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俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
二章 それでも俺は・・・
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ダンナ達の日常2

 スムーズに自己紹介を終え、入学式が始まるので体育館へと向かう。


 「なあダンナ。可愛い子の目星つけたか?」

 

 友人が若干鼻息荒く問いかけてきた。


 「まだ初日だよ?いくらなんでも早すぎない?」

 「バーカお前こういうのはな?急いでなんぼなんだよ!スタートダッシュが肝心なんだよ!わかる?わかるか!?」

 「暑苦しいわ!そういう友人は良さそうな子見つけたの?」

 「それがよぉ・・・」


 友人がチラっと友ちゃんの方を見て呟く。


 「長いことアイツと一緒にいたじゃん?他の子には申し訳ないんだけど、全然ときめかなかった・・・」

 「まぁ気持ちはわかるよ(笑) なまじ友ちゃんは郡を抜いて美人だと俺も思うし、俺等の目も肥えちゃってるよな」

 「そうなんだよ!だから俺は・・・」


 大きく息を吸う友人

 

 「アイツを超える女が現れたら絶対に口説く!いやガチで!」

 「はいはい、勝手に頑張れよ。とっとと行くぞ~」


 高らかに宣言した友人を無視して歩き出す俺。慌てて追いかける友人を尻目に友ちゃんを見る。


 (確かに、こんなに美人なのに誰とも付き合ってないのは気になるかもな)


 俺が知らないだけかもしれないが、友ちゃんお浮いた話を聞いたことが一度もなかった。まぁ近々友ちゃんはモデルの仕事をするようになるからそれどころじゃなかったって言われても納得できちゃんだけどね。


 その後も友人と下らない話をしながら、体育館に向かった。


____________________________________________________________________________________________________



 今後の方針を考えていたら入学式が終わっていた。この後はSHRを終えたらそのまま下校らしい。


 「係り決めや教科書等の配布は後日行う。本日はここまで!解散」


 担任の言葉と共に本日の学校は終わりを告げた。さて、どうしようか・・・


 正直やりたいこと確認したいことは結構ある。だけど優先順位を確立できなくて悩んでいるのが現状だった。取り合えず今日この後起こるイベントは・・・マズイ!!!


 俺は慌てて帰る支度を済ませ、教室を出ようとした・・・が、時すでに遅し。。。


 「あーダンナ、この後職員室に来てくれ」

 「は、はあ」


 逃げ遅れた・・・


 そうこの日このあと俺は、担任にパシらされるのだ・・・


 「なんだダンナ?もう何かやらかしたのか?」

 「ちょっと入学早々問題起こすんじゃないわよ?」


 友人と友ちゃんが揃って疑いの目を向けてくる。


 「今日はほぼボケーっとしてたっつーの。二人は今日はそのまま帰るの?」

 「俺はクラスの奴等とかるーく遊んでくる予定」

 「私も女子達とご飯食べてお喋りしに行く予定」

 「はいはい、楽しそうで何よりですよ・・・んじゃ、また明日な~」


 俺は二人に軽く手を振り、職員室に向かった・・・チクショー!


__________________________________________________________________________________________________



 程なくして職員室に到着し、ノックをして中に入る。


 コンコン「失礼しまーす。担任に呼ばれて来ましたー」


 「おお、ダンナちょうど良いタイミングだ。こっちに来てくれ」


 言われるがままに、担任の元に向かう。そこには案の定・・・沢山のダンボールが置かれていた。


 「あの・・・これは?」

 「よくぞ聞いてくれた、明日配る予定の教科書達だ!」

 「それで?俺を呼んだのは・・・?」

 「ご明察、これを教室まで運ぶのを手伝っておくれ」

 「あ!今日卵の特売なの忘れてた!すいません帰り(フンッ!)・・・グエッ」  


 逃げようとした瞬間、担任のアームロックの餌食となり、身動きを封じられた。こういうのをご褒美と思う輩がいるらしいが、胸の感触を堪能するよりも苦しさが勝る!いやマジで!


 俺は苦し紛れにタップしてようやく解放してもらった。


 「ゲホッゲホッ・・・体罰はどうかと思いますよ・・・」

 「世間では愛の鞭と言うらしいからセーフだ」

 「てかなんで俺だけなんですか?この量なら複数人に頼んだ方がよくないですか?」


 そう、この教科書達は鬼重い記憶がある。それなのに何往復もするもんだから翌日、筋肉痛で地獄だった。。。


 「いやな?最初はそうしようと思ったんだけどな?本当は今日配る予定だったんだが、うっかり忘れててな。私のミスだから道連れは一人にしようと決めて、今日のラッキーナンバーがたまたま君の出席番号だったから君に決めた!」

 「意味わかりませんからね?・・・まあ今更逃げても埒が明かないし、とっとと終わらせちゃいましょう」

 「おお!話が早くて助かる!運び終わったら昼飯ぐらいは奢ってやるから安心しろ」

 「はいはい、そりゃ光栄ですよっと・・・重い・・・」


 渋々教科書の入ったダンボールを持って歩き出す。相乗以上の重さだったが流石男子高生の体、当時の俺なら体が間違いなく軋んでいたが以外と辛くない。これが若さってやつですか・・・


 体の若さに驚きつつ、いそいそと運ぶ俺であった。

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