第一話 ~動きだす天の手~
第一話 ~動きだす天の手~
お墓、死体、お墓、死体。ティアは仲間の死体をガーレットの木の下に埋める。
泥だらけの彼女は無表情で穴を掘る。スコップは木に掛けてあるのに彼女はそれを使わず手でを使い堀続ける。
彼女の爪の間には土と思いが詰まっていた。
その思いを思い出すたびに、無表情な彼女の心は少しづつ悲しい表情に変わっていく。
埋め終わる彼女はどこに行けばいいのかも分からずにただ歩き続ける夢―
―船 寝室―
カミトは目を覚ます。天井は曇ったように見え徐々に明かりを取り戻していく。
体が重いな・・・・ん?ティア俺のお腹の辺りで寝やがって。
ティアの目には涙が乗っていた。カミトはそれを指で拭きっとティアの体を揺すり起こした。
「おい、ティア起きろよ!」俺はティアの頬に指を当て“むにゅー”とする。
ティアは“っは”と目を覚ます。カミトが目の前で起きているのを見て驚いた顔をする。
「おはよう、ティア」とカミトはティアの頭を撫で撫でする。
ティアはカミトに抱きつきうれし涙をだす。
「よ・・良かった!」と涙を拭き笑顔を見せるティア。
―船 会議室―
ドアが開くとカミトがティアの肩を使い足を引きづりながら机と椅子のある方に歩いて行く。
「カミト!戻って来たの。」ユリアは椅子を立ち上がり言った。
「俺は死んでなんかねぇーよ。話はティアから聞いた。」
「あの~」とラーディアは立ち上がり“モジモジ”しながら何かを言いたげな顔をしている。
「いいよ。分かってるから。」と言いラーディアの前に立ち彼女の肩に手を置く。
ラーディアは申し訳ないとありがとうが混じった笑顔を見せる。
「それじゃあ、OUSAKAに悪魔退治にいくか!」と熱い気持ちと前向きな思い。
カミトはそんな思いを秘め腕を高く掲げる。
船は一歩づつ前に進んで行く。荒れた空は、黒い城に近づいて行くほど黒く黒く空は色づいて来る。
―天界―
「我々ももう時期、地上に降りるか。」と机を囲む3人の天使。
「そうですね。私もどう意見です。」「ではいつ頃にしますか?」
「今は勇者がOUSAKAを落とすはずだ。」「ならいつなら良いと?」
「あいつらいずれ倒さなきゃならない。だが、今聖騎士1期生はドーラ村で支援をしている。あいつが戻ってくるのは一ヶ月後だ。」
―聖騎士一期生とは、天界で聖徒エンジェル学園一期の優秀卒業者で全部で8人と言われている。今は全9期生で伝説を残す一期生は今も天界での役目は尽きない。今は聖騎士7人で活躍している―
今は彼らはドーラ村に悪魔が湧いたため退治をしている。
「だから、2ヶ月後にTOUKYOUに降りるぞ。」「はい!」
―ドーラ村 付近洞窟―
「ハッ」“カン”剣と剣を交える音。洞窟に響く金属の音。
そこには天使と悪魔が戦う好景があった。
「ラグエル!左」「おう、分かってる。」華麗に交わす天使。
悪魔の黒い炎は天使の左をぎりぎり横を通る。その天使の名はラグエル。
―ラグエルとは、聖徒エンジェル学園の一期生のランク3位卒業の天使。
彼は生まれつき剣の腕前は一流だった。かつて天界の3騎士を相手にしても互角であり後の天界3騎士に選ばれている。使用武器は二刀流使いの天剣士だ。
―天剣士とは天使の力を持つものと剣士の力を認められたものこと。
ラグエルは天高く跳び光輝く剣で悪魔を“グサリグサリ”と切って行く。
「おい、アナエル!後ろは任せた。」ラグエルとアナエルは背中を合わせて、10体ほどの悪魔を相手する。
―アナエルとは、聖徒エンジェル学園の一期生のランク6位卒業の天使。
アナエルは生まれつき特別な能力は無かった。だが彼の努力は誰にも負けなかった。彼は魔法科学の道をひたすら学んだ。それだけに学年では魔法科学2位の実力の持ち主だ。(一期生で2位です。)それだけではない槍の腕もなかなかだ。使用武器は天聖槍使いの魔天使だ。
―魔天使とは魔法科学天使のこと。
アナエルとラグエルのコンビはとてもいいコンビだ。
魔法を打ちそこに隙いるかのようにラグエルが剣で一刺し。
黄の光と赤の光が悪魔たちを襲う。黒い光を発しこの世から消える悪魔たち。
そこには笑顔でハイタッチをする7人の天使の姿があった。
―セーブ―
今回から新章開幕。ここから話しが大掛かりな話になります。あまり混乱せず読んでいただきたいです。
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