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俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
二章 それでも俺は・・・
33/47

気づいたときには4

 「あの~?いい加減、目的地教えてくれてもいいんじゃないですかね・・・?」


 なすがままに俺は担任の車で移動させられていた。勿論保険医さんも一緒にね。


 「教えてもいいが、もうそろそろ着くから安心しろ」

 「全く安心できないから聞いてるんですけどね!?っていうか学校はいいんですか?まだ四時前ですよ?」

 「さっきから質問ばっかりだなーダンナは。保険医、説明してやれ」

 「へ?」


 助手席で寝かけていた保険医に丸投げする担任。


 「ふあ~~~ウチの学校に勤めてる先生はね~なんと!週に一回早上がりが許されるのです!」

 「ナ、ナンダッテー(棒読み)」

 「勿論、遅番の日とか自分の仕事が終わってなかったり、部活の顧問を請け負っている時は無理だけどねぇ~」

 「あれ?保険医さん仕事終わって・・・」

 「それは秘密でお願いします♪」


 歳上とは思えない素振りでナイショのポーズをする保険医さん。マジでこの人ウチの学校の先生ですって言っても信じてもらえないだろうな、いやマジで。

 

 理由は分かったけどね?そういうことじゃなくてね?


 「俺を連れていく意味が分からないのですが・・・てっきり雑務とか手伝わされるのかと思ってましたし」

 「まぁ担任ちゃんは気分屋だからねー。これから先覚悟しといた方がいいかもね、ダンナ君(笑)」

 「マジで帰りたくなってきた・・・」


 そんなこんなで保険医さんと話ながら時間を潰すこと数分後、車が停車した。どうやら目的地に着いたらしい。


 「ほら、着いたぞ」

 「ここは・・・マンション?」

 

 俺の目の前にはそこそこ大きいマンションが聳え立っていた。最早理解不能だぜ!


 「ここの三階にねー、私と担任ちゃん二人で住んでるんだ~」

 「二人とも生憎と独り身だしな、シェアした方が色々安上がりで助かるんだよ」

 「なるほど・・・んで?俺を連れてきたのは何故ですか?」

 「ふっ・・・」


 担任がその言葉を聞きたかったと言わんばかりの笑みを浮かべ


 「今日は飲むから付き合え!」

 「急用を思い出したので失礼し『フンッ!』・・・グエ!?」


 逃げようと踵を返した瞬間、担任の驚異なるアームロックに捕まった。


 「い・い・か・ら、付き合え・・・な?」

 「・・・・・・・・・ういっす」

 「やったー!ダンナ君も一緒だー!」


 何度でも言うが、俺はもう・・・なすがままだった。。。


________________________________________________________________________________________________________



 「遠慮せず、入ってくれ」

 「は、はぁ」

 「たっだいまー!」


 既に俺には抵抗する意思は無く、半ばヤケクソで参加することに決めた。前回はこんなイベント一度も無かったので戸惑ってはいるが、これはこれで求めていた学生生活の一貫だと思ったからだ。・・・相手は先生だけどね。


 いざリビングに招かれるとそこは・・・以外にも落ち着いた雰囲気のあるインテリアに彩られた部屋になっていた。結構広いなー、俺が住んでいた所よりも一回りぐらい大きいんじゃないかこれ?


 「おおお~以外と片付いてますね」

 「第一声がそれか。まぁ私はずぼらだが、保険医が綺麗好きだからな」

 「担任ちゃんに任せると余計に散らかっちゃうんだもの!」

 「なるほど納得」

 

 担任はそのままスーツのジャケットを脱ぎ、保険医に渡して仕事後のOLみたいな格好になった。同様に保険医さんも隣の部屋、恐らく寝室に着替えに行った。


 「ああ、ダンナ。保険医がいるときでも敬語使わなくていいぞ?っていうか楽にしろ」

 「正直ここに来るまでにすんごい肩凝ったから助かる・・・次からは事前に言ってくれよ?いやマジで」

 「はっはっは!今回は完全に私の気分だったからなースマンスマン。以後気を付ける・・・多分」

 「それじゃあ困るから俺の連絡先教えるから登録しといて」

 「へ~い」


 担任・・・自宅だといつも以上にだらけてないか?この素の担任を全学年に見せてやりたい・・・


 「おっまたせ~!それじゃあご飯作っちゃうから二人で遊んでてね♪」

 「え?それなら手伝いますよ保険医さん。めんどく・・・じゃなくて、俺も結構料理好きなので!」

 「おいダンナ。今何て言おうとした?」

 「え?なんのこと?気のせいじゃないかな?」

 「めんどくさい人間の相手何かしてられるかって言っただろ!!!」


 なんで心の声聞こえてるんですかね!?地獄耳って本当にあるのかもな・・・怖いわ!


 「言ってないよ?客人として一応呼ばれてるけどさ、何もしないってのは気が引けるんだよ流石に」

 「じゃあ誰が私の相手をするんだ!」

 「・・・シャワー浴びてきたら?疲れてるでしょ?」

 「むっ・・・それもそうだな。そうしてくる」


 そのまま浴室に向かう担任。以外と聞き分けがよくて少し笑えた。そんなやり取りを見ていた保険医さんが俺の顔をジロジロと覗きこんでいた。


 「な、なんですか?」

 「ふーん。いやね?ダンナ君、担任ちゃんと思った以上に仲良くてビックリしただけ~」

 「生徒がいない時は素でいろって言われたんで、そうしてるだけですよ」

 「いいな~私もダンナ君と仲良くなりたいな~・・・・あ!じゃあ私にも敬語使わなくていいよ!」

 「さすがにそれは・・・」

 「なんでよぉ~!いいじゃん~!担任ちゃんばっかズルい~~!」


 子供のワガママみたいに俺の腕を左右に振り回しながら駄々をこねる保険医。


 俺の思ってる事を正直に告白させてもらうぜ!



 どうしてこうなった!?!?!?


 一体何処をどうしたら先生と仲良くなるイベントが発生するんだ?!少なくともまだ入学二日目だぞ?流石に色々展開早すぎませんかね?

 入学二日目で先生の家でご飯をご馳走になったって人がいたら是非挙手してもらいたい。いやマジで!

 俺の記憶が正しければ、二日目はヒロインちゃんが登校してきて男子生徒が突撃し、悉く撃沈しまくってるのを見てたら放課後にーって感じだった気がする。少なくとも担任と深く話す事になるのはもう少し後。ヒロインちゃんの面倒を頼まれた時だったからね。


 選択一つでここまで流れが変わるのかと思いつつ、保険さんの泣く寸前の顔を見てやれやれと息を吐く。


 「分かったから泣くなよ保険医ちゃん。これでいい?」

 「うん!何か嬉しいかも!わーいわーい♪」

 

 担任は友達って感じだったが、保険医はそうあれだ・・・妹って感じだった。どちらもなんやかんや世話の焼ける感じがするし、蔑ろにできない俺の性格と相乗して、つい相手をしちゃうんだよなぁ。まぁ二人とも一応はちゃんとした大人だし、俺が面倒かけるまでもないと願いたい。いやマジで。


 「それで?今日は何作る予定だったの?」

 「メインは唐揚げかなぁ?担任ちゃんがCMで見たハイカラに涎を溢してたから(笑)」

 「子供か! じゃあメインは保険医に任せるとして、前菜とかは俺が作るね?」

 「本当にお料理できるんだ~!家庭的な男子はポイント高いぞぉ?」

 「やかまし(笑) んじゃ早速取りかかるとしますか~」

 「ラジャ~であります!」


 こうして紆余曲折があったが俺は何故か担任の家で何故か晩酌に付き合うことになり、何故か夕食の準備をするのであった。

やり取りを書いてたら結構長くなってしまいましたので、二回に分けますw

次話でまとめられるかな・・・



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