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第二章 どうやら俺のスパイ行動は人の恋路をスパイするだけではなかったらしい。
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第三十七話 協力


場面は狸に刺された楓が倒れるところだ。



「楓くん!」


私は楓くんを止血しようと試みます。


本当にごめん。楓くん。


私がやるって決めたのに、、、、


結局、楓くんに助けを求めちゃった、、、


なんでか分からないけど楓くんなら、安心できる。


初めてあった日から、何か他の人と違う何かを感じた。


初めて会ったきっかけは、友達の武藤愛里がきっかけ。

それから、本木くん。綾華ちゃん。そして楓くん。


みんな優等生といえる人たちだし、性格も良くて、良い友達ができたと思っていた。


でも、その中でも楓くんは何か違う。



緑岡の件は一年生の終わりごろ、緑岡が生徒会選挙に出場すると聞いてから、意識し始めた。

緑岡財閥に潰された親は、絶対に緑岡が生徒会長にならない方がいいと言っていた。

正直、あまり気にしてなかったけど、一応生徒会に入ることにした。

結果がこれだった。


緑岡は次々と退学者を出す。


それがなぜかはまだ分からない。


止められない。


私は自分ひとりで解決する。そう決めた。

でもこの件に気づいて行動する人がこんなにも早く出るとは思わなかった。


それが楓くんだった。


楓くんに声をかけられたとき、「正直手を組んで」といいたかった。


でも、誰も巻き込みたくない。


勝手に私が親の仇を取ろうとしているだけだから、、、


でも楓くんは本気で退学者を出さないように考えている。


もちろん、私も退学者は一人でも少なくしたいと思っている。


でも、それは二の次で、一番の目的は緑岡への復讐。


親の会社を潰された。親の仇を取るために。


でも、楓くんは何も関係ないのに止めようと努力する。


素直にすごいと思うし、かっこいいと思う。


正直、私一人では無謀なのは分かっていた。

緑岡を前に私は手も足もでないと自分でもわかっていた。

でも、楓くんとなら、もしかしたら緑岡を止めれるかもしれない。


悩む私に楓くんはまた言った。


「手を組もう」


あれだけ一人でやると言ったのに楓くんはあきらめてない。

それを言われたとき、私はいつのまにか楓くんと手を組みたいと言っていた。

心の中にしまっていた言葉がとっさに出てしまった。


でも、この選択はやはり間違っていたかもしれない。


楓くんは結果的に刺されてしまった。


全部私のせいだ。


私がもっと強かったら。


私が一人で緑岡に勝てれば。


私が生徒会長になれていれば。


もし、楓くんがいなかったら私は今生きていなかったかもしれない。


倒れる楓くんを止血しながら、私は思う。


さっき楓くんに抱えられるようにして守ってもらったことを思いだす。


あれ、私なんでこんなに熱いんだろう。


ねえ、お母さん。


私の選択って間違ってたかな。


どうすればいいの?


もう何もわからない。


やっぱ、私一人で、、、


緑岡。絶対に私が止める。

親の復讐も。楓くんを刺したことも。


私、頑張るから。


お父さん、見ててね。天国で。


私、これ以上大事な人を失わないために頑張るから。




「先生!早く!救急車!」


やっと先生が来て、楓くんは運ばれた。私と狸も連れていかれ事情聴取された。


「退学になって、俺の人生はもう何もなくなった。」


狸はそう言っていた。

緑岡のことについては言っていなかった。


私も、狸の言う通りだと言った。


狸はずっと泣いていた。

大切な親友を傷つけた自分が信じられないと言って、彼はずっと泣いていた。

退学になって、引きこもっていた彼は頭がおかしくなってしまったんだろうか。


狸は施設に送られたと聞いた。


私は事情聴取の後、先生に楓くんの病院に連れて行ってもらった。


楓くんの命に別状はなかった。


本当に良かった。


楓くんが起きるまで、私はずっと横にいた。


楓君が起きると、私はずっと謝った。


「ありがとう」


私は謝るよりもこの言葉を言うべきじゃないかと思った。

守ってくれてありがとう。と


「これからも手を組もう神月。」


楓くんは真剣な目で私に言いました。


なんでそこまでするの?


そんな怪我を負って、まだやろうとするの?


「刺されて、終わりはダサくないか?」


ダサくないよ。


私を守る楓くんはカッコよかったよ。


ごめん。私、やっぱり楓くんと協力したいみたい。


楓くん。緑岡を一緒に倒してくれる?


この学校のみんなを楓くんと守りたい。

大切な人を守りたい。

そう思った。


二人ならきっと緑岡も倒せる。


もし何かあったとしても、、、、


安心して、楓くん。


楓くんだけは絶対に守るからね。








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