第八十六話 クラスマッチ
ドッジボール二試合目。Bクラスとの対決。
徳永の代わりに補欠を入れるが、徳永程の活躍は期待できない。
俺は負けないよう最善を尽くそうと思うが、ある程度体力は温存したかったのだが、徳永を失った今はそんなことを言ってられないだろう。
試合開始から俺は全力で投球する。
いきなり投げた俺のボールはかなりの威力だったはずだが、それは簡単にキャッチされる。
「黄瀬川、、、」
綾華を退学にさせた黄瀬川清一郎。
来年生徒会長になると宣言した黄瀬川清一郎がそこにいた。
彼はカウンターに俺を狙ってくる。
俺もそれをキャッチ。
そうして、しばらく攻防が激しく続く。
俺は外野の柊との連携もあって何とか黄瀬川を当てることに成功。
残った奴らは弱いと思っていたのは非常に浅はかな考えだった。
一瞬にして俺たちAクラスは当てられていく。
俺もそれを何とか避ける。
「神月、、、」
相手はまさかの神月。
本気みたいだな、、、
その後は激しい攻防の末、内野に残ったのは俺のみ。相手は神月のみとなる。
女子だから投げづらいなんて言ってらねーな。
手加減する相手でもないだろう。
「本気で来て。楓くん」
神月はそう言った。
「もちろんだ。」
そうして、俺と神月は長い時間戦いが続いたが、最後は俺のカーブボールでトドメを指す。
会場は大歓声で湧き上がる。
Aクラスとしては、早速の二勝だ。
その後、Cクラスとの対決は緑岡といい戦いができるのでは、、、と思ったのだが、緑岡以外が弱すぎて、
圧勝してしまった。
まあ緑岡は強かったけどな。
ドッジボールの全試合は終わり、結果はこうなる。
Aクラス3勝0敗
Bクラス2勝1敗
Cクラス1勝2敗
Dクラス0勝4敗
となった。早速強いのが俺たちAクラスだ。
「よっしゃ、次はリレーやな。」
張り切っているのは神楽坂。
神楽坂と水無月見ると最近のあの件がチラつく。
あれから二人はどうなったのだろうか。
俺も分からない。
俺はさすがにリレーは遠慮しておいた。
他に早い奴らもいっぱいいるしな。
「楓。」
突然話しかけられる。
「緑岡か。」
「走らないのか。」
「お前こそ。」
「僕はお前との対決に備える。」
「俺もだ。」
そう言うと鼻で笑って一瞬にして、緑岡は去っていった。
「楓!早く来いよ。始まるぞ。」
柊たちのところにリレーを観戦する。
トップバッターは神楽坂。
二番手に西谷
三番手は有栖
4番手は申し訳ないことに名前が分からないが、足が早かったのは覚えている。
神楽坂は非常にいいスタート切ったのだが、隣レーンの神月が早すぎて、かなりのリードをつけられてしまうが、二位でバトンが渡る。
次は西谷。さすがの運動神経で一位との差を縮めるが、三位と四位も徐々に追いついてくる。
三番手に有栖。有栖も非常にいい走りで、順位をキープ。
ラストは名前の知らない足の早いやつだ。
いい走りだが、それは他かも同じだ。
「は?緑岡いんじゃねえか。」
さっきと話が違うため、驚くが、一位のBクラスの顔を見て納得する。
黄瀬川か。
黄瀬川に挑発でもされたのだろうか。
緑岡は今のリレーの中で間違いなく一番早く、Aクラスは抜かれてしまい、緑岡は一位の黄瀬川に追いつく。
結局そのまま抜き去り、緑岡は逆転の1位に、2位はそのまま黄瀬川のBクラス、3位は俺たちAクラス、四位に、Dクラスだ。
一位 Cクラス
二位 Bクラス
三位 Aクラス
四位 Dクラス
残念だが、しょうがないか。
もう午前中も終わっちゃうのか。午後は種目別だ。
それはついに緑岡との戦いを意味する。
最後の戦いは恐らく全員に見られることになる。
緑岡はバスケの試合の時間を調整したのか、バスケの決勝は他の競技よりも後に始まるため、俺と緑岡が負けなければクラスマッチのフィナーレが俺と緑岡の対決となる。
面白くなってきたな。
バスケはトーナメントで行われる。
クラスごとに二チームずつ作るので4掛ける2で8チームのトーナメントだ。
ちなみに、バスケ部の人はハンデとしてマイナス一点を負う。(フリースローの1点は除く)
二点のシュートなら一点。スリーポイントなら2点ということだ。
クラスごとの衝突はどうなのか知らないが、決勝はまで当たることは無いし、決勝に上がってくるのは緑岡だろう。
俺のメンバーは
水無月、西谷、北村、庄司。
一回戦目はBクラスのAチームだ。
相手にバスケ部はいないし、余裕で、勝利する。
問題は次の試合だ。
Dクラス。相手にバスケ部は四人。
もしかしたら緑岡との対決よりもきついんじゃないか?
早速試合は始まる。
いきなり相手の高速オフェンスに決められてしまう。
経験者四人はヤバいって。
経験者のハンデルールで、1点が相手に与えられる。
これは俺じゃなくて他の奴らにシュート決めさせて点を稼ぐ作戦の方がいいだろうか。
いや、スリーポイントを入れればいいんだ。
俺はドリブルで切り込んでいき、スリーポイントラインで止まりシュートを放つ。
決まったのと同時に会場は歓声が上がる。
「スリーなら実質ハンデなしと同じだろう。」
そんなことを相手に言ってみる。
もちろんバスケ部なので友達だ。
その後、バスケ部からの俺対策ディフェンスに苦戦するも、得意のスリーポイントで点を稼ぎ、何とか勝利する。
割とすごい勝利な気がする。
これで決勝進出だ。
今から始まるBクラスVS Cクラスの戦いでかった方と決勝だ。
せっかくだからその試合を見てみることにしたのだが、緑岡は俺の思っていた数倍上手かった。
当たり前かのようにBクラスを薙ぎ倒し、決勝は緑岡に決まった。
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