友ちゃんvs嫁ちゃん1
今回も友ちゃん視点です!
飲み会の翌日、早速私は旦那家に足を運んだ。じっとしてるのが嫌いなのもあるが、早く嫁ちゃんと話したい気持ちを抑えられず、嫁ちゃんに『今日久々に遊びに行くね!』とメールを送っていた。ほぼ気づかないけどね、あの子。まともに返信きたことないし。。。
何はともあれ旦那の話していたことが全て本当かどうか、自分の目で、耳で確認いないことには始まらない。私こと友ちゃんは思い立ったたら即行動がモットーなのさ。短気ってわけじゃないからね?いや本当に。
私の住んでいるアパートから旦那家の距離はそう遠くない。ていうか私、旦那、友人宅は皆まあまあ近場にあるんだよね。元々都内在住だったし、実家からもそう遠くない距離に住んでいる。たまーに旦那がおかずのおすそ分けに来てくれるし、住み心地は悪くない。寧ろ気に入っているぐらいだ。
そんな訳で、先日のような急な飲み会等にも集まりやすく、私たちは相も変わらず三人で未だにつるんでいる。最早腐れ縁って奴よね(笑)
因みに嫁ちゃんは誘っても毎回参加を辞退する。一度私が無理矢理連れて行ったことがあるのだが、お返しと言わんばかりに高い酒ばかり飲み荒らして、シャレにならない金額を払わされた以降は、旦那家で宅飲み時のみ参加している。アルコール入れても全く喋らないのよね・・・どんだけ酒豪なのよ!
そんなこんなで今まで楽しい日々を皆過ごせていたと思っていたのに(友人の社畜生活はスルー)旦那があんなに思い詰めていたなんて考えてもいなかった。相談されてなかったとはいえ、幼馴染失格だ。。。
だからこそ、旦那の肩の荷が少しでも下がるように今日私は、嫁ちゃんと話に来たんだ!
もしかしたら喧嘩・・・いや、縁が切れてしまう可能性も十二分ある。先に言っておくけど嫁ちゃんを責めに来たわけじゃないからね?いや本当に。嫁ちゃんの返答次第じゃ本当に喧嘩以上に発展する可能性は否定できないけれど、絶対に悔いが残る結果だけにはしたくないもの。
「絶対に旦那の苦悩を晴らしてみせるからな!」
誰もいない道で、天に向かって宣誓する友ちゃん。
彼女の足取りは次第に軽くなり、嫁ちゃんが待つ戦地へと歩みを進めた。
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ブーブーとスマホが振動しもぞもぞと布団から動く人物がいた。嫁ちゃんだ。ネト子を強制的に朝までコースに付き合わせ、寝落ちしたのが午前五時。お前は夏休みに入った高校生か!と言いたくなるような不規則な生活である。
「・・・ッチ。うるさいなぁ。こんな時間に誰だよ」
現在は正午一時。健全な一般人ならとっくに起床して午後の時間帯をどう過ごすか考えている時間帯だ。
メールを飛ばした奴に心の中で八つ当たりしていたのだが、受信内容を読んで飛び起きた。
「まじっすか・・・」
送信主は勿論友ちゃん。彼女は旦那の知り合いの中でも、飛びぬけて親睦が深い仲ということは嫁ちゃんも知っていた。
「ヤバい・・・何もかもヤバい」
何がヤバいって?昨日旦那が隅々まで綺麗にしていた部屋がお菓子の残骸や、空のペットボトル、脱いでそのままにしている衣類等で錯乱していた。。。
旦那がいれば気づかぬうちに片づけてくれていたというものの、彼女一人にした途端この様である。そう、彼女はダメ嫁なのさ!
「居留守使うか・・・?」
嫁ちゃんは思案する。どうすればこの状況を切り抜けられるのかを、ここ最近ゲームにしか使ってなかった脳をフル稼働させて作戦を練っていた。だがしかし、最初から結論など決まっていたのだ。。。
相手はあの猪突猛進ガール友ちゃん。一度行くと決めたら何が何でも来るだろう。嫁ちゃんは即座に考えるのを放棄した。
「ま、いつも通り黙ってれば飽きて帰るでしょ」
短絡思考にシフトチェンジし、ごみ袋に分別せずに片っ端からゴミを放り込み、散らかった衣類はそのまま洗濯機に突っ込んだ。
「ふう・・・一年分ぐらい働いてしまったぜ」
あれしきの行動で達成感に満ちた表情を浮かべている嫁ちゃんは、冷蔵庫からコーラを取り出し一気に飲み込んだ。
「てゆーか、今更何しに来るんだろ?旦那がいないことは多分知ってるだろうし、暇なのか?」
これから重要な話しをしに来るとは微塵も考えておらず、刻一刻と戦の狼煙が上がることにも気づかず、自分が今までどれだけ旦那任せな生活を送っていたのかさえ自覚していなかった。
「あー、腹減った。早くアイツ帰って来ないかなー」
あくまで自分最優先、超自己中なのが嫁ちゃんだ。
そんな彼女は―――――――――――――――――――何処までも――――――――――――――
―――――――――――――――――旦那の寄生虫であり続けるのだ。
次回、遂に友ちゃんと嫁ちゃんが激突!?
そこそこ長くなると思うので、今回は少しだけ短めです。
旦那は暫く脇役かも?ですw




