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第二章 どうやら俺のスパイ行動は人の恋路をスパイするだけではなかったらしい。
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第五十五話 霜月星良という女

段落の存在をいまさら知った。

 ごめんなさい。


 楓先輩。


 私を許して、、、欲しいです、、、、


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 私が凪さんに情報を流したのはいつだったでしょう。


 まず、生徒会に入ると、緑岡先輩の方針を叩き込まれます。


 そして、裏切ってはいけないと。


 だから、私は最初から楓先輩を敵だと思ってました。


 姉が楓先輩と仲が良いのが関係あるのか、楓先輩は私に情報をどんどん教えてくれます。


 でも、最初の頃に優しくしてくれた先輩というのには変わりありません。


 先輩は入学当初、分からないことをたくさん教えてくれました。


 だから、それもあって、緑岡先輩に楓先輩がスパイだと言う勇気が出ませんでした。




 ある日、凪さんに私と楓先輩の話を盗み聞きされます。


 そこからでした。


 凪さんと手を組んだのは。


 緑岡先輩に手を貸す私。


 凪さんに手を貸す私。


 それでも、楓先輩の正体を緑岡先輩に教える勇気はでません。


 いつでしたでしょう。


 お姉ちゃんに聞いたのです。


「楓先輩ってどんな人?」


 すると、お姉ちゃんは長々と語りました。


「初めてできた友達なの。」


「いろいろ教えてもらったり、、、」


「いつも優しくて、」


「本当は力を持ってるのにやる気がなくて、、」


「でもやるときは頼りになるんだよ。」


「お姉ちゃん、楓先輩のこと好きなの?」


 長々と語るお姉ちゃんに聞きます。


「好きだよ。たぶん。」


「そっか、、、」


 ごめん。お姉ちゃん。


 私はお姉ちゃんの好きな人を裏切った。


 いや、裏切る前から敵だった。


 でもさ、私が緑岡先輩の味方につく理由ってないよね?


 優しくしてくれた楓先輩の味方でいいよね?


 お姉ちゃんの好きな人の味方でいいよね?


「星良。何かあったら助けてあげてね。」


「う、うん、、、」


 お姉ちゃんは真っすぐな視線で私をみる。


 でも、私はお姉ちゃんと目が合わせられなかった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「星良ちゃんの会話、ぜーんぶ聞いちゃった。」


 ある日凪さんに言われました。


「本当ですか。」


「いやー緑岡先輩のこと裏切っちゃうんだ。」


「いえ、そんなことは、、」


「じゃあ、なんなの?先輩に言っちゃうよ?」


 それはまずいと思い、私は説明しました。


 緑岡先輩の味方だと。


 最初は凪さんの味方をしていました。

 楓先輩も庇っていました。


 凪さんが緑岡先輩に楓先輩と神月先輩のスパイのことを言わないのは、私が口止めしているからなのです。


 お姉ちゃんの大切な友達を失うわけにはいきません。


 体育祭の件も本当に楓先輩にアドバイスをしただけだったのです。


 凪さんを阻止するために、、、、


 でも、私は全然力になれませんでした。


 唯一できたのは、最後に楓先輩にチャンスを与えただけ、、


 ちゃんと一位を取った楓先輩は流石でした。


 本当にごめんなさい。


 でも信じてほしいのです。


 裏切ってしまったみたいになってますが、私は楓先輩に味方です。

 私は楓先輩を裏切ったのではなく緑岡先輩を裏切ったのです。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「それが全部か。霜月。」


「はい。黙っていてすみません。信じてもらえなくてもしょうがないです。」


「でも、お前がいなかったら、俺はもう退学になっていたかもしれない。ありがとな。」


「いえ、、」


 もちろん、まだ完全には信用しない。


 でも、嘘をついているようには見えない。


 様子見だな。


「じゃあ、生徒会の今の状況教えてくれるか?誰が俺を狙っているのか。」


「基本的にはみんな緑岡さんの味方です。裏切っているのは、私と神月先輩だけです。」


「え、綾華さんも敵なの?」


神月が話に入って来る。


「敵かどうかは分かりませんが、調査していることは確かです。


「なるほどな。」


最悪の場合、綾華と敵対することもあるのだろうか。


それは嫌だな。


まだ謎が多いままだが、スパイ行動は体育祭でちょっとだけ進展したのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まただ。なんでいつも、、


今回は完全に俺のせいだ。


生徒会に今すぐにでも乗り出したい。


いや突撃してやろうか。


「だめだよ。勝ち目ないって。」


そんな俺を隣で見ている神月が止める。


落ち着け。


自分の心を落ち着かせようと、深呼吸をつく。


そして、もう一度見る。


いつものように、掲示板を。




退学者





有坂吹雪
















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