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石の上にも三年 小説を書き始めて三年

作者: 白雲八鈴

 石の上にも三年。小説を書き始めて三年が過ぎようとし、四年目に突入しようとしています。


 1区切りとして、自分なりにまとめて見ようかと思いました。ですから、ただの個人的な記録です。


【1年目】


 小説を書こうとしたきっかけは、コロナというものが世間を騒がせたころ。行動制限により家にいる時間が長引くという現実を突きつけられたときふと思いました。


 毎日暇すぎて読むものが無くなってきた。ならば、自分で書けば良いんじゃない?


 からのズブの素人が書こうと思ったのがきっかけです。


 さて、まずはズブの素人がただ書いて読まれるかという疑問が持ち上がりました。書くのであれば読まれたい。そして、世間一般的にどれ程受けるか確かめたい。


 では、どうすればいいか。


 まぁ、一般的にTwitter等で宣伝するといいとは言われてます。が、これについて、効果データって見たことありますか?自分は見たことがないので、そこは信用していませんでした。


 ならば、自分で自力で読まれるにはどうすべきか。


 取り敢えず終わらない作品を1つ書くという事を決めました。


 それが『番とは呪いだと思いませんから』です。今現在600話まで投稿しています。


 次にその作品のスピンオフを書くです。

 『6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった』を約1ヶ月後に投下しました。

 ……めっちゃよくわからないことが起きました。ええ、異世界転生恋愛部門で日間5位に……ここではない別のサイトでは総合1位に。

 当時は何か起こっているのかさっぱり分からりませんでした。

 何故ランキングに載っているのかも、理解できませんでした。ズブの素人が別のサイトで総合1位になったということは、横からブスッと言葉で刺されるのですよ。もちろん好評価の意見もありましたが、色々な感想をいただきました。


 ですが、自分の目論見は達成したということです。スピンオフを書くことで、長編も読んでもらえると。

 1年目は結局六作品のスピンオフを書きましたね。


 それが全て受けが良かったわけではありませんでした。1位になった作品は『婚約破棄』という物を取り入れたから、読まれたと思っています。スピンオフをただ書いていただけでなく、どういう話が受けるかの調査も入っていました。



1年目の投稿記録


6月末投稿開始

 「番とは〜」を連載1年で260話投稿。


7月

 スピンオフ投稿

 A:短編4話

 B:短編5話

 C:短編6話(これが何故かランクイン)


8月

 C:続きを所望されたので15話まで書き。「番とは〜」の主人公の子供時代のエピソードも絡める。プラス8話

 2作品投稿体制。


 D:別のサイトのコンテストに応募する作品を

 8月末から6月まで投稿122話

 2作品投稿体制。


9月〜12月まで走り続ける。


1月

 C:を更に加筆プラス41話

 3作品投稿体制。

 流石に3作品は駄目だと悟る。

 が、カクコンに短編Eを投稿。


2月

 F:短編5話投稿


3月

 2作品投稿体制のまま


4月

 G:中編30話投稿

 凝りずに再び3作品投稿体制…やはりも無理だと知る。


5〜6月

 2作品投稿に疲れ、しばし1作品投稿に



1年目のまとめ

 スピンオフを書くことで長編の世界観を確立。かなり複雑化の様相。

 知名度のある方のTwitter宣伝の効果をしみじみ噛みしめる。これによりカクヨムではPV数が伸び、カクコン内のファンタジー部門の週間ランキングで150位まで行く。

 なろうと他サイトで初っ端からランキングの上位に入ったため、そこから読み続けてくれる読者様がいてくださっています。ただこの事実を知るのは3年目に入ってからですが。始めから読んでますとか、スピンオフを全て読んでいますとか、感想をいただけて知る事実。

 1年目の頑張りが無駄では無かった瞬間でした。



【2年目】



 2年目は情報収集です。ただ書いていてもつまらない。ならば作品でデータを取るということをしました。


 まず、Twitter。影響がない自分が宣伝する事によるPVの変化。1年目と比べて影響があるか。元々やる気がないので、Tweetするのは宣伝のみ。


 それから投稿回数によるPVの変動。2日に1回がいいのか、毎日がいいのか、1日2回投稿がいいのか、1日3回投稿がいいのか。

 これは短編ではデータが取れないので、長編を書きました。


 それから投稿時間の調査。



2年目の投稿記録

 『番とは〜』261話〜442話投稿

6月末〜10月

 H:長編投稿 72話


12月〜1月

 I:長編投稿 126話


 常時2作品投稿


 2年目は長編2本だけ(厳密には違いますが)ですが、色々勉強さてもらいました。


 H長編からTwitter宣伝開始。

 50話辺りでグサリと感想をいただく、意気消沈もお優しい感想で回復し、1部完結で閉じる。が、キャラ批判を複数いただき傷心のまま、I:長編を書き始める。内容を少し変更し、毒のない作品に仕上げるも、H:長編より評価が低い。

 1月から4月までやる気が起きず、1作品のみを投稿。で終わりを告げました。



 さて、データ取りの話に移りましょう。


 Twitterからいきますと、影響が無い自分が宣伝Tweetしても、勿論何も影響はありませんでした。やはり宣伝はそれを専門に行っている人がTweetしてこその影響力です。


 はぁ。このときのデータが前のスマホで、SDカードのデータがぶっ飛ぶという事件が起こり、残っていません。


 そして、投稿回数ですが、複数のサイトで調査した結果……レビューの一撃に惨敗するという結果になりました。

 因みに、レビューいただいたのは別のサイトで、なろうでは1度もないですね。まぁ、書くほどの作品では無いということです。


 2日1度投稿はやはり伸び率は低かったです。毎日投稿がやはり良いようです。


 日に数回投稿はどうだったか。PV数は増えますね。それは勿論、投稿話数が増えれば比例するでしょうが、ユニーク数が増えるかは別。しかし、読者様には喜んでいただきました。次々と読めて良かったと。


 この様な感じで、傷心の2年目が終わりました。




【3年目】



3年目投稿記録

『番とは〜』

 443話(6月から)〜600話投稿


4月

 サボりすぎて4月から動き出します。

 J:長編投稿開始

 この『聖痕の聖騎士』は現在も投稿中で250話ほどです。

 投稿して1年が過ぎてしまいました。


5月末

 K:短編投稿


7月

 L:2話連載で短編投稿。後に1話追加。


8月

 M:2話連載で短編投稿。後に4話追加。


9月

 N:長編投稿8話投稿。その後随時投稿し全18話に。


1月

 O:中編投稿11話

 P:中編投稿13話(Oのスピンオフ)

 Q:短編投稿(番とは〜のスピンオフ)

 R:短編投稿(Oのスピンオフ)


4月

 S:短編投稿

 T:短編投稿

 U:短編投稿

 V:短編投稿


5月

 W:2話連載で短編投稿するも追加投稿?話



 以上が3年目の投稿作品ですね。

 3年目は長編2作品投稿しながら1ヶ月に1度、短編を投稿するということを課題にしましたが、7月早々に寝込んだ所為で全てが狂いました。


 先ずは5月のK:短編で鈍器で殴られたような衝撃。結果としては日間恋愛異世界転生/転移でランキング1位になりました。

 が、色々感想で書かれました。伏せ字で表記するような言葉をそのまま書かれた感想を見たときは吹き出しました。本当にこんな事を書く人がいるのかと……今現在は削除されています。

 別に作品に対する批判も自分に対する批判もある程度は許容できます。また失敗したなぁと思うだけですから。ただ、ある一言にカチンときて……5日で短編で投稿できる最大の文字数を書き上げて、追加投稿しました。空白入れて7万文字ですね。



 7月のL:追加分を要望を受けて書いている時に高熱のハイテンションで途中まで書き、途中から半死人状態で最後まで書き投稿。流石にこのときは長編の手が止まり、2作品の投稿が停止しました。


 9月のN:長編は1話1万文字に挑戦し、1万文字が続いても読まれるかどうかの検証ですね。

 はっきり言ってL:(3話連載)やM:(6話連載)の方が読まれました。


 気を取り直して

 1月投稿O:中編。これは別のサイトのコンテスト用でしたが、どうも状況が芳しくないようでしたので、急遽P:中編を書き上げて投稿。やはりP:中編の方が評価が高く。日間恋愛異世界転生/転移 ランキング一瞬だけ1位でした。


 2月から4月までは、それまで書き続けた所為か。思うように書けないながらも長編2作品を投稿を続け。


 4月の短編4作品はリハビリと市場調査で投稿しました。

 はっきり言って個人的に悪役令嬢や婚約破棄モノに飽きていました。書き手という意味です。ならば、自分が書ける物でどのような物が受けるのか書いて投稿しました。


 そして、ここに来て理不尽な程の差を目の当たりにしたのです。

 いつも書いている異世界転生のptによるランキング入と異世界恋愛でのランキング入のptの差。

 日間異世界恋愛では200ptないと100位以内のランキングに入らないという、厳しい現実を突きつけられました。ギリギリ200ptでランキング入るか入らないかという瀬戸際。

 日間恋愛異世界転生/転移では、200ptあれば20位には入っているでしょう。ですのに、100位ギリギリ手がかかっている状態で落ちていく。


 何か悔しい。そして、ふと降って湧いた話を書いて投稿したのが、

 5月のW:2話連載。

 1日だけですが、日間総合1位。

そこまでは考えていませんでした。大体10位に届かずに落ちていくのですが、今回は何が受けたのか、さっぱりわからないですね。

 長編二作品投稿していることから、続きは書くつもりはありませんでした。


 自分の個人的な考えは短編とは物語の一部を切り取った話であり、完全完結するものではないという考えを持っています。ですから、続きを匂わす構成にしているのですが、それにより、続きの要望を承り長編の手を止めて現在書いている途中です。はい。



 しかし、このW:の作品のお陰でとても欲しいデータが取れました。それは時間ごとの読まれるPVデータです。

 完結にも投稿にも左右されず、長編という1日では読めない作品だからこそ得られたデータです。それが2作品あるので整合性が取れたデータが得られるのです。


 これは喉から手が出るほど欲しかったデータデータですね。


 という3年目でした。結果としては、自分的には納得しています。データの収集は各サイトでも違うので面白いなぁとか、なろうの感想は突然横からパンチが来るよねとか。



総合としましては。

 この3年間で投稿した文字数は300万文字となりましたが、多いのか少ないのかはよくわかりませんね。


 それから、エッセイで評価のことで物議を醸していますが、初っ端から★1つ評価付けられたときは、やる気ないのがバレたかなと思いましたね。あとは、その人にとって5段階で1つということは面白くなかったのかと思いますね。ただそれだけです。

 評価基準は人それぞれです。もちろん評価5を付けられれば嬉しいです。


 これも計算すればわかりますが、読んでくれた人の中で評価してくれる人は約0.2%です。それだけで、貴重ですね。そして、感想を書いてくれる人は約0.02%です。作品に対するクレームでも、自分への批判でも、面白かったと伝えてくれる感想でも、書いてくれるだけ凄いのですよ。


 あと、これだけ作品を書いてはいますが、短編も長編もプロット等は存在しません。全てが脳内で完結します。

 1度プロットもどきを書き出したのですが、ただのプログラミングのテンプレートを書いているようで、面白みが全くありませんでした。


 『番とは呪いだと思いませんか』の600話の長編も設定、構成、伏線の何もかも脳内に存在しています。手で書き出したのは世界地図ぐらいですね。

600話も書いていますが、読まれているかといえばそうではなく、別サイトは最新話が6PVです。所詮、テンプレではなく一般受けしない作品です。

 構成がしっかりしているという感想を時々いただきますが、書き出した構成は無いという現実。

 そして、書きたいものと読まれるものは違うという現実。


 書きたいものを書きながら、読まれるであろう作品を書く。それが、自分の物書としての在り方です。


 4年目の課題もあるのですが、思ったより『聖痕の聖騎士』が長引きそうで、初っ端からダメそうです。色々厳しいですね。




ここまで読んでいただきまして、いかがでしたでしょうか?ただの人の記録を読んでもつまらないという感じだったでしょう。

所詮、白雲八鈴という者の投稿記録でしかありませんから。


☆評価は1つから、感想はどのようなものでも受け取らせていただきます。ただ、意味不明な造語は理解に苦しみますので、できれば、一般的に使われている言葉がありがたいです。誰に相談してもわからない言葉がありましたので。


ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。



追加で小説の書き方のエッセイです。

『まずは八鈴の名を覚えてもらう−何を書くべきか−』

https://ncode.syosetu.com/n7668ig/



このサイトはなろう内で検索されないようにしておりますので、ここから飛ぶか白雲のマイページのシリーズ「エッセイ『小説を書く』」で読めるかなぁ?


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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 とても精力的に活動をされていて、すごい……! というのが素直な感想です。また、異世界恋愛のランキングは熾烈ですね。ほとんどお伺いしないジャンルなので、びっくりでした。 着実に…
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