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幕間:悪
直接表現は一切ありませんが、下種の話です。
グロいお話が苦手な方はスルーしてください。
その部屋は真っ暗だった。
真っ暗な部屋の中で、二人の男が喋っていた。
「あー、くそ。平原のが全滅しちまった」
「……思ったほど戦果が上がりませんでしたね」
「おぅ、問題はそこだよな。せっかく手間暇かけて調整したってのに」
「また最初からかよー」とぼやく声に、相方は苦笑しながら答える。
「直接戦闘能力が低かったですからね。搦め手が得意な奴だけでは限界がありますよ?」
「うっせーな。俺はこのやり方が好きなんだよ」
何かを蹴る、鈍い音がする。
「“穴”を使い潰すのは構いませんけどね、もう少し片付けてくださいよ」
「メンドクセー」
「それと。節約しないと、そろそろなくなりますよ? 貴方が我慢するなら話は別ですが」
「あー、はいはい。とりあえずさー、ムカつくし、ちょっくら“アリ”踏みつぶしてくる」
「はぁ。私の分も残してくださいよ」
「おー」
軋んだ音を響かせ、ドアが開く。
空いた所から光が差し込み、部屋の中を照らした。
部屋の中には、裸の少女の死体が、積み重なっていた。
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