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俺×嫁日記  作者: 一ノ瀬
一章 俺は嫁ちゃんを更生させたい!
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閑話 親友の決意

 「今日はありがとう友ちゃん!情けないけど、嫁ちゃんを宜しくね。手すきの間とかにはモニター見てるから」

 「できるだけの事はするけど、過度な期待はしないでよ?私でもあの子は手こずるんだから(笑)」

 「あはは、了解!それじゃあ連絡待ってるね!バイバイ。・・・友人いい加減起きろ!」

 

 そう言い友人に肩を貸しながら帰宅する旦那。全く・・・もっと早い段階で相談しろって毎回言ってるんだけどね。こればっかりは人間性的に難しいのだろうと嘆息する。


 私、友ちゃんは自分で言うのもアレなんだけど、基本何でもそつなく熟せる器用人だと自負している。教わったことは一度で覚えるし、運動も苦手分野も特に無く得意。言ってしまえば苦手な物が無いのだ。

 だからこそ、世話を必要としない自立的行動を行使できる私は、過去一度も旦那に世話を焼いてもらったことがない。幼い頃からずっと一緒にいたけれど、旦那が唯一頼み事をお願いしてくるのは恐らく私だけだと思う。


 友人とも親しい関係なんだろうけど、アイツとは馬鹿な関係でいたいらしく、真剣な相談は基本しない。今日だって酔いつぶれた後に本題に入ったぐらいだしね。。。

 

 私はアイツに頼られるのが好きだ。旦那は特定の分野では私以上の能力を持っていて、誇れる親友だと何処の誰でも自慢できる優しい人間だ。

 この先もずっと近すぎず、遠すぎずの距離感で付き合っていけると思っていたけれど、今日の話を聞いて気が変わった。


 ・・・今の嫁ちゃんを私は認めない。高校時代の時は素直に祝福できた。旦那もちゃんと異性を意識する感情を持っていたんだと安心したし、嫁ちゃんも無愛想だけれど悪い子じゃないと私も思ったからね。

 けれどもあの子はたった一つ。私の中で旦那にある事をさせたら絶対に許すことができない問題を起こしてしまった。それは―――――――――――旦那を家事放棄させるほど思い詰めさせてしまった事だ。


 どういうこと?って思う人もいるかもしれない。旦那は元々人一倍面倒見がいい奴だった。基本誰とでも分け隔てなく接するし、頼られたら基本断らず、協力するお人好し。一時期のあだ名がママだったしね(笑)


 そんな旦那でも過去に一度だけキレたことがあったのだ。


 中学時代、最後の文化祭で喫茶店をやることになったのだが、旦那が調理担当で余すことなくポテンシャルを発揮し、同じ調理担当の子達が皆やる気を失ってしまったのだ。最初は尊敬の眼差しで皆見ていたが、段々とその表情が曇んでいき、文化祭当日に旦那の時間帯と違う調理担当全員が当番をサボったのだ。

 練習中は旦那が付きっきりで教えていたので難なく調理できていたのだが、いざいなくなってみると酷い有様だった。結局私と友人が手伝いながら何とか終えることができたのだが、周囲の反応は冷ややかだった。


 『結局ほぼアイツだけでなんとかなっちゃったじゃん。そりゃ他の担当の奴等もやる気無くすよな』

 『私達同じ班だったけど、ほとんどやること無かったもん』

 『最初からもうちょっと簡単に調理できる料理にすりゃよかったんだよ。なのにアイツが・・・』

 『皆から頼りにされてるからって調子にのりすぎ(笑) 文化祭はお前のワンマンプレーを自慢する場所じゃないっての』

 『期待以上に答えられる俺スゲーってか?いい顔して内心俺らを見下してたんだろ』


 クラスメイト達は好き勝手に言いたい放題旦那を罵倒し、一人また一人と離れていった。

 

 旦那は良かれと思って行動していたに過ぎない。料理は彼の得意分野だったし、練習すれば十分旦那抜きでも作業できる範疇だった。結論私達のクラスは旦那に依存していたのだ。テスト勉強も分かりやすく教えてくれて、先生の頼まれごとも率先して手伝い、悩み相談もできるだけ解決してくれた彼に。


 その時はまだ誰も気づいていなかったのだ。旦那が当たり前のように行っている物事がどれだけ大変で、心身を疲弊させる行動だったのかを。


 気づいた時には時すでに遅く、旦那を異常者だと祭り上げ、味方をしてくれる人は誰もいなかった。利用するだけ利用して、努力せずに旦那に甘え切った結果だというのに彼に全責任を押し付け、挙句の果てには文化祭を楽しめなかったと戯言を抜かす馬鹿もいた。その時の旦那の悲しみに満ちた顔を私は、一生忘れない。


 文化祭終了後、旦那はキレた。それはもう荒れ狂った。

 男女構わず彼を否定した奴らを片っ端から殴り飛ばしていき、私と友人もとっくに堪忍袋の緒が切れていたので、便乗してボコボコにしていった。教師が止めに入るまで暴れ続け、私たちは一か月進路指導室で授業を受けさせられていた。


 今となっては誰にも話せない黒歴史だが、私達三人の仲がある意味深まったので後悔はしていない。


 話しを戻すが、飲みの座席で旦那はあの時と同じ――――――――――全く同じ顔をしていた。


 このままだと遠くない未来旦那と嫁ちゃんは衝突する。嫁ちゃんが少しでも旦那の当たり前のように行っている家事等を、自信の口から感謝の言葉を伝えられたら許そう。

 もし、感謝の気持ちも無く唯旦那がやるのが当たり前、世話好きなんだから寧ろ嬉しいんじゃないの?ぐらいにしか思っていなかったら私は・・・彼女を一生許さない。


 もう二度と旦那のあんな顔は見たくない。初めて好きになった女性にまで裏切られてほしくない。私は正したいんだ、旦那がやってきたことは何も間違っちゃいないって。アンタに頼りきって楽を覚えてしまった奴等が悪いんだって。


 だから私は嫁ちゃんが旦那を好きではなく、利用しているだけだったなら―――――――――――――













―――――――――――――――私が旦那を奪ってみせる。









閑話というより結構重要なお話しになってしまったような・・・


結構思いつきで追加したので、無理矢理感が強いです。。。皆さんの想像力に任せry

友ちゃんの心情はこれからも物語に大きく関わらすつもりなので、友ちゃんファン増えろ~!w


面白かった!と思っていただけたらブクマや評価をお願いします^^

・・・そろそろ感想やレビューもいただいてみたいです|д゜)

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