友ちゃんvs嫁ちゃん!3
「着いたぞっと」
覚悟を決めて数分も経たずして、旦那家に到着したわけだけども。はてさてこれからどうなることやら・・・
(もしかしたら私達の関係性も変わってしまうかもね・・・)
旦那曰く嫁ちゃんに気づかれないように、隠しカメラと盗聴機を設置してるって言ってたしね。多分だけどカメラとか設置したのは、監視目的よりかは純粋に嫁ちゃんにもしものことがないようと心配故の理由だと思う。アイツ基本心配性だし。
仮に私が深く踏み込んで旦那の事が好きだと知られたらどうしようか・・・。まぁその時はその時!いい加減自分の気持ちから逃げるのはやめよう。そもそも嫁ちゃんが旦那のこと本気で好きならそれはそれで安心だし。
若干緊張しながらもインターホンを鳴らした。
「・・・はい」
数秒待たずして、嫁ちゃんの応答が聞こえた。良かった、起きてた(笑)
「こんにちは嫁ちゃん!ちょっと早いかもだけど来たよ~」
「玄関開いてるから好きに上がって」
「不用心だな~お邪魔しま~す」
いざ勝負の時!
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あ~~~~~~~本当に来ちゃったよ友ちゃん。。。完徹空けでめちゃくちゃ眠いんだけど・・・
昨日も一日中ゲームに没頭してい私はとにかく眠い。その気になれば二日間寝ずにゲームすることもできるんだけど、それは定期的に旦那による食事休憩があったからだ。さすがに空腹には逆らえないし、自分で用意するのも面倒だから結局昨日は携帯食しか食べなかったし。とにかく眠い、いやだるい。
「やっほ~嫁ちゃん!相変わらず顔色悪いな~ちゃんとお日様浴びてる?」
そんな私の思いとは裏腹に太陽のような笑顔で話しかけてくる友ちゃん。いんや~何度見ても美人だわ、うん。なんで旦那はこの人と付き合わなかったんだろ?結婚してる私が言うのもアレだけどさ、何一つ現実で勝てる要素が思い付かないほど完璧超人だしこの人。
「ううん、ここ一週間ぐらい外には出てないよ。まだ寒いし」
「とか言って夏は暑くて~とか秋冬も寒くて~って言って同じこと言うんでしょ?ダメだぞ~たまには運動とかもしないと」
「ふっ・・・指だけならば世界レベルで運動量多いと自負してるよ」
「いやいやそれ運動じゃないから・・・まぁそれだけ食っちゃ寝しても体型が変わらないのは素直に羨ましいけどね・・・」
いやいやアンタも昔っから変わってないからね?むしろ年々ナイスバディーになってて寧ろエロいから!
「それで?今日はどしたん?旦那が暫くいないのは知ってるでしょどーせ。私になにか用?」
「さすが嫁ちゃん話が早いね。私も前置きとか好きじゃないから単刀直入に言うと・・・」
友ちゃんの目が鋭くなり、私の目を見ながら言った。
「今更ながら聞くけどさ、嫁ちゃんって本当に旦那の事が好き?」
・・・・は?どゆこと?ちょっと何言ってるか理解できませぬぞ???
「この前さ、旦那と友人と飲んでたんだけどね?その時旦那が思い詰めてたんだよ。嫁ちゃんが俺のこと好きなのかわからない。世話係ぐらいにしか思われてないんじゃなかって」
あ~なるほどね。あの超世話好き人間が対に悩んだわけか。
「それで?友ちゃんが旦那に代わって真意を確認しに来たと」
「簡単に言うならそういうことだね」
「なるほど」
どうしよう今の今まで全く考えたことが無かった。
まぁぶっちゃけちゃうと知り合った頃からとにかく旦那は便利だった。そりゃそうだよね、登下校送迎してくれて弁当も作ってくれて、ほぼ私の身の回りの世話をしてくれたわけだし。
当時の私は極端に人って奴に興味が沸かなかったから旦那の登場はチャンスだと思った。コイツを手元に置いておけば私の人生めっちゃ楽になる!って思ったし、両親もこんなデキる男ができたーと紹介したら私にとやかく言う回数も減ったからメリットしかなかった。
もしも旦那が男女の関係を築きたいと言えば私は・・・今の環境を守るためなら構わないと思っていたしね。今現在もそのような動きは見せないから未だに私は乙女だけど。
そうやって過去を思い返して改めてみると私は旦那のこと便利とは思ってたけどーーーーーーーーーー
「好き、と思ったことは一度も無いかな」
「・・・え?」
やっば声にでちゃった。こりゃやばいよね流石に。
私は恐る恐る友ちゃんに顔を向けようとした刹那ーーーーーーーーーーーースパーン!と
頬に強烈な痛みが走った。
「・・・痛いんだけど?」
「・・・・・わよ」
「なんて?良く聞こえなかったんだけど?」
友ちゃんは勢いよく立ち上がり、私を見下ろしながら
「ふっっっざけんじゃないわよ!!!!!!!!このクズがあああああああああああああ!!!」
鬼の形相で睨みながら、ありったけの憎悪を含んでそう叫んだ。
少し話のペースを上げて、旦那回を挟みたいと思います。




