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俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
二章 それでも俺は・・・
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すれ違う思い3

 「え?どういう・・・」

 「クラス中で一時話題になってたからさ?ここに本人いるし聞いちゃおーって思ってね」

 「確かに気になるー!そこんとこどうなのダンナ君?」

 「年上狙いとはやるなー!羨ましい!」


 質問攻めに合う俺。何時かはこうなると予想していたから、模範回答は用意してある。


 「違うよ(笑) ウチの姉さんと担任が知り合いでね。俺も顔見知りだったからよくしてもらってるだけだよ」


 完璧な回答である。いやマジで。


 「そうなの?じゃあ家に行ったりするのも付き合ってるからとかじゃないんだ?」

 「ま、まじで?!てかよくヒロインちゃんそんなの知ってるね」

 「たまたま通りがけで見ただけだよ~」

 

 そこまで見られてたか~。一応回りの目は気にしてるんだけどね・・・


 「担任とは友達だからね。プライベートなら問題無いっしょ?《そういう間柄》じゃないしね」

 「ま、そりゃそうだよなー生徒と教師の恋愛ってヤバイんでしょ?」

 「普通に退学レベルらしいもんね?先生もクビになっちゃうって聞くし」

 「そゆこと!リスキーな恋愛するほど俺もチャレンジャーじゃないよ(笑)」

 「ふーん。ぶっちゃけどうでもいいんだけどさ」


 ヒロインちゃんの追撃は終わらない。


 「私は個人的にダンナ君が嫌いだから、今後話しかけないでくれる?いやだるい」

 「うわおヒロインちゃん辛口発言。ダンナ、お前何かしたのかー?」

 「優しいヒロインちゃんにこんなこと言われるなんて・・・ダンナ君ちょっと怖いかも・・・」


 なんでやねん!って心の中でツっこむ。今の話の流れを作ったのはヒロインちゃんだし、俺完全に被害者だよな?!


 「ええ・・・俺何かしたかな?何か気に障ることしたなら謝るよ」

 

 頭を下げようとした瞬間


 「その必要は無いよ、ダンナ」


 割って入ってきたのは友ちゃんだった。


 「友ちゃん・・・」

 「さっきから黙って聞いてればアンタ。ヒロインちゃんだっけ?ダンナに変な言いがかり付けるのやめてくれる?」

 「はい?ただ私は本当の事を言っただけだから」

 「私にはただダンナに敵意を向けてるとしか思えなかったんだけど?アンタ等今日初めて話したんでしょ?なのになんでアンタはそんな好戦的なのよ」

 「そんなの知らないよ。理性的に私が無理で、顔に出ちゃっただけかもね」

 「アンタねぇ・・・!!!」

 「ちょっとストップ二人とも!」


 どんどんヒートアップしていく二人に待ったをかける。


 「なんで二人が喧嘩してんの!おかしいでしょ?!」

 「そんなの決まってるでしょ?」


 友ちゃんは迷わず言う


 「幼馴染みが悪く言われて黙っていられるわけないじゃんか!なんでアンタばかりこういう目に合わなきゃいけないのよ!」

 

 続けて言う


 「私はダンナに敵意を向けるやつは何があっても許さない。だからヒロイン。私はアンタが大嫌いだよ」

 「友情ごっこご馳走さま。でも私は思ったことを言っただけだから。別に誰にどう思われようと構わない」


 シーンと静寂に包まれる室内。友人は口をパクパクさせてパニクっていた。

 何の因果か、この二人はぶつかり合っていた。互いの主張を譲らない感じが少しだけ懐かしくも思えた。今の俺は前回の記憶を引き継いでいるし、唯の高校一年生じゃない。これぐらいの嫌味なら欠片も響かない。


 「大丈夫だよ友ちゃん。庇ってくれてありがと。なんでか知らないけどヒロイんさんが俺のことが嫌いなら、今後一切話しかけないよ。皆も雰囲気悪くしてごめんね?仕切り直そ!」

 「そうだな!んじゃあ俺は歌うぜ!」


 空気を読んで友人が合わせてくれる。流石だぜ!


 「ふーん。何かシラケた。ごめん、私帰るね」

 「ちょ!?ヒロインちゃん?」


 有無を言わせず部屋から出ていくヒロインちゃん。俺は一つだけ彼女に違和感を抱いていた。


 先程彼女が言った発言に聞き覚えあるワードを口にしていた。それは



 『いやだるい』


 前回のヒロインちゃんの口癖だ。今回のヒロインちゃんはどちらかと云うと明るいイメージだし、同じ口癖を言うにしてもひっかかりを覚えた。


 「確認してみるか」


 俺はヒロインちゃんの後を追いかけた。


 因みに友人は超音痴なので、皆耳を塞いでいた(笑)

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