表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すんません 、「俺」は、記憶ないっす  作者: 志奏
三章 「果つることなき想いは再びに」
62/418

60話 病欠って、できるかな?




三章 六十話 「病欠って、できるかな? 」



お嬢さんが、部活の先輩達とゲームしてる。なんかいつも見てるお嬢さんと、違う感じが…… するようなしないような


「君は行かなくていいのか。」


「私はFPS苦手なんだよ。緋夏に任せておけば大丈夫だ。」


「そもそも、大会って何ぞ? 」


全く知らなかったんですけどぉ


「なに? アンタってゲームやってるわりには、そういうの知らないんだ。」


「知らなかったです。お嬢さん、プレイ中によそ見はアウトですよ〜 」


「その通りです! 郷橋さん、ちゃんと集中してください! 」


「す、すいません…… 」


冗談で言ったつもりなんだけど、そんな真面目にやるとはな……


「んで、大会って何ぞ? 」


「大会って言っても、ここ2年くらいに始まるようになった小規模な大会だよ。5人までのチームで、サバゲー みたいにFPSをプレイするって感じ。」


「サバゲー? キル数を競うとか? 」


「大体はそんな感じだ。でも、サバゲーを模してるから一回死ぬとリスポーンできない。5人全員がくたばるとその時点で終わり。」


「へぇ、楽しそうじゃんか。そんで今、練習してるってわけね。」


「そうですよ! 郷橋さんはレース系の腕は、ずば抜けてますけど、それ以外はまだまだ初心者ですから。」


「知ってる知ってる、レース系だと勝てないよな。一緒にやると、3位か4位が多かった…… 」


「おい待て、てことはお前はNPCにも負けてるじゃないかよ…… 」


それは内緒よ、嬢ちゃん♡


「仕方ないんだ、運要素絡んでるでしょ? あのゲーム。俺だけのせいじゃありませんねぇ。」


「運要素とかねぇだろ、マリ○ー でお前が負けるのは、単にアイテムの使い方が下手とか、ドリフトが下手とか色々考えられる。負け惜しみ乙。」


「へいへい、すんまそん。今度やる時には、華麗なドリフトを練習しておく。」


そんで言ってやるよ、2位乙でーす! ってな…… ガキか俺は……


「その前に、まずはスタートダッシュの練習しとけ、どうせ爆発ばっかりしてるんだろ? 」


こいつ…… なんで知ってんの? 超能力? もしそうなら、信じちゃうよ


「なんで爆発スタートしてるって、わかった? 」


「そんな顔してるんだよ。」


「え〜 …… 」


顔でわかるのかよ…… じゃあもう無理だな。整形に手出すしかないじゃんか


「そういえば、松柴さんがゲームしてるの…… 初めて見たかも、すごい集中してるな。」


「松柴はどのジャンルも結構上手くてな、期待のエースだよ。それに、根が真面目な考えしてるのか、ちゃんと言ったことを守ろうとする。」


「それは知ってる、お嬢さん以外とも上手くコミュニケーションが取れるようになったんだな。」


「そうだな…… 最初は、ここでも緊張のせいか声が小さかったりしたけど、今じゃ全然だ。」


「馴染みやすそうだもんな、君らってさ。」


「お前もな〜 」


「はっは、どうも。」


それが良いのかと言われると、ダメな気もするが


「アンタは初絵の親か! 」


「宮田…… さん…… 聞こえてます。」


聞こえてたよね、そりゃあ…… また恥ずかしくなってきた……


「二人とも集中! 」


「「は、はい! 」」


「鬼コーチだな。」


「楽しくがモットーですけど、やるからには勝ちに行きますので! 」


そこで、嫌そうな感じだったらわかるけど…… お嬢さんも松柴さんも、楽しそうだから文句ないな




「大会っていつなの? 」


「6月の23だ。そんでその5日後に体育祭もあるから、超ハードスケジュール。」


「おいおい、23って3週間くらいしかないじゃんか…… ていうか、体育祭? 」


そういえば、ここに初めて来た時に聞いたかもしれないな。あの時は、ドキッ♡ 水着だらけの体育祭でも行かないって、思ってたな〜 …… な〜


「体育祭は毎年やってる。その時くらいは、ちゃんと仕事しろよ? 」


「病欠って、できるかな? 」


「お前は子供か…… 大丈夫だ、毎年何も起きないから。ただ今年は、この前…… この学校で騒ぎがあってな、それで生徒たちが少し不安がってんの、お前みたいのでもいれば少し違うだろ。」


「全然変わらないと思うわ。その騒ぎの時って…… おたくら何してたの? 」


今までの流れだと、おそらくは見てないはず


「あの時は…… たしか、緋夏と一緒に保健室にいたから全然知らないんだ。」


「そう…… ですね。あの時は、ちゃんぽんを恨みましたよ。」


良かった〜 見てたら、また説明すんのダリィって思ってたからな…… つーか


「ちゃんぽん? 」


「はい…… 前の日に食べた夕食で…… お野菜が傷んでたみたいなんですよ。」


「…… そ、そうか…… そりゃドンマイだ。」


腹の調子が悪かったのか


「そんな状況で、外のことなんかいちいち気にしてられなかった。」


「お前はその子の姉ちゃんかよ。」


「できれば、それ以上…… 」


んっん〜? 今日は聞かないことに、するのが多すぎますね。今のボリュームなら、聞こえなかったよな? あの子に


「そっか…… よし、決めた。俺は体育祭当日に腹を壊す、だからそのちゃんぽん持って来い。」


「どんだけ嫌なんだよ…… 」


「私の家のちゃんぽんが、毒物みたいな扱いするのをやめてください! 美味しいんですから、普段は。あの日のは、ちょっとケチって放置してた野菜を使ったのが、アウトだったんです! 」


「聞くんじゃなかった…… 体育祭とか、何すんの? どうせ追いかけっこして終わりだろ。」


そんで、その後に踊るとかじゃないの?


「追いかけっこって…… 結構、盛り上がるんだぞ? 父兄参加の種目とか、部活対抗騎馬リレーとか。」


「父兄参加の種目はわかるけど、騎馬リレー? 」


聞くだけで、危なそうなんだけど……


「騎馬戦…… のハチマキを取らないで、背負ってリレー するだけ。」


「単純だな…… この部なら、有利じゃんか。」


「なんでだよ? 」


「だって松柴さん以外全員…… フッ、なんでもない。」


凹凸の少ない身体じゃん。しかも、さくらもりとやらは、全体的に小さい


「よーし、後でもう一度勝てない現実を教えてやる。今度は鉄○だ、それでその後にリアル鉄拳だ。」


「アンタ今の聞こえたから、寮に帰るのが楽しみね…… これが最後の、外になるわよ。」


「宮田さん…… ほんとゲス…… じゃなくて、デリカシーないです。」


ん〜 …… そこまで言ったなら、もうゲスって言っちゃいなさい


「私は、このボデー に自信を持ってます! 案外便利ですよ〜 色々と子供料金で…… 悲しくなります。」


「やるなら、バレないようにしろよ。またはバレる前にやめとけ。」


「し、してませんから! …… たぶん。」


「たぶん…… か。最後に真実を明らかにするのは、潔い良いぞ。」


「もう確信してますね…… そうだ! お兄さんも、一緒に参加してくださいよ! 騎馬リレー。」


何言ってんの、このおっチビちゃんは


「アホか、出るわけない。出たくない。行くわけない。診断書付きで休む。」


「診断書付きで休むのかよ…… 」


「俺をナメるなよ、その気になれば医者が心配するほどの顔色で病院に行って、入院しますか? って言わせるほどの演技ができるぞ。」


「それは逆にすごくないか? 」


「だろ? 大人になると、どう休みを取るか…… 色々とスキルが上がっていくのさ。」


世のサラリーマンだって、きっと同じだ


「出ましょ! お兄さん! 」


「絶対嫌だ。だいたい今日会ったばかりなのに、よくそんなこと言えるよ。」


「それは今さらすぎ。」

「ほんと今さらすぎです! 」

「今さら何言ってんの? アンタ。」

「今さら…… です。」


「こ、これも…… 大人のコミュニケーションスキルだ…… だが出ないぞ。」




いきなり無茶振りをされた。だけど、この子達の言う通り今さらだな…… 話題を変える作戦を実行するか


「そもそも警備員だよ? 俺は、特定の部活に肩入れするのは…… ね? 」


「はいまた今さら〜 」

「同じく今さら〜 」

「先輩に習って、今さら〜 」

「友達の真似します…… い、今さら〜 」


仲良いね〜 君たち。俺も真似するか、この流行に!


「ほんと今さら〜 (オネェ風) 」


「…… 」

「…… 」

「はぁ…… 」

「…… 」


ちくしょー!!!


「悪かったなキモくて…… でも許せ、デフォルトだから。」


「よくわかったなキモいって…… 」


「見りゃわかるわ…… つーかよ、そもそも俺がそのリレーに参加できるわけがないだろ。」


「なんでです? 」


「そりゃあ…… 警備員だから? 」


「大丈夫だと思いますよ? 」


「だな、私もそう思う。」


「なんでだよ。」


「だってあのおじさんも参加してますし、それにそのタブレットがあれば大丈夫なのでは? 」


田嶋さん…… 参加してたのか……


「それでも嫌だ、あのツン・ドラ娘が何か言いそう。参加する気もゼロだし…… 」


「ツン、ドラ娘? 」

「ツンデレでは? 」

「私のこと言ってんなら、今すぐコミュニケーションの取り方を修正してあげる…… 色々とね? 」

「誰…… のことです? 」


「お嬢さんじゃないですよ。どんな修正する気ですか…… ほら、あの〜 会長さんとか…… ね? 」


あの子はいろんな意味で厄介だからなぁ


「あぁ…… 九路院(くじいん)か…… 」

「あはは…… なるほど…… 」

「くじ? 」

「生徒会長だよ、みーちゃん…… 」


院って字が入ってる苗字だと? 益々、あのキャラに納得だわぁ。全国の院が付く人は例外でな


「くじいん、どんな字だ? 」


「数字の九に帰路につくの路、そんで病院の院だ。あいつはたしかに、めんどいわな。」


「訳あり? 聞かない方が良い系? 」


「訳ありじゃないけど、だいぶ前から目の敵にされてるよ。」


「何かしたわけじゃないですよ! ただ、在り方の違い? みたいな…… 」


「あ〜 …… なるほどなぁ。」


あの会長さんなら、この部に対して…… いや、他の部活でも必要性を感じない、価値がないと思ったものにはすぐ態度に出しそうだ


「なんであいつが出てくんだよ? 」


「止むに止まれずの成り行きだ。」


俺がここにいる理由を、お作りになったうちの一つだ。あの校長の孫ってだけでも、めんどいのに


「何? また、ちょっかいでもだした? 」


「お嬢さん、まるで俺が口説いてるみたいな言い方はやめてください。その辺りも、女将さんから事情を聞けばわかると思いますよ…… あと、集中しないとダメでは? 」


「あっ、そうです! 二人とも集中してください! 」


「は、はい! 覚えてろ…… 」


いやだなぁ…… 覚えてろって、仕返しする気満々じゃないっすか


「それが理由なら、大丈夫です。私がなんとか、掛け合ってみるので…… 一緒にしませんか? リレー 。」


「さっきも言ったろ、理由はそれだけじゃない。一番の理由は…… 俺が、出たくないからだ。」


「なら…… 私達と一緒に、今度のゲーム大会に参加してください! 」



は? うんうん…… は?




一言だけ言わせくれ…… 脈絡がなさすぎだ








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ