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第二章 どうやら俺のスパイ行動は人の恋路をスパイするだけではなかったらしい。
88/140

第八十八話 緑岡林太郎

開始からわずか3分

0-7


クラスマッチでは十分を前半後半で二回行う。


まだその三分しか立っていないのに、八点も差を付けられてしまった。


僕がドリブルで切りこもうとするも、また取られ、さらに加点される。


楓。僕とお前は、こんなにも差があるのか?


お前は明奈より強いのか?


また取られる。


僕は必死に追いかける何とか追いつくも、楓に吹き飛ばされながらシュートを決められる。


その勢いで尻もちをつき、無様な姿に。


楓はそんな俺に手を差し伸べる。


「すまん」


クソ。


0-8


僕はこのまま負けてしまうのか?


違う。


思い出せ。明奈に勝ったあのイメージを。


「緑岡。お前はこんなもんなのか?」


「黙れ。お遊びはここまでだ。楓。」


僕はドリブルでボールを運ぶ。


シュートフェイクからの本木へパス。


本木はそのままレイアップシュートを決める。


ついに初得点を決めたのは残り5分。


僕のチームに現役バスケ部はいない為、誰が決めても2点の加算となる。


2-8


「なかなかいい連携だ。」


そう言ってドリブルを加速させる楓。


その華麗なドリブルに翻弄されるが、それを止めた。


と思ったのだが、楓はそこにいないかったかのようにバックステップをし、俺から離れスリーポイントシュートを放つ。


「チッ残像かよ。」


そのスリーポイントシュートは綺麗な孤を描き、ネットを通る。


2-10


「緑岡。お前じゃ俺に勝てない。」


落ち着け、僕。


楽しもう、そうすればきっと、、


いや違う。


そうだ。


勝たないと楽しくないんだ。


「勝つのは俺だ。楓。」


ーーーーーー


「勝つのは俺だ。楓。」


その瞬間、さっきまでの緑岡とは違う殺気を感じる。


そう言って緑岡はオフェンスに入る。


さっき本木にパスをしたように、連携プレイをするのが俺を潰す一番の方法だと思うが、今目の前にいる緑岡は違う。


自分で俺を倒しに来ている。


そんな目だ。


今までにないスピードでゴールへ近づく緑岡。


俺もそれに横並びで追いかける。


力強くステップを踏み込んだ緑岡は、俺よりも遥か高く跳んだ。


「嘘やろ、、、」


思わず俺も空中でそう言う。


緑岡はそのままゴールに直接ボールを押し込んだ。


いわゆる、ダンク。


俺はそれに吹き飛ばされる。


ついでに空中で接触してしまったため、俺のファールの笛がなる。


もちろん会場は沸いた。


まさに主人公かのように、今から逆転劇が始まるんだろう。

そんな歓声。


シュート中のファールは、フリースローが与えられる。


緑岡はそのフリースローも決め切り、更に一点の加点に成功する。


三点プレーだ。


10対5


着実に点差を縮められている。


切り替えて俺のオフェンス。

ボールを運び、シュートを決めようとするが、さっきより確実にディフェンスも固くなっている。


それでも俺は緑岡を抜き去りレイアップシュートを打つ。


パァン!


後ろからそのシュートは弾かれてしまう。


そのこぼれ球を本木が拾い、ドリブルで速攻。


俺が振り向いた頃にはとっくにボールは反対側のゴールにパスで渡っている。


当たり前のように加点され、更に点差は縮まる。


にしても、バスケ部のハンデが痛すぎるな。


相手は経験者二人で圧倒的有利だろ。と言いたいが、それはただの言い訳になってしまう。


ビー!


前半終了。


10対7


リードはしているものの、いい流れとは言えない。


休憩を終え、すぐに後半戦へと入るのだった。


試合再開。早速本木のスリーポイントを決められ、いきなり10対10の同点に。


ここからが観客としては見所だろう。


どちらが点差を離すのか。


たが、しばらくこと点差が開くことはなかった。


決めては決められ、止めては止められる。


そんな激しい攻防がぶつかり合い、試合は残り6分30。


24対24


またしても緑岡が決める。


24対26


さっきまでなら俺がまた決め同点になる所だった。


点の取り合いについに終止符を打ったのは緑岡だった。


俺の決めるはずのシュートは緑岡によってブロックされる。


緑岡は素早いドリブルで反撃。


必死に追いかける俺。


何とか追いつき、前に入る。


だが、緑岡はそんな俺を見ていないかのようにステップを踏み込む。


そして、今日一の跳躍。


緑岡は俺を吹き飛ばしながら豪快にまたダンクを決める。


「甘いぞ、楓。そんなんじゃ俺に勝てねーよ。」


緑岡は覚醒すると一人称が変わるのだろうか。


今、間違いなく緑岡は覚醒している。


俺は、この化け物に勝てるのだろうか。










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