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俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
二章 それでも俺は・・・
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嫁ちゃん始動!

 今日は入学式。私は今まで通りサボった。なんでかって?そりゃ今日で《99回目》だもん。そりゃ飽きるわ。いやだるい。


 何でかは未だに解ってないけど、私は《旦那が死ぬと私も死ぬ》と云う最早何かの呪いとさえ言える運命に悩まされている。

 しかも死んだらこの時代まで巻き戻されるんだよ?いやはや・・・やってらんないわ。


 これまでの過去は全て、私達が付き合うという運命から逃れられなかった。私がどんなにサボろうが旦那がお見舞いに来て~って流れや、登校したらしたで回りに噂されて、そのまま付き合うケースがほとんどだった。


 そして・・・必ず旦那は死んだ。


 一番初めは事故死だった。私が欲しいとねだったゲームを買いに行く途中で轢かれて死んだ。正直あの時は泣き荒ぶって友人とか友ちゃんがめちゃくちゃ驚いてたのを今でも覚えてる。

 だってしょうがないじゃん?まさか死ぬなんて思わなかったし、本気で好きだったんだから・・・


 んで、そのまま病院に行く途中で私はトラックと衝突して記念すべき一回目は幕を閉じたわけよ。


 十回目ぐらいまでは全然理解できなくて、なが~い夢でも見てる気になってたから同じルートを繰り返した。

 結果旦那は同じ死に方をしたし、私も同様に運命には逆らえなかった。


 そして十一回目以降は・・・とにかく色々やった。友人、友ちゃんと普通に仲良くなったり、恥ずかしかったけど旦那に思いっきり甘えたりと、今の私から考えられないような行動を沢山した。


 それでも結果は何も変わらず・・・旦那は死んだ。


 マジでコイツ不運過ぎない!?私の頑張りを返せ!って思った時には、私は諦めていた。


 何時かは終わる。誰かが何とかしてくれる。何時かは・・・ちゃんと死ねると自暴自棄になっていた。


 だけど、まさかそれが最大のチャンスになるとは思ってもいなかたった。


 あの旦那が98回目にして、私に敵意を抱いたのだ。

 正直友ちゃんが来たときにアレ?こんなんあったっけ?と思っていたんだけど、そのまま喧嘩に発展しちゃったから鬱憤を思いっきり晴らしてしまった。だけど、どうせそろそろリセットされる頃だと思ったからね・・・ごめんね、友ちゃん。


 そしてやり過ぎた私に対し、旦那が初めての行動を取った。そう、私に対する怒りをだ。

 初めて旦那に怒気を飛ばされた私は驚きと悲しみが半々だった。前者はこれからどうなるんだ?っていう驚き、後者は超が付くほどのお人好しをここまで怒らせた私の哀れっぷりが悲しかった。


 だけど、だけどさ?もしかしたらって思っちゃうじゃん?今までどんなことをしても旦那が私に対して敵意を向けて事など無かったのだから。その旦那がキレたんだよ?テンション上がっちゃうよね。


 私は最後まで自分の気持ちを押し殺して旦那を挑発した。別れようって言われたのも初めてで、あれは効いた・・・。好きな人に拒絶される辛さを身を持って痛感した。


 そして、未だに自分の行動にびっくりしているが、私自身の手で旦那を殺めた。ここまで初めてずくしだったのでもういっそのこと殺ってやろうってヤケになっていたのは内緒。


 もしかしたら


 もしかしたらだけど


 99回目は何かが変わってるかもしれないと、そう自分の勘が訴えていた。


 だから私も諦めかけていた心を叱咤する。


 最後にもう一回だけ、頑張ってみようってね!


 そう決心した私は再び布団に潜る。え?なんでかって?


 そんなの決まってる。
















 良く言うでしょ?明日から本気出すって。

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