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海百合中戦徒会活動記録  作者: 如月ケイ
第二章 海百合町襲撃事件編
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第8話 訓練後の日常

18:13 学校内更衣室


更衣室では訓練を終えた戦徒会員の他にも活動を終えた運動部の生徒も着替えており、中は練習でかいた汗の匂いや汗拭きシートの柑橘系の香りなどが混ざり合い形容し難い臭いが充満していた。利音はその臭いに不快感を覚えながら周りを見渡すとまだ着替え始めず友達と話している生徒や早々に着替え終えて鞄を持って帰宅しようとしている生徒もいて自分も早く着替えて帰宅しようと思った。


利音「疲…れた…」


少し急ぎ目に着替えている利音がそう言葉にすると、隣で着替えていた翔がこちらに顔を向けて話しかけてきた。


翔「かなりお疲れみたいだな、いつもの冷静な表情が崩れてるぞ。というかめっちゃ汗かいてるけど何したんだ?」


利音「裕生先輩に能力の訓練ってことでずっと人形師匠の動きを見続けてた」


翔「見てるだけならそんな汗かかないだろ」


利音「その動きの再現までやれって言われてさ、能力と身体強化のおかげで体自体は動くんだけど体力が増える訳じゃないから激しい動きとかになるとすごくきつかった」


翔「あんま想像できないけど辛そうだな」


利音「それで、翔の方はどうだったんだよ。そっちはあんま汗かいてないようだけど」


利音の隣で着替えていた翔に目を向けると確かに利音よりは汗をかいておらず疲れている雰囲気でもなかった。


翔「利音に比べればこっちは楽だったな。とりあえず能力の使い方とかはりかいできたぜ」


利音「………なんか体動かすようなことしなかったの?」


翔「ちょっと剣振ったくらいかな、利音に比べればこっちは楽だったな~」


利音「剣振るのってそんな楽じゃないと思うけど」


翔「それはまあ、俺って体動かすの好きだしな」


利音「そういえばお前って昔から運動好きで体力だけはめっちゃあったな」


翔「体力だけってのは余計だボケ」


モゾモゾと制服に袖を通しながら翔が答える。


2人「ハハハッ!」


翔の返事によって2人の間で笑い声が上がる。そして制服に着替え終わった2人は自身の鞄を手にして更衣室を後にした。


2人が更衣室から出ると、最初に目に入ったのは更衣室の前で腕を組み頬を膨らませながら仁王立ちしていた千里の姿だった。


千里「もう! 2人とも遅い! 着替えるのになんでこんなに時間掛かるのよ!」


利音が廊下の壁に架けられた時計を確認すると、確かに訓練が終わってからもう30分以上経っていた。更衣室前の廊下も電気が消えて暗くなり、うっすら更衣室の扉の隙間から漏れる光と窓から入ってくる月の光しか廊下を照らす光源は無かった。薄暗い廊下は普段昼に通る時よりも不気味な雰囲気を醸し出していた。利音も最初は暗い学校に少し恐怖感を感じていたが何度もその暗さを体験するたびに慣れてしまい、もう恐怖感を感じることは無かった。


そんな暗い廊下の中でも千里が怒って頬を膨らませながら顔を少し赤らめている姿だけははっきりと2人の目に映った。そして翔はそんな千里に近づきながら千里の膨らんだ方を指でつついた。


翔「ごめんごめん、ちょっと利音と話が盛り上がってね。それにしても怒った顔も可愛いな千里は」


千里「もうっ、そんな可愛いだなんて煽てても別に許したりしないからね」


その後も翔がからかっては千里が怒り笑い声が上がるという2人の空間が作り出されていった。そして利音はそんなイチャイチャしている2人に対して


利音「本当に、アニメみたいに仲のいいカップルだな」


と言うのであった。



同日 pm11:00 利音自室にて


利音はカチャカチャとコントローラーの操作音を部屋に響かせながらバトルロワイヤルゲームで遊んでいた。


利音「あっ、そっち敵いるから角待ち気をつけて」


マイクに向かってそう声をかけるとヘッドホンからゲーム内のボイスチャットで哉太が「オッケー」と答える。そして場面は進んで終盤。


利音「あっ! 待ってごめん安置外飛ばされた! 死んだこれ、あと任せた」


哉太「了解、あともうちょっと、あっ野良さんそいつ激ローお願いトドメ刺しt…ナイスー!」


利音「味方さんナイス!」


最後の敵を倒した利音のチームの画面には大きくビクトリーと書かれていた。そしてその端では先程最後の敵を倒した味方の人もチャットでGGと書いてその試合から抜けていった。


利音「じゃあキリもいいしそろそろ辞める、おやすみー」


哉太「おけ、おやすみー」


利音は通話を終えゲーム機の電源を切る。そして座りっぱなしで凝った肩を伸ばしながら椅子から立ち上がり隣に置いてあるベッドに倒れ込む。


利音(疲れた……早く風呂入ってn……)


コンコン


天音「利音〜お風呂沸いたよ〜って………おやすみ〜」


風呂上がりでパジャマを着た天音が部屋に入ると、もうすでに利音はベッドに横たわり深い眠りについていた。


天音は寝ている利音に布団を掛けるとそのまま電気を消して利音の部屋を去っていった。



翌日AM6:00 利音自室


利音「風呂…入り忘れた…」


いつも通りの起床時間に目が覚めた利音はパジャマではない自分の服装を見てそう口にするのであった。


いかがだったでしょうか

今回は前回の続きを書きましたが面白かったでしょうか

感想お待ちしております

ちなみに私はAPEXやフォートナイトなどのバトロワゲーが好きなので利音達がプレイしているのもそれに似たゲームだと思ってください

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