気づいたときには2
学校二日目、案の定嫁ちゃん(以下学校内での呼び名はヒロインちゃんとする)はクラスメイトに囲われていた。前回も確か同じ感じで囲まれていたが、全てスルー。そこに誰もいないと言わんばかりの無視を決め込んでいた。
だが・・・
今回は違った。
あのヒロインちゃんが・・・笑顔で応答していた・・・うっそだろ・・・?
今の今まで、俺でも過去に一度も見たこと無いヒロインちゃんが存在していた。。。
この世界のヒロインちゃんは俺の知ってるヒロインちゃんじゃないのか?確かにタイムリープしたからって前回と同じ過去に戻ってきたとは言い切れない・・・とは思う。友人や友ちゃんは相も変わらず俺の知ってる二人だったが、担任は前回とは少しばかり違った。まぁ担任に関しては俺の行動によって流れが変わったってだけとも思えるし。
そもそもヒロインちゃんに関しては人格そのものが別人だった。なにあの笑顔?!俺ですら一度もみたことない満面の笑みをしてますやん?!え?ええ?!えええ?!?!
余りの驚きに思わず前の席の友人を殴ってしまった。
「いってぇ!?急にどうしたダンナ・・・ってどうした?すんげえ顔してんぞ・・・?」
「なあ友人・・・あの子知ってるか?」
「ん?ああ、あの美少女ちゃんのことか。残念ながら今日が初対面だけど・・・もしかしてダンナ。惚れたか?」
「すまん友人。俺の頬をつねってくれないか?・・・悪い夢なら早く覚めてほしい・・・」
「じゃあ私がしてあげるわよ」
話し声が聞こえてたのか、友人の隣の席に座っていた友ちゃんが代わりに俺の頬をつねった。
「イダダダダダダダ。いひゃいともひゃん!もうだいひょうぶひゃから!」
「フンっ!デレデレしてるアンタが悪いんだからね?」
「いや・・・デレデレはしてないけど。スマン人違いだったみたい」
「友ちゃんもいい加減に手加減覚えないとな?俺らの身が持たん・・・」
「あら友人?何か言った?」
「いえ!本日もいい天気でございますね!はっはっは!」
ニコォと笑いかける友ちゃんにダラダラと冷や汗を流す友人。本当にこの二人は俺が知ってるまんまだなぁと安堵しつつも、未だに迷いがあった。
ヒロインちゃんだけが別の人格になっている・・・?これは一体どういうことなんだ?
俺はその後も頭を悩ませ続けていた。
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「よっし、行きますかー」
私は昇降口で気合いを入れていた。今日は私の登校初日。先日本気を出すと言った手前、もう一度私はやるだけやってみると決意していた。
(大丈夫。精神年齢はどこぞのエルフ並みに老齢だけど、今の私はぴっちぴちの15歳!やれる!やれるぞ!)
一歩一歩気合いを入れながら、私は教室に向かった。
向かう途中すれ違う生徒達に物凄く見られるんだけど・・・あ、そうか。私って結構可愛いらしいんだよね。そうだそうだ。
思えば中学時代は学年一の美少女と祭り上げられていた記憶が微かに残っていた。当時から私はゲームに没頭していたから、全く興味無かったけどね。
とは言え、折角の容姿だ。上手いこと活用させていこう。
私は一呼吸整え、遅刻しているが堂々と教室に入った。結果は思ってた通り、皆の視線を集めていた。
取り合えず自分の席に座り、回りの様子を窺う。
案の定クラスの数人が接触をしてきた。
「おはよう~!昨日はいなかったよね?風邪でもひいちゃってたの?」
「おはよ~そんな感じかな?春風邪は長引くっていうから早めに治ってよかったよ~」
「ヒロインちゃんって言うんだ!ちょ~可愛いんだけど!連絡先教えてよ!!」
「おうおう初っぱなから飛ばしてくるね~(笑)がっついてくる男子はモテないそ~?」
・・・的な感じで接しやすいキャラを演じていく。さあ来いダンナ!私はアンタの為にこんなに体張ってるんだぞ!はよ話しかけろ!
そう心のなかで叫びつつ今か今かと待っていたが、ダンナは一向に話しかけてこずに・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー放課後になっていた・・・あれぇ???
嫁ちゃんが頑張る二章にしたいと思っています。
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