友ちゃんと俺の過去2
「大将!生おかわり~!」
「はいよ!俺バイトだけどな!」
相変わらず友ちゃんは飲むペースが鬼早い。成人したばかりの頃は毎晩のように飲みに付き合わされて、容赦無い二日酔いに頭を悩ませる日々だった。酒の耐性はかなり上がったけどね。
「でもさー、旦那が学級委員長にならなかったら多分だけど、あの子と結婚してなかったんじゃないかな?」
「そう?少し大袈裟すぎない?」
「何事もきっかけが大事じゃん。普通にクラスメイトとしてならアンタは絶対、友達以上にはならなかったよ。旦那の世話好きスキルは身内限定だからね」
「あ、それは俺も思ったわ。旦那は元々面倒見が良いタイプだけど、深くまでは干渉しねえからな、お前が認めた身内以外」
それってほとんどの人が該当する事じゃないの?
深く考えることは無い、至ってシンプル。友人や友ちゃんの所謂《親友》にはお節介だろうがとことん世話もするし、損得無しで協力だってする。普通の友達とかは近すぎず、遠すぎずの距離感で接して、他人何てそもそも考えるまでもないだろう。
単純に好きな奴等には無条件で愛するのが俺のモットーなのだ。
・・・あ、なるほど
「つまり俺が学級委員になって嫁ちゃんに接触しなければ、俺が気になることも無く唯の友達枠で終わってた可能性の方が大きかったのか」
「そゆこと。私は嫁ちゃんみたいな子はほっとけない性分だから、旦那云々関係無く友達になってただろうけどね」
「実際俺も嫁ちゃんと知り合ったのって友ちゃん経由だったしな」
「それにしても、よくもまぁあんな気難しい子を落とせたわよね(笑)当時はそこそこ話題になったぐらいだし」
俺と嫁ちゃんが付き合い始めたのは高一の夏休み前ぐらいだったかな?確かあの時は・・・
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「もし良かったらなんだけどさ、弁当ヒロインさんの分も作ってこようか?」
「は?なんで?」
「朝起きるの苦手みたいだし、またお腹すかせて動けなくなったらマズイでしょ?」
「何?アンタ私に惚れた?」
ワザとらしいニヤついた表情で俺を挑発してくるヒロイン。まぁ正直どっちでもいいんだけどね?いやマジで。
「対した理由は無いんだけど、強いて言えば・・・俺の弁当を美味しいって言ってくれたのが嬉しかったからかな?」
「変な奴。好きにしたら?私は好きな時間に起きて気が向いた時に登校して、飽きたら帰るけどね」
「お昼にヒロインさんいなかったら友達に適当に食べさせるからいいよ(笑) あ!もしよければ連絡先教えてよ!分かってた方が色々便利だろうし」
「お好きにどーぞ」
ポイっと自分のスマホを俺に投げ放ってきた。一応華の女子高生なわけだし、見られたくないナニかの一つや二つ・・・はこの子には無さそうだな。。。
手早くアドレスと電話番号を登録して、彼女に返す。
「一応俺の連絡先も登録しておいたから、今日みたいな非常事態が起きたら連絡してくれていいから」
「よし、今日から君は私のパシリになるってことだな?それなら歓迎しよう」
「友達って事にしてくれると助かるかな・・・」
その日から俺はヒロインの分の昼食も用意し、彼女も以外と登校率は悪くなく、ほぼ毎日弁当をかっさらいに来ていた。
そんな日常が数か月続いた放課後に・・・
―――――――――――――――――――――――俺とヒロインは恋人になっていた。
「いやなんでだよ!?その数か月を端折るなよ!めっちゃくちゃ気になるわ!!」
盛大に友ちゃんにツッコまれる俺氏。
「だって恥ずかしいじゃん?」
「じゃん?っじゃない!ここまで引っ張って今更言わないのはナシだからな?私も友人も今まで口には出さなかったが内心、アンタらの馴れ初め気になってたんだから!」
「え?すまん友ちゃん。俺は少し前に旦那から聞いたわ」
「オラァ!!!」
「ぶべらぁ!?」
容赦無い八つ当たりで本日二度目のダウン。コイツは少し放置しておくか、うるさいし。
「わかったわかった。友ちゃんにもちゃんと話すよ、あの日の事を」
「夏休み以前だけは何も知らなかったからさ、ずっと気になってたんだよ。嫁ちゃんも話してくれないし・・・」
まぁ嫁ちゃんに聞いても「忘れた」で終わらせちゃうそうだしね。
それじゃあ聞いてもらおうかな。俺と嫁ちゃんが付き合うまでの物語を。
次回は少しだけ過去編になると思います。
あ!そうそう!遂に俺×嫁日記にブックマークしてくださる方が現れました!わーい!
読み手だった頃は正直ブクマ云々とかよく分かっていなかったのですが、実際体験してみると・・・物凄く嬉しかったです;; 確かに励みになりやがりますよ!いやマジで!
これからも更新頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします^^ヨカッタラブクマシテネ←




