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すんません 、「俺」は、記憶ないっす  作者: 志奏
三章 「果つることなき想いは再びに」
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30話 かくげー?

三章 三十話 「かくげー? 」



初絵と一緒にゲーム部の部室まで来たけど…… 緊張して、ノックができない


「来たね…… 」


「うん…… ほんとにいいの? 」


「大丈夫、やっぱり私は運動部に入っても長続きしないと思うし、それに…… どうせなら友達と一緒に何かしてみたいなって。」


「ありがとう、みーちゃん。」


「お礼なんていいよ! …… で、どうする初絵さんやい、ノックしてみては? 」


「わ、私が行くのが…… 当たり前だよね…… 分かってるんだけど、手が震えて…… 」


そりゃそうだよね〜〜 私だって、緊張してるのに初絵がしないわけがないか

「じゃあ、一緒にいっせーので行こう! 」


「う、うん! それなら。」


「よし、いっせーの…… 」


突然目の前ドアが開いて、小さな先輩が出てきた


「来てくれたんですね! 待ってましたぁ、早く入ってお菓子ありますよ! 」


「うぇ? あ、はい! 」


「は、はい。」


その先輩にてを引かれた瞬間に私も、初絵のてを引いて部室に入る…… 芋づる式みたいーーーー




ーーーー 始めて中を見るけど、棚いっぱいにゲームが置いてある。それから、色々な雑誌も散乱してる…… 誰かさんの部屋にそっくりなんですけど


「す、すごい量がありますね…… ゲーム。」


「全然です! 棚に置いてあるやつは、レトロ物も結構あってその中でこの部室でプレイできるのは、半分もないですよ。」


「え、それって置く意味あるんですか? 」


「もちろんです! 眺めてるだけでも癒されます。それに、何本かは卒業した先輩達からのもあるので…… 」


「な、なるほど…… 」


緋夏(ひな)、その子達が部員候補の? 」


部屋に夢中になって、気づくの忘れてた…… ていうか座ってゲームしてたから、さらに気づくかなかった…… 身長高い


「は、はい二年の郷橋(さとはし)です。」


「へ〜〜 、ゲーム好きなん? 」


「すいません…… あまりしたことないんです。でも、嫌いじゃないです! 」


「お、おおそりゃまたなんで入ろうと思ったのよ? 」


「まずは自己紹介したらどうです、珠希(たまき)? 」


「するのか私も…… まぁするよな、私は三年の久野(くの) 珠希(たまき)だ。イントネーションはおいおい慣れてくれ。」


「はい! よろしくお願いします、久野先輩。」


「部活の後輩からの先輩呼び…… 良いかも。」


「ちなみに、私と珠希は幼馴染です! 昔から背だけはどんどん追い越されていきました…… 」


「緋夏が勝ってた時期なくない? 」


「そうですね、私が勝っていた時期なんて…… あーあ、昔はあんなに可愛いかったのになぁ! たまちゃ…… 」


「わかった! わかったからそれはやめろ、訂正する昔はほぼ同じ身長だったよ。」


「は、はぁ…… なるほどです! 」


「そんで、入部の理由とかってあるの? 大会に参加したいとか? 」


「えっと、それは…… 」


ここまで来る経緯を大雑把に説明してみた、うーん…… やっぱりゲーム少しやっておけば良かった




「なるほどなるほど、そんじゃゲームの知識とかはあまりないのな。」


「す、すいません…… 」


「珠希、なんか口調が攻撃的です! 可愛い後輩にはもっと柔らかくお願いします! 」


「許せ、これがデフォルトなんだよ私は…… さっきから一言も喋ってない君は大丈夫か? 」


「あ、は…… はい…… き、緊張…… しちゃって。」


そういえば、初絵が全然喋ってなかった! ごめん気づいてあげれなくて

「ごめんなさい! 初絵は慣れないと、結構人見知りしちゃうんです…… 」


「いや、もしかして不快にしてないかと思ってさ…… そっか、まぁそのうち慣れるからよろしく。」


「よ、よろしくお願い…… します…… 」


「うい、こっちこそよろしく。そうだなんかやってく? それなりにジャンルは取り揃えてあるぞ。」


「そうです! 今日はお二人とゲームについて存分に語り合いたいと思ってました! 」


「え…… そ、そうですねぇ、何やればいいのでしょうか…… まだ全然わかんなくて。」


「大丈夫! まずは私達の厳選パーティ用ゲームを、20分くらいずつ遊んでみましょう! 」


「私、ほんとに初心者ですけど…… 頑張ります! 」


「郷橋さん、ゲームは気楽にほのぼのとプレイしましょう。勝ち負けにこだわるのは、おいおい大会に参加するようになってからにしましょう…… ぐふふふ 」


「大会なんてあるんですか!? 」


「ありますよ、そこにいる珠希なんて格ゲーの上位ランカーで、その界隈じゃ有名人です! 」


かくげーの上位ランカー? なんか凄そう

「す、すごいですね…… 」


「ちなみに私も、FPSの上位ランカーだったりします。でも、大会に出る時は団体って決めてからはほとんど出てないですけどね…… 」


「なんでですか? 何かあったとか…… 」


「卒業した先輩達に皆んなで、参加する楽しさを教えてもらったんです。それまでは私も珠希も一人で行ってたんですけどね…… でも、全員で何かを達成する喜びを知ってからは団体の虜になりました。」


「憧れますそういうの…… 私もいつかは、先輩達と大会出てみたいです! 」


「おお、私は嬉しいです! 必ず出ましょうね! 格ゲーなんかは基本一人参加の大会が多いんですが、近年は団体戦も行われてきてるので、そういうのにも参加したいんです。」


かくげーか、一体どんなゲームなのかな?

「じゃあ今日やるのはその、かくげーってやつですか? 」


「もちろん、それもありますよ! 他にもレース系や私の得意分野のシューティングとかです。格ゲーの方は珠希の凄さを感じると思います。」


「あんましハードル上げるなよ…… 格ゲーだと、ただでさえ加減が難しいんだから。」


「ぜ、是非見てみたいです! 」


「ますますやる気に!? やっぱり、期待の新入部員ですね! 」


「そっちの子もそれで大丈夫? えっと、松柴さんだっけ? 」


「は、はい! 大丈夫…… です。」


「まだ固いな…… そういえば君は制作に興味があるんだよな、なら少しは力になれると思うぞ、先輩達に昔教わったからさ。」


「よ、よろしく…… お願いします…… 」


「まぁ、どこかに出展するわけじゃないから、そっちも気楽にやっていこう。」


「はい…… 久野先輩…… 」


「やっぱりいいな…… 先輩呼び。」


よかった、初絵の表情が少し柔らかくなった

「どれからやります? 」


「まずは私おススメのレース系から! 」



ほんとにゲーム部に入るんだな私…… 予想以上に楽しくなりそう! …… でも見学だけの予定だったんだけどね


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