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俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
二章 それでも俺は・・・
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気づいたときには1

 二日目の朝、俺は・・・駆け足で登校していた。


 答えは簡単。前日友ちゃんと友人に晩御飯を振る舞った後にそのまま友人が泊まると言い出し、遅くまで付き合わされたからだ。それだけなら良かったんだけど、一度帰宅して、お風呂やらなんやら済ませた友ちゃんまで合流し、逃げ場が無かった。


 気づいたときには皆寝落ちしていて、目覚ましをかけ忘れたのが今日の敗因だ。


 「ハァ・・・ハァ・・・もう二度と、平日にお前らは家に上げん!」

 「ヒィ・・・ヒィ・・・ダ、ダンナだって盛り上がってたじゃねーか!同罪だ!」

 「フゥ・・・フゥ・・・くっそー!私は3バカ卒業するつもりだったのにー!」


 各々叫びながらひたすら走り続ける。今日は嫁ちゃんが登校する筈だから、余裕持っていたかったのに!いやマジで!


 朝っぱらから汗だくになりながら、何とか遅刻を免れた俺達。教室に入るなり、友人は気持ち悪いからと汗で濡れたシャツを脱ぎ、体操着に着替えていた。


 俺も着替えたかったけど、浮きたくはなかったので我慢して席に着いた。嫁ちゃんの席をチラリと確認すると、どうやらまだ来てはいないようだ。


 数分後HRの時間になり、担任が入室した。


 「おはよう諸君。今日の一限は私の授業なので、配布物と委員会決めを行いたいと思う。ダンナ」

 「え?あ、はい」

 「進行係はお前に任せる。異論は無いな?」

 「・・・ありまくりですけど、了解しました」


 まぁこうなる気がしていたからいいんだけどね?結局担任の良いように使われちゃうのは避けられないみたいだなぁ・・・はぁ。


 渋々前に行き、先日運んだ教科書を配っていく。おい友人、ニヤニヤしてないで手伝えや!いやマジで!


 間もなくして配り終わり、次は委員会決めか。


 「次に委員会決めやっちゃうね。友ちゃん、板書お願いしてもいい?」

 「はいよー。友人に頼むと読めないしね(笑)」

 「反論したいがあながち間違って無いのが辛いぜ・・・」


 そのまま俺で待機する友ちゃん。


 「あ、このクラスの委員長はダンナで宜しく」


 は?何言ってんのこの担任???


 「嫌です」

 「異論は認めないからな?やるよな?」

 「嫌です」

 「・・・やれ」

 「ういっす・・・」


 仲良くなった瞬間容赦ねえなこの人!?前回はもうちょっと距離感が上手いこととれてた気がしたんだけどな・・・


 「じゃあ委員長は俺が。副委員長は友ちゃんに頼みたいなー」

 「仕方ないわねー。じゃあ友人は雑用ね」

 「そんな係ねえだろ!?」


 クラス中に笑いが飛び交い、滞りなく委員会決めが終了した。因みに友人は枠が余ったので本当に雑用に。嫁ちゃんは保険委員になった。


 タイミング良く終了のチャイムが鳴り、各々が散った所で・・・




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー嫁ちゃんが教室に入ってきた。


 

 クラス内がどよめき、皆の視線が嫁ちゃんに集中した。まぁ見てくれは友ちゃんに負け時劣らず美形だからね、皆が見てしまうのも分かる。

 何人かの生徒達は雄叫びと共にガッツポーズし(友人含む)女子数名は早速話しかけに行ったりと、急に騒がしくなった。


 「・・・ナ」


 俺は一体どんな接し方をしたらいいんだろうか・・・今でもあの時の事件がフラッシュバックしてくる。


 「・・ンナ」


 心の整理はしたいた筈なんだけどな・・・怒りが徐々に込み上げて・・・


 「ダンナ!無視するんじゃない!」

 「イテッ!?って担任か・・・どうかしたんですか?」

 「どうかしたじゃない。何度も呼んでるのにヒロインを見途端、しかめっ面になってたから気になってな。知り合いなのか?」

 「・・いえ、初対面です」


 渋々と俺の顔を観察するように見てくる担任。やめてくれ、アンタの美人なんだからな?当時の俺なら気の迷いを起こしてるかもしれん。いやマジで。


 「まぁいい。それよりも放課後空けておいてくれ。頼みたいことがある。」

 「またですか?・・・まぁ分かりました」

 「宜しい。では勉学に励みたまえ!」


 用件は済んだと担任は教室を後にする。正直それどころじゃないんだよなぁ・・・


 俺は嫁ちゃんに対する考えや思いを一度放棄し、空を見ながら現実逃避した。。。

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