疾走 拾参の弐 福岡 (仮)
こいつが聞いてきた。
「俺でいいのかよ、」
「ああ、いいよ。今はな。」だとよ。
「あいつは帰って行ったよ。」
「よっぽどいい男なんだろうな。」
「ああ、いい男なんだろうな。」
「あいつにとって掛け替えが、、
掛け替えのない奴なんだろうな。」
「5年もすれば俺を越えていく。」
「ひょっとしたら、もう超えて行っている
かもしれない、か。」
「お前はいいのかよ。」
「お前がいる。」
「そんな事じゃ無い」
「そんな言葉でごまかすなよ。」
「手の届かないモノを掠め取るほど器用じゃないよ。」
「俺は手頃だったってことか。」
黙って答えない。
「あいつは強いだが、
あいつは自分の強さを知らない。」
「だから、わざわざ俺のとこまで飛んでくる。」
↑走ってくる。」
「俺にできる事はこういう事だけだ。」
そうだな、俺はあいつがいる、そこに生きていると言う事だけで、、
「あいつは俺の体で何かを確認できた、」
「だから、帰って行った。」
そう言い終わると、こいつは、俺の中を覗き込む、
「お前はどうなんだよ。」
腰が降りてきて押し付けてくる。
こいつはいつもの事をはじめた。
「入れるぞ。」
腰を少し浮かせての位置を合わせ直してくる、
亀頭が捉えると
軽く上方向に回転を掛けながら押し込んできた。
『相変わらず上手いな』と思いながら、
「あっあ〜ぁっ、」体は反応している。
男の眼は俺を探り続けている。




