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序章 人の恋路をスパイするらしい
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第四話 猿田紫耀という男

俺、猿田紫耀は女子とまともに話したことがない。

だけど、俺は高校に入ってから鴨志田とよく話す。

彼女にはよく勉強を聞かれるため、最近教えることが多い。

人に頼られるのは悪い気はしないものだ。勉強以外でも鴨志田は俺に話しかけてくれる。

鴨志田は意外にもアニメをよく見ていて、話も結構盛りあがる。

そして、女子と遊んだこともない俺は鴨志田にいわれたのだ。


「猿田くん、クリスマス、一緒に遊ばない?」


------------------------ーーーー


「楓?どうかしたか?」


最新刊を手に持ちながら狸は俺に言う。


今、俺が見たのは間違いなく猿田と鴨志田だった。

あちらは話に夢中で俺の姿には気づいていないだろう。


やはり猿田は鴨志田と遊んでいたのだ。


「俺だけか、、、」


俺は思わず呟いてしまう。

狸と徳永は首を傾げるが、俺は


「気にするな」


という。


そうだ、俺だけだ。

柊も猿田も今いい感じなのだろうか。俺がボッーとしていると。

何を感じたのか


「お前なら大丈夫だよ」


と徳永が優しく微笑みながら俺の背中を優しく叩いた。


その後、お昼を食べ、映画を見てた。今は夜ご飯を食べているとこだ。

俺の目の前に豪華なチキンが並ぶ。夜ご飯くらいはクリスマスらしくと三人でチキンを食べようとしている。


「なんだこれ、うますぎる」


狸はチキンを頬張る。

本当にうまい。こうして友達とクリスマスを過ごすのも楽しいな。と俺は思う。


「お前ら、年末年始は何するんだ?」


俺が聞くと


「クリスマスが終わるとお正月かー」


徳永はチキンを食べながら言う。


「彼女いない俺らは家族で過ごす以外ないだろ」


狸は悲しそうに言う。


やはり年末年始は家族で過ごすものではないのかと俺も思う。

そもそも彼女とのお正月なんて想像もつかない。

俺には家族と楽しく餅を食べる。

そしてお年玉をもらう。

それだけで十分だ。


「うちのクラスではカップルで過ごす奴らもいるらしいぞ」


「そりゃ、いるだろ」


徳永の質問に俺は冷たく答えてしまったが、徳永は楽しそうに続ける。


「俺はクラスの友達と電話しながら年越すわ〜あ、もちろん男な!」


この後も色々話尽くし、俺たちは帰宅することにした。

三人で駅まで歩いていると途中の公園でまた見た事のある人影を見つける。

またしても、猿田と鴨志田を見つけてしまう。


「楓?」


「ちょっとごめん。先行ってて」 


ベンチに座る二人を見ながら俺はそういい木陰に隠れる。

こんな状況になったらほとんどの人が隠れて耳を澄ますだろう。


猿田本当にごめん。


でも俺はお前に幸せになって欲しいんだ。少しだけ猿田と鴨志田の会話に耳を傾ける。


さすがに遠くあまり聞こえなかったが、猿田が楽しそうにしてるのが見えて、嬉しくなった俺はあまりこうしてるのも良くないので、帰ることにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「猿田君、今日はありがとう。とても楽しかった」


鴨志田は笑顔でそう言う。

今日は本当に楽しかった。ベンチから立ち上がる。


「そろそろ帰るか」


と言い二人で帰り道を歩く。


今日は沢山喋ったため、帰り道では喋ることがなく、沈黙の時間が続く。


俺は最近の鴨志田が頭の中に浮かんでいた。


初めて話したのは最近のこと。


「猿田くん、ここ教えて」


そう言われただけだった。

それから、楓や柊と勉強する以外にも鴨志田と勉強することが増えた。

テストが終わっても俺は鴨志田は俺に話しかけてくれた。

意外にも話俺は鴨志田と話しが合うから、とても楽しい。


そんなことを思っていると体温が上がるのを感じる。


「寒いね」


と鴨志田は突然言ってくる。


でも俺の体はなぜか熱い。

コートを脱ぎ、鴨志田にそっとかける。


「ありがとう。でもそれじゃ猿田くんが寒いよ」

鴨志田はそう言ってくれるが、俺の体温は熱いままだ。


俺は無意識に口が開いてしまう。


「鴨志田、俺、、、」


「ごめん、なんでもない」


無意識に自分から出た言葉に俺は驚く。


そして、言葉が詰まった自分を情けないと思う。


そんな俺を鴨志田は笑って見てくれる。


鴨志田の笑顔を見るといつも安心出来る。

守りたいと思える。

今の俺はきっと告白をしようと思ったのだろう。


もし、告白ができていたのなら、鴨志田はなんと答えてくれるだろうか。


恋愛をした事がない俺は何も分からない。

でも、鴨志田とはずっと一緒にいたい。そう思えるのだった。


そんなことを思いながら、その後は何も喋らずに家に帰宅した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「楓!」


電車から降りて、自宅へ向かう俺に話しかけたのは、綾華だ。


俺は立ち止まって答える。


「たまたま会えて良かったー。家に尋ねようと思ってたの!」


嬉しそうにしながら、綾華は袋を俺に差し出す。その袋には撫子(なでしこ)の花が書いてあった。


「クリスマスプレゼント。いらなかったら、使わなくていいから」


恥ずかしそうに綾華は言う。―


「ありがとう。開けていい?」


俺が言うと綾 華は頷く。

袋から出てきたのは黒いシンプルな手袋であった。


「真っ赤な手袋とかにしても良かったんだけど、使いやすいのにしといたよ!」


と綾華はいう。


「ありがとう。大事にする。」


そうして俺は綾華と別れて家に帰る。

早速、綾華に貰った手袋をつけてみる。


「寒いなあ」


と呟いてしまうくらい寒い夜道の中。


俺の手だけは暖かかった。


布団に入り眠ろうとしていた俺はふと、あることを思い出す。

そして俺はとある人にメールを送る。


「明日会えませんか?」

ご愛読ありがとうございました!

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ぜひよろしくお願いします!!

では、またお会いしましょう!

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