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初めての会話

クラス替えから2週間たった。行きと帰りは、毎日美紀といるが昼は一緒に食べなくなった。あげくのはてに。

「凉、最近美紀ちゃんと一緒に昼を食べないが破局か?」

と笑いながら言ってくるやつまで現れる始末。

クラスが違うだけでこれだけ変わるんだなと少し思う俺。ちなみに、野郎共のマドンナである美紀を取った俺は野郎共の的である。まぁ、美紀という彼女の代償だと思い我慢するしかない。あと、一番最悪なのは同じ部活の仲間がいないことだな。あー、神様がいるなら美紀と同じクラスにしてください。と、今言っても遅いが。

「キンコーンカーンコーン。」

と授業の始まりの音がなった。今日のこの時間は生物の実験だった。

「今日は二人一組で班を組んでもらう。出席番号順に班をくんだから前の席を見て、自分の席に座れ。」

と言われて、みに言った。

「えー、俺はここか。」

と隣に誰もいない所に座った。

しばらくすると、隣に人が来た。そして、あっちから話をかけてきて。

「はじめまして、緒方っていいます。これからよろしくね。」

と言ってきたのは、自己紹介の時に一番気になった緒方絵美だった。

「こちらこそよろしく。俺は神矢だから。」

ちょっとクールにいった。

すると、生物の先生が。

「今日は蛙の解剖をするから、各班前まで蛙を取りにこい。」

と言ってきた。

ヤバイと思った。俺は蛙が大嫌いなのだ。どうする俺?と心のなかで叫んでいると。隣で青ざめた顔をして。

「蛙…蛙…。神矢くん一人で出来る。」

と聞かれ、俺はとっさに。

「出来る。」

と言ってしまった。ここは男らしく腹を決めて行くしかない…が嫌いものは嫌いこれは仕方がない。

うぅん…ちょっと、待てよ。

「緒方さん、もしかして蛙嫌い?」

と聞くと。

「うん。」

と涙目で俺にうったえかけてくる。

この女。俺にどこまで似れば気がすむんだと本気で思った。

「あの〜、神矢くん。みんな蛙持ってきて実験始めてるよ。」

と言われた。

俺は仕方なく蛙を取りにいったが鳥肌がたって、素手で持つことが出来ない。

「早く持っていけ。」

と生物の先生はあおってくる。

俺は蛙を見ずにそのヌメヌメ感を我慢して班の所まで持って帰った。

「もしかして、神矢くんも蛙嫌いなの?」

と俺が机にもたれかかりながらいる所に顔を近付けられて言われた。

「何で?」

とすぐ聞き返した。

「いや、何か顔を持って来るときもすごい顔をして走ってきたし、行くのもためらってたし。」

何だ、バレてたのか。なら最初から素直に言えばよかったと思った。

「何か神矢くんには失礼かもしれないけど、私と何か感じが似てる。負けず嫌いで、すぐ顔に出るとことか。」

と笑いながら言われた。

俺は緒方も同じ風に感じているんだなと思った。

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