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1,150km  作者: 虎司
15/15

疾走 弍拾へ 中央防波堤内側


バイクが二台並んでいる。

程なく、男が二人並んでいる。

一人は腰を落として座っていた。

もう一人はその男の肩に手を落とす様に立っていた。


「なぁ、俺で良かったのか?」

「あぁ、()いよ。」

「信用出来るのか?」

「まぁ、な。」

「いや、、」

()を合わさす沖のゴミの人工島(しま)を見ながら話していた。


『信用した訳では無い、してないわけでもない。』


『遊ばない訳では無い。遊んでいるつもりも無い。』

『目の前が、全てだよ。』


「今度、遠くへ行かないか?」


「北海道がいいかな?」

 『福岡のアイツがいないからね。』

「北海道か、いいかもな。」

 『札幌には彼奴がいるな。』


新品のバイクが息をする。

「ちょっと行って来る。」

片手を軽く上げて走り出した。

男も軽く上げて送り出す。

男は改めて切り残された海を見ていた。


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