第二話 幼馴染
高校一年 文月 楓
正直、中学校生活はそんなに楽しくなかった。
だからこそ、今の高校生活がとても楽しい。
友達も担任もきっと恵まれている。
そんな俺は思う。
彼女が欲しい。
小学校も中学校でも俺は特に恋愛をしてこなかった。
そもそも小学生の頃は恋愛なんて1ミリも興味なかった。
中学生にもなると女子を意識することもあったがモテることなく三年間を終えた。
今までの俺に恋愛という言葉はなかった。
だから俺は生まれてから恋愛を1度もしたことが無い。
そして彼女が欲しいと思う割には異性に恋をしたこともない。
もしかしたら、俺は恋をしているのかもしれない。
だけど俺はそれが恋なのかすら分からない。
ーーーーーーーーーー
俺は幼馴染である綾華とカフェで合流する。
「明日、放課後どこかで勉強をしないか?ついでにこの前の噂について話したい」
そう昨日の夜にメールを送った。
「いきなり誘ってごめんな。この前の噂についてお前にだけは伝えておかないとと思って。」
「家にいても、一人で勉強するだけだから、今日はちょっと楽しいの。」
「こうして綾華とゆっくり話すのは久しぶりだな。」
「高校に入ってからはこの前話したとき以外話してないよね~」
そして、ササッと俺は例のバスケ部のことを伝える。
「そーいえばさ、この前言ってたバスケ部のカップルの件、ガチらしいぞ。お前気になってたから、一応教えておく。」
そう言ってテスト勉強を始める前つもりだったのだが、その後思ったより話し込んでしまい、テスト二日前なのに勉強はあまり進みまなかった。
「明日も勉強しない?」
綾華は最後にそう言う。
「ああ。いいぞ。」
特に断る理由はない。
久しぶりに綾華と話せて楽しかった。
1年A組 神谷綾華
綾華とは小学生四年生からの友達だ。
友達になった理由は単純。俺が小4に学校を転校して、そこで席が隣だったからだ。
俺は指に数え切れるほどしか小中学生の友達がいないが、その中で綾華は1番と言っていいくらい付き合いが長い。
綾華の家はいわゆる毒親。
それを毒親と表現するのが正しいのかは分からないが、綾華は小さい頃から英才教育を受けていたみたいだ。
それもあって成績も昔から優秀だし、運動神経も抜群だ。
そんな綾華だが、お互い同じ高校に入学したのはいいが、違うクラスになってからは中々話す機会がなかった。
「楓君、おはよう。一緒に学校いかない?」
次の日、電車待っていると、綾華に話しかけられる。
たまに、見かけることはあったが、しばらく喋らないと気まづくなる感じもあって一緒に行くなんてことはなかった。
「綾華か、おはよう。一緒にいくか」
まだ眠気があり、頭が回らないが、会話くらいはできる。
「テスト勉強の調子はどう?」
そんな会話をしながら学校に向かった。
いつも通り適当授業を受けて、放課後はまた綾華と勉強をする。
ちなみに、綾華は俺にタメ口だから普段もそうなのかと思うかもしれないが、実は綾華は基本敬語しか使わない。
綾華の親はそういう言葉遣いなども厳しいようで、基本的に綾華がタメ口を使うことはない。
俺にタメを使っている理由は、小学生の時に敬語をやめさせたみたいだ。
あまり覚えていないが、前に綾華が言っていた。
「綾華。次のテストは何位取れそうだ?」
「分からないけど、もちろん一位目指してるよ。」
綾華はいつも二位だ。
一位は俺の友達の猿田。
「期待してる。」
そんな上から言っておき、俺は順位表には乗らない。別に乗りたいとも思わない。
なぜなら…いやこの話は後にしよう。
テストも終われば、冬休み、そしてクリスマスだ。
まあ、クリスマスが来たところで俺には何もないが。
とりあえず、次のテストで平均くらいはとっておかないとな。
そういえば、、、
高校に入ってから、恋愛しよって思ってたけど、全然してねえな。
恋をしたいとも思うけどなにが恋なのか分からない。
ま、しばらくは、バスケ部の恋愛でもスパイするから自分の恋愛の時間なんてないわけだし、別にいいか。
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