Ⅰ ~

第五話 ~闘技伝 外伝 ~


俺はその後、ルルと少しお昼を満喫していた。

―神界 カイル街 商店街―

俺たちはルルとの貴重な時間を商店街で過ごす事にした。

二回戦は4時50分から開始である。

今は11時34分、もう少しでお昼どきだ。

「なあ、たこ焼きなんてどうだ。」と俺はルルに言ってみるが、ルルは鞄の中に入っている何かに集中している。

「ルル?」

「ああ、なんでもありませんよ。それより、あの獄うまラーメン行きましょ。」

とルルに腕をつかまれ“あーれー”っと言う感じにラーメン屋に連れて行かれる。

ラーメン屋の前に着くとルル嬉しそうな顔で店の中へ。

「いらっしゃい。」と店長っぽい人が大きな声で言う。

二名かい?みたいなコンタクトをルルと交わす店長は部下っぽい人に奥の二人部屋に案内する。

そこは座敷部屋で座布団が並べられていた。

俺は気を使い奥の方に座るが何故か縦に座らず横に座りに来たルル。

「どうした、ルル?」

「私、カミトさんの隣に居たくて。だめ・・・ですか?」と瞳を乾燥させてキラキラっとした瞳にしたルルは俺に急接近する。

俺はあまりにも押しに弱いため少し良いかなっとか思ってしまう。

「まあ、良いかな。」と後頭部に手を置き頭を掻く。

「お客さん、イチャイチャするんだったら!!」と物凄い目つきの店員は、もう一つ後ろに店長らしき人が“メラメラ~”としたオーラを出す。

「いて!!何すんすかてんちょ~う。」と後ろから大きな手の平で部下を殴る。

その光景は昔の漫才みたいであった。

「うふふふふ」とルルは初めて会ってから最高の笑顔で笑う。

こんな顔もするんだな~。

店長と店員は物凄く謝り、ラーメンを奢るとまで言う。

どうしたら、ラーメンを奢るのか・・・・。

ラーメンが届くと箸をパキって割り、手を合わせていただいた。

手を合わせる風習は第68世界の日本と言う国が発祥と言われているが本当か知らない。

でも割りとこの風習が気に入っている俺はルルに不思議そうな目で見られる。

「何故、手を合わせるんですか?」とルルは俺に対し問いかける。

「ああ、これは第68世界の日本って国の風習なんだ。」と俺は物知りそうに答えるがそれ以上先は知らないがな。

「へ~、やっぱりカミトさんは物知りなんですね。」とルルは言う合間にラーメンの麺は少しづつ伸びていく。

「麺延びるぞ!!」と俺が言うとルルは目を光らせ“がりがりがり~”とラーメンの麺を啜る。

僅か10秒足らずでラーメンを食べてしまう。

「す、凄い」と俺は驚きの事実を知ってしまう。

このギャップはどこから生まれたのだ。

爺のやつ一体どんな育てしたらこうなるんだ。

俺はそう思いながらも麺を“スルスルスルー”と極一般の麺の啜り方をする。

うまいなこれ、確か豚骨って言ったけか。

「叔父さん、替え玉固麺お願いします。」とルルのお淑やかな声が聞こえると思ったら横は既にラーメンの替え玉の皿でルルが見えない所まできていた。

俺は食べ終わるとルルのまだいけるという顔は続いていた。

だが、察したのか手を止め最後のスープを飲み乾し皿をそこに置く。

「じゃあ、行きますか。」と言い外に出る二人は時間が近づいていたので会場へと向かう事にした。

会場に着くと控え室と観戦席への道の分かれめで少し立ち話をする。

「カミトさん、私応援してますから。ダニエルさんに負けないでください。」

とルルは応援をしてくると姿勢を送るが少し悲しげだ、まさに俺が負けるかのような顔をしている。

「ああ、勝ってルルと爺に良い所見せるよ」と元気な声で言い控え室へと向かう事にした。

これ以上話すとルルも感づいて心配するだろう。

でもダニエルに負ける原理が分からない。

試合前の挑発、それは何を意味するのか。

このときの俺はまだ知らない。

―セーブ―

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