表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
一章 俺は嫁ちゃんを更生させたい!
9/47

俺とヒロインが付き合うまで2

更新できずにすみませんでした(´;ω;`)

年末前に仕事が忙殺・・・

 俺がヒロインの送迎を始めて数日が経った。相変わらずヒロインは学校に着くまで自分の足で歩こうとしない、怠け者状態である。


 そして、もっと早くに察するべきだったと思わされた。・・・周囲の噂話に。。。


 ある日の登校中に聞こえてきたのだが、どうやら周囲の生徒達からは俺とヒロインが付き合い始めたと思われているらしい。まぁ、そりゃ急に男女が一緒に登下校(強制)していれば噂もされるよね。

 クラスメイトは俺が担任にヒロインの世話を任せれているのを知っているので、スルーしてくれていたが、他のクラスや上級生はそうはいかない。色恋沙汰に過敏な年頃だし、無理もないんだが・・・ヒロインだぜ?


 ヒロインは見てくれだけは飛びぬけて整っている為、入学当初はそこそこ注目されて、告白する人も結構いたらしい。だがしかし、ヒロインは一度も呼び出しに応じることも無く、教室に呼びに行っても完全無視。全てをスルーした彼女は薄情者、無感情者と密かに呼ばれていた。余談だが、教室で公開告白した勇者もいたが、空気として扱われて涙を流していたのを俺は忘れない・・・男ながら見事であった。いやマジで。


 人の噂も七十五日と言われているけれど、こう毎日ヒソヒソとあれこれ言われていると流石に気分が悪い・・・

 ダメ元でヒロインに相談してみよう・・・蛇足だろうけどね。。。


 「ヒロインさん、ちょっといい?」


 俺の作った弁当を貪っているヒロインに声をかける。


 「なに?ご飯食べてるんだけど」

 「ちょっと相談したいことがあってね?ダメかな?」

 「手短によろ。昼寝の時間が無くなる」


 この子は一体なんなんだ!?ここ数週間長い時間一緒にいるけど、ずーっとぶっきらぼうな態度ばっかし!流石に心折れますよ?いやマジで。


 心を落ち着かせ、再び対峙する。


 「最近ね、ある噂話が広まってるの知ってる?」

 「知らん。興味もない」

 「だと思った(笑) でもその噂話が俺達の事みたいなんだよ」

 「・・・どういうこと?」

 「ここ最近俺とヒロインさん休みの日以外、ほぼ毎日一緒に登下校してるじゃん?それを見た生徒達が付き合ってるんじゃないか?って噂してるみたいなんだよね」


 言った!言ったぞ俺!さぁどういう反応をするんだヒロイン!!!


 「へー」


 へー・・・・だけ?

 

 「へー、じゃないよ!?もっと他に反応無いの?!」

 「別にどうでもよくない?有象無象の反応なんて、知ったこっちゃない」

 「ヒロインさんがよくても俺が気にするの!自分で言うのもなんだけど、結構周囲の目線とかに過敏に反応しちゃうんだよ・・・」


 主人公は世話好きスキルのせいか、人の仕草、視線、行動に人一倍敏感なのである。基本世話焼きの為に培ってきたスキルが、いざ自分を対象にされると違和感というより、嫌悪感を抱いてしまったようだ。


 ヒロインは辛そうな顔をしている主人公の顔をチラリと見て、さらりと


 「じゃあ本当に付き合えばいいじゃん。私とアンタ」

 「へ?」


 あまりの唐突な爆弾発言に素っ頓狂の声を上げてしまう主人公。


 「だから、そんなに噂されるのが嫌なら付きあっちまえば問題ないでしょ? あ、因みに登下校をやめるのは却下だから」

 「ちょ、、、ちょっと話しについていけないんだけど!?」

 「順応性が無いな。あるがままを受け入れろよな?」


 ここまで傍若無人だと思わなんだ・・・いやマジで!!!

 どうして好いてもいない人に付き合おうとか言えるんだろう。。。

 

 俺は知っている、ヒロインは俺のことを異性として意識していないのを。俺は知っている、ヒロインは俺のことを都合の良い召使い・・・いや、パシリとしか思っていないことを。俺は知っている、彼女は一度も俺の名前を呼んでくれたことがないのだから・・・


 正直に告白しよう。俺はヒロインの事が好きだ。ここまで面倒をかけたくなる人物に俺は出会った事が無い。女性の表現で例えるなら母性本能とでも言うのだろうか?ヒロインの世話を俺以外に任せるのが嫌なのだ。これが恋なのかは実際分からないのだが、自分の中で最も中心にいる人物がヒロインなのは間違いないのである。


 だからこそ、いつか名前で呼ばせたかった。自分の力で彼女を振り向かせたかった。何より――――――――――俺から告白したかった。。。


 だが、これはチャンスなのも間違いない。一説によると、付き合ってから好いていく関係もあると聞くし、付き合っているならアプローチもしやすい・・・はず?

 心情はともあれ、この好機を逃す手はない!多分!


 「分かった。付き合おうヒロインさん」

 「そ。じゃあそういうことで宜しく」

 「こちらこそ宜しくね。今後ヒロインちゃんって呼んでもいいかな?」

 「お好きにどーぞ。取り合えずこれで噂話はクリアでしょ?私は寝るから」

 「うん、ありがと。時間取らせてごめんね! それじゃ」


 昼寝を始めたヒロインを確認して席を立つ。


 釈然としないだろ?俺もだ。けれどもこれが俺とヒロインが付き合い始めたきっかけ。俺が彼女をダメ人間にするまでの序章に過ぎない。






















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ