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第二章 どうやら俺のスパイ行動は人の恋路をスパイするだけではなかったらしい。
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第八十二話(番外編)たった二日の休日 後編

今日はまさかのダブルデート。

と言うことで、綾華、水無月、神楽坂の四人で集合し、早速遊園地で合流する。


神楽坂は、、多分俺と綾華の様子が気になってこの提案をしたのだろう。

視線を感じる。


まあ気にしないでおくか。


「何に乗りましょうか。」


久しぶりに聞いた気がする綾華の敬語。


「綾華ちゃんってうちらには敬語使わへんの?」


神楽坂は興味津々そうに聞く。


「え、いや、敬語は昔からの癖でして、、、」


「楓くんと話す時はその癖は出ないんか?」


「え、まあ、はい。」


「そっかー。ええなあ。」


「ほらほら、並んでる時にいくらでも話せるんだから、まずはどこにいくか決めよう。」


水無月がここで仕切る。さすがだ。


「そうですね。」


「お化け屋敷は、最初か、最後か?」


神楽坂はお化け屋敷に行きたいようだ。


「え、お化け屋敷行くんですか?」


怖がる綾華。


「うちがいるから大丈夫やで、綾華ちゃん。って楓くんが言うセリフやで!。」


今日の神楽坂は少しテンションが高いな。


「お化け屋敷は最後にしよう。」


水無月がそう言うので、その通りにする。


「俺はこれがやりたい。」


ここで俺が発言する。

俺が指差すのは巨大迷路。

俺は、昔から結構迷路が好きなのだ。


「楓、昔から好きだよね。」


少し苦笑い気味にそう言う綾華。


「ああ。」


「じゃ、早速迷路いこか。ここの迷路は結構むずいらしいな。」


と、言う感じで迷路に挑戦するのだった。



迷路をやるにあたって、三つの提案が出る。

まずは、四人で協力してクリアすると言うシンプルなもの。

そして、俺と綾華、水無月と神楽坂とのチーム戦的な感じだ。

ダブルデートっぽくてありだ。

ちなみに、勘違いしないように言っておくと、まだ水無月と神楽坂は付き合ってないらしい。

まあ、二人ともプライドが高いからな。さっさと付き合うのをお勧めしたい。

最後は、一人一人でタイムアタックみたいにやる。

個人的にはこれが一番いい。


小さい頃はよく家族だろうが友達だろうが、俺が一人で突っ走って最速でゴールする。

そしてもう一度迷路に参加し、さっきの記憶でスムーズに全ての罠を潜り抜けて、一周目すら終わっていない友達や家族に追いつく。そんな感じだった。


ま、多数決の結果1対3でチーム戦になったのだがな。


「楓、せっかくだし勝とうね。」


水無月たちと勝負するようだ。


「ああ、任せろ。」


少しかっこよく聞こえるが、目の前にあるのは巨大迷路。


同時にスタートする、さっそく何個かの分かれ道で別れることになる。


こういう分かれ道は、、まあ正直運だ。強いて言うなら下から若干の隙間でなんとなく先を予想すること。

あと、こう言うのは結果的に同じ道にたどり着くなんてことも可能性としてはあるし、外れたらすぐに引き返せばいい。あまり考えずに突っ切る。


何となく選んだ道は、行き止まりがなく、ハズレではなさそうだ。


彼氏として綾華にかっこいいい言葉やなんかをかけてやりたいところだが、運動神経がいい綾華は全然疲れた素振りも見せずに、俺についてくる。


そんな訳で、運動神経の良さもあり、俺と綾華が圧倒的速さでゴール。


二回目まではじめ、一回目の水無月たちを追い越してまたゴールと朝からかなり運動したのであった。


しかも、この後はすぐにジェットコースターにのり、かなりハードな日程となった。


お昼も食べて、少し休憩に観覧車に乗ることになった。


実は俺は観覧車が初めてだ。


今までいくつもの観覧車を見てきたが、一度も乗りたいなんて思ったことはなかった。

正直、今見ても面白くなさそうだ。


だが、今回はせっかくだし乗ってみよう。


乗ってみた感想だが、うん。


ただ座るだけだ。だが、観覧車はこの中でする会話が大事なのだろう。そう思った。


例えば付き合う前の今の水無月たちのような状態だったら、告白だってありだし、恋バナも膨らみそうだ。

なんて思っていると、神楽坂は早速そう言う話を始める。


「なあ、綾華ちゃんと楓くん、どっちが先に告白したんか?」


水無月はやれやれ、とした感じの顔をしながらも、興味はありそうだ。


「え、どっちでも良くないですか?」


「うん、どっちでもいいんやで、だから気になるんや。」


「俺だ。」


ここで、綾華と言うのもあれ出し、黙ってるのもあれなので、本当は俺じゃないが、ここは俺と言っておくのができる男だろう。


「へ〜そうなんや。」


疑い深そうな目でこちらをみてくる神楽坂だが、気にしないでおこう。


そんな感じで他にもいろんな恋愛話が飛び交ったが、ここで語るには多すぎるだろう。


この後、トイレ休憩になり、水無月と二人きりで話すことになった。


「楓、お前本当は告白してないだろ。」


バレたか。


「それは、お前の想像に任せる。」


ちょっと言ってみたかったランキングにギリギリ入る言葉で返した。


ーーーーーーーー


ついにと言っていいのか分からないが、ついにお化け屋敷の時間だ。

もう少しで今日が終わってしまうと考えると、寂しいものだ。


四人で中に入る。


最初は余裕だったが、次第に怖くなっていく。


神楽坂と水無月だが、逸れてしまう。


まあ、水無月なら大丈夫だろう。


綾華なら、隣にいる。


俺の手を握りしめて、ビビりながら、時々俺に飛びかかりながらも、ついてくる。


「楓〜ゴールまだあ。」


泣き目で綾華はそう言う。


「ああ、まだだ。」


少し絶望感を与えてみる。

実際ゴールがどこかは分からない。

もうすぐと言ってすぐじゃないよりかはマシだろう。


「手、、、、、離さないでね、、」


「ああ、お前こそ離すなよ。」


良く聞く会話だが、この会話だけで綾華は安心したようにする。


そういえば、綾華と手を繋ぐのも初めてだろうか。

いや、なぜか初めてではない気がする。


だいぶ苦戦したが、ゴールすることができた。

俺も内心かなりビビっていたが、彼女の前であまり発狂はできなかった。



今日は大切な一日となった。


綾華との交際もかなり慣れてきた。

こんな生活がずっと続くといいのだろう。

俺はそう思えているだろうか。


ああ。そう思う。


毎日毎日、今まで知っていたようで知らなかった綾華のことを知っていく。


知っていくたびに、また仲が深まったと感じる。

きっと好きになっているはずだ。


俺は大切なこの初めての彼女を、手放したくないと思った。


ずっと幸せな日々が続いてほしいと願っていた。


この後、彼女に別れの言葉を告げられるとは知らずに、、、、、








































ご愛読ありがとうございました!

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ぜひよろしくお願いします!!

では、またお会いしましょう!

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