気づいたときには6
「ふむ・・・」
「え?んん?ええ?」
「まぁそうなるよね」
隠すことなく全てを話した俺は二人の反応を窺う。知らない人が聞いたら中二病乙!って言われてしまうレベルの話だしね・・・
「正直信じられないな。ていうか意味がわからん」
「私もちんぷんかんぷんだよぉ~」
「だよねー」
「でもさー」
?マークを浮かばせていた保険医ちゃんが鍵になりそうな事を言った。
「なんで未来?のダンナ君は担任ちゃんに手紙を送ったんだろうーね?二回目にこうやって私達が仲良くなる世界だとして、悪いことでも起きちゃうのかな?」
「確かにな。となるとヒロインと私の間に何かが起きてしまうのかもな」
「全然わかんねえ・・・。でも担任に送るって事は何かしらの関係性があるとは思う。じゃなかったら俺の親友達に送れるなら送る筈だから」
友人と友ちゃんは何処も変わってる様子は無かったからな。ヒロインちゃんの変貌と担任との交流には何か関係性がある線が濃厚かもしれない。
「まあ今は深く考えても仕方ないな。取り合えず私もできる限りは協力するよ。これからどうするかはお前の意思次第だけどな」
「え?信じてくれるのか?」
「意味かわらんけどな!お前とヒロインが未来では婚約してるとか殺されたーだとか挙げ句の果てにはタイムリープだぞ?どんだけ波瀾万丈な生活してんだよお前ら」
「俺に言われてもね・・・」
「それでもここまで関わったんだ。首を突っ込んだのは私の意思だし、保険医は完全に私が巻き込んだが。つまるところ今の大人の力を頼れってことだ」
「私も未だに理解できてないけど、未来のダンナ君の助けになるなら一肌脱いじゃうぞぉ~!」
これから先、何が待ち受けているか分からないけど。きっと何とかしてみせるよ、未来の俺。できればもう少し詳しく書いてほしかったけど、今回も何かしらの事件は起きてしまうんだろう。しかも担任絡みで。
取り合えず明日はヒロインちゃんに話しかけてみよう。手紙のお陰もあってか、許すことはできないけど切り替えて接することはできそうな予感がした。
「二人ともありがとう!何かあったら逐一報告するし、何かあったら連絡してくれ」
「「了解!」」
「それじゃあ俺も精神年齢は二人と同じと分かった所で、ビールでも・・・」
「それは許さん」
「チッ」
話が一段落終えたところで、俺達は食事を再開した。
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食事を終え、暫く二人との語らいに花を咲かせている間に随分と時間が建っていた。
「やっべ、いい時間だしそろそろ帰るね」
「あん?なんだダンナぁ。私が何時帰っていいって言ったんだぁ!」
「担任飲みすぎ。明日に響くからもうやめときなさい」
「保険医がなんとかしてくれるから、らいじょ~ぶ!」
「ごめんねダンナ君。担任ちゃんって以外とお酒弱いのよ・・・」
「ちょっと以外だtぅたけどね(笑) それじゃあお邪魔しました!ご飯美味しかったよ」
「また一緒にご飯作ろうね~!気を付けて帰るんだよぉ~」
別れを済ませ、夜道を歩いていく。今日は本当に忙しない一日だった。いやマジで!
でも二人と仲良くなれたことは素直に嬉しかったし、これから起こるであろう事件を乗り越えてこの世界のヒロインちゃんをちゃんと知ろうと決断することができた。
今日担任に声をかけてもらわなかったらもしかしたらヒロインちゃんと関わらない道を選んでいたかもしれないね?触らぬ神に祟りなしって感じで。
これからの先行きに不安と戸惑いは脱ぐえきれないけど、取り合えず明日も頑張ろうと渇を入れて、薄暗い道を歩いていった。
それが・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれから待ち受ける、深淵だとも知らずに。




