表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すんません 、「俺」は、記憶ないっす  作者: 志奏
三章 「果つることなき想いは再びに」
48/418

46話 理由か……



三章 四十六話 「理由か…… 」



はぁ…… 何一つ変わってないとはな、まぁ変な期待を抱かないで済むかなこれでさ。元々そんなに期待してないけどね、俺だし


「痛っ…… お嬢さん、まだダメージが残ってるんすけど…… 」


どうしよう、寝れない……


「ゲームでもすっか。」


ケータイに着信が入る

「え、旅館の番号だ…… こんな時間に誰だよ。」


ここはでないで明日掛け直して、すんません寝てました! てへぺろ! っでいこうかな


「あ、切れた…… 」


まぁよっぽどなら、また掛け直してくんだろ。正直めんどくさい、今の時間から何か要請されても行くのが辛い


もしかしたら、お嬢さんが昼間のことを謝罪…… ってあるわけない。そんな殊勝なお嬢さんだったら、苦労してないな


なんでだろう? 出なかったことを後悔している。今の時間なら要請されても、大した仕事じゃないだろうから出ても良かったんじゃ? 我ながら、クソめんどくさい性格だ


「あ、また掛かってきた…… でるか。」


「おや、出たよ…… すまないね、寝てたかい? 」


この声は少し予想外。くるなら仲良さんの誰かか、原さん辺りが心配して電話してきたと思ったんだが…… まさか女将さんとは


「お、女将さん…… はい寝てました。」


何の用だ? 女将さんからだと、なんか緊張するな


「起こして悪いね、ちょいと居間の方まで来てくれるかい? 」


「あ、はい…… なんかしでかした感じっすか? 」


「あんたは、しょっちゅうそれを聞くねぇ…… 今日は休みだったんだから、何もするわけないだろう。少し話したいことがあるんだよ。」


良かった〜 俺は何もしてなくても何か、しでかす人間だからな。自分で自分に対する、信用があまりないだよ…… でも、なら何だ?


「話し…… っすか? 」


「そうだよ、来れるかい? 」


??やけに真剣なトーンだな……


「大丈夫です。少しお待ちを…… 」


「すまないね、待ってるよ。」


切れた

「行くかぁ…… 何で出ちゃったんだろう? 」


今度は出たことを後悔してる。ほんとバカみたいだわ…… 話しって何だ? 経験と勘から、ロクでもないが7割を超える。


今日は何言われても、何もできないっすよ? あなたのお孫さんに、HPバーを赤まで削られてるんで




居間まで向かう…… 暗いなぁ


「さすが地方、旅館の敷地外とかすんごい暗いわ。」

5月も終わりなのに、夜は涼しいし


「はぁ…… 怖。」


溜息をつくのに慣れるとは、それは結婚して3年目の旦那か奥さんのどっちかだろ!? 慣れていいのは


持論を展開しつつ、居間の前で来た。この先に行くと、疲れるよ? って文字が見える…… 病院いくか、やっぱり


「遅くなりました、宮田です。」


「来たか、入っておいで! 」


「失礼します。」


中には女将さんが一人だけか


「すいません最初の方、電話出れなくて。」


「そんなのは別にいいさ、あんたに迅速な対応を期待するほど夢見てないよ。」


おもしれぇ、何でワンコールで出ないだけでここまで言われるの?


「で、ですよね…… それでお話しって? 」


「まずは座っておくれ、それからそんなに緊張しなくて大丈夫だよ。」


あら、バレてた


「顔に出てました? 」


「よく出る男だからねぇ。」


ポーカーフェイスって、どこで修行できたかな?




テーブル越しに、女将さんの前に座る


「まずは、改めて礼を言わせておくれ…… ありがとうね。孫とその友達を助けてもらって。」


またそれか…… それは違うんですって


「なら、改めて言わせてください。あれは礼をされることだとは思いません…… むしろ非難されて然るべきことです。」


「この前と言ったろう? 感謝はしたいから…… 」


「したいからする。強制されてするもんじゃない…… ですよね? 覚えてます…… 」


「遮るのは初めてだねぇ…… やっぱり嫌かい? それでも。」


「はい…… 過程が最悪すぎます。女将さんのお気持ちは理解できる…… と思います。それでも、それを素直に受けるほど正直者じゃないんで…… 」


「そうかい…… なら、これで最後にするかね。」


「お願いします。今のが、話したいことですか? 」


「いや、もう一つある。そっちが本題だ。」


「本題…… ですか。」


なんだよ、終わりじゃないのか……


「あんた…… 」


「はい? 」


「しばらくウチの仕事を休んで1・2年、翠鳴(すいめい)で警備の仕事やってくれないかね? 」


…… は? …… は?


「翠鳴って、お嬢さんの学校のですか? 」


「そうだよ、頼めるかい? 」


「お断りします。」


「ほう、あんたがはっきりと断るのは初めてだね…… 嫌かい? 」


「はい。」


「これまた、はっきりしてるねぇ…… 理由はなんだい? 」


「理由? …… 必要ですか? 」

女将さんこそ、理由を言ってください


「聞かないと何もわからんからね。」


「言わなきゃダメですか? 」


「聞かせておくれ…… 私も理由を説明するから。」


そもそもなんで、そんな話しが出てくる。あれか? とうとう、経営難に!? 売り上げは伸びてるって、言ってたじゃん!


はぁ、理由か…… なんだろうな…… 女子校なんてもうたくさんとか? 違うな。警備員なんてめんどくさいから? それも違う。


俺はーーーー



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ