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すんません 、「俺」は、記憶ないっす  作者: 志奏
三章 「果つることなき想いは再びに」
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27話 フラグはあるな……



三章 二十七話 「鼻から…… 」



外ってこんなに綺麗だったんだね…… 、数十分くらいしかいなかったけど、何年も拘束されてたみたいだ。 あっ警備員さんだ


「お、もう帰るのかい? 早かったね、届け物はちゃんと渡せたかい。」


「だいぶ長く感じましたよ、お届けは無事にできました。」

ホント長く感じたんだからね!


「なら良かったよ、今度は体育祭とかに来るといい。毎年、来客参加の種目あるから盛り上がるんだよ。」


ドキッ♡ 水着着用の体育祭! っていう、行事だとしても俺は来ないと思う。


「まぁ、縁があれば来ますよ。それに体力とかないんで、その種目に出場するとは思えないですけど。」


「たしかに、あんましいい身体つきじゃないなお兄さんは…… おっと、お届けは済んだんだったね、お疲れ様です。」


「ありがとうございます。それじゃ失礼しますね。」


バスが来るまでの時間は…… って、もう来るじゃん。なんだよ、こっちからだと結構出てんのな…… 昼飯の時間あるかな?




帰りは、行きのようにバス賃を先払いするミスをしないで乗れた。でも、行きと違って普通の運転手さんだな…… 普通が悪いわけじゃない、けど退屈はしなかったな。わがままな感想だ……


「ただいま、戻りました〜〜 」


「おう、帰ってきたか! 今女将を呼んでくっから待ってな。」


出迎えは高井さんか、てことは原さんが今日の昼餉をこしらえ中か


「すんません、よろしくお願いします。」


「そうだ、飯はもう食ったのか? 」


「それが、バスが来てたんでそのまま帰って来ちゃいました。」


「なら、まかないが残ってるから裏で食ってこいよ、今日は洋食系だぞ。」


ラッキー 、お昼代をもらってたけどこれは不可抗力だよね、うんそのままもらっておこう…… ごめんなさい女将さん


「食ってこないで正解でした。」


「よかったな! …… じゃあ裏で食いながら待ってろよ。」


「了解っす。」


おお、これはスパゲッチーノじゃないか、美味そうです


「もぐもぐ…… うん、さすがに美味い…… もぐもぐ…… まかないのレベルは世界で一番だな。」


「まかないで世界一になって、どうするんだい。」


「ごふっ! ゴホッゴホッ、お、女将さん! すいません、美味かったのでつい一人言を。」

急に現れないでくださいよぉ、下手したらあの世レストランに行ってました…… 。 鼻からミートソース出てきたんすけど


「それと、うちの御膳が世界一なんだよ。忘れないでおきな。」


さすがの女将さん、その自信を少し俺に分けてください、まぁでもたしかに美味いけど

「肝に銘じておきます。あ、お嬢さんに財布と弁当は届けました…… 多分お昼には間に合ってると思います。」


「多分ってなんだい、はっきりしない男だね! でも、ありがとうよ行ってもらって。」


「いえ、こっちも初めてで戸惑いましたけど、なんとかなってよかったです…… それより、今日の昼餉は原さんが仕切るんすね。」

大抵の場合は高井さんが仕切るからな、夕餉はたまに原さんの場合があるけど


「そりゃあ、健大(けんだい)は高井の一番弟子だからね…… それに板前(高井)が決めたことに、私らがとやかく言うのは無粋だよ。」


「へへ、その通りです。原さんの作る料理もめちゃくちゃ美味いですもんね! 」


「前も言ったろ? 不味いもんはウチじゃ出さない…… でも、試作品をあんたが食べるのなら別に不味くても毒が入ってても構わないよ、私ゃごめんだけどね。」


毒って…… 恨みを買った覚えはないですよ

「この板前チームの試作品なら、光栄なことこの上ないですよ。」


「よく言ったね…… そうだ、あのババァには会ったかい?」


ババァ? あぁ、コワモテ校長のことか

「お会いしました、聞かん坊の話しは聞けませんでしたけどね。」


「アッハッハッハ!! そうか…… そうかい。ちゃっちゃと食べて午後からの仕事に備えなよ。」


やっぱり友達なのかな? …… たぶんそうだな、こんな顔してだから

「了解しました。」


スパゲッチーノの味が何故だか、口よりも鼻に残ってるのは不思議だが、美味かった

「さて、と、そんじゃほどほどに頑張りますか。」




お出迎え、昼餉の配膳、その片付け、夕餉の準備、うんうん今日は疲れたのに今のところ失敗もなく、仕事ができている。完璧!


「よし、そろそろ夕餉の配膳だ。」


素晴らしい、マジでスムーズに進むな…… フラグを建築してるわけじゃないぞ、むしろ何も起きないことこそが現実では大事だと思う。

「終わった…… 後は、浴場の掃除でもしとくか。」


凛誉(りんほ)君! 」


びくった…… 俺の名前を下で呼ぶ奴はそうはいない、しかもこの声の主は絶対に、君付けで呼ぶなんてありえない!

「お、お嬢さん…… 帰ってらしたんですね。」


「うんうん、帰ってましたよ? 少しは夕餉の配膳にも出ましたよ? 、そちらはお疲れ様ですね。」


なんだこのキャラは…… やだやだ! なんで最後の最後で、変なイベント起こりそうなの?

「そ、そうですね…… お嬢さんもお疲れ様です。」


「ありがとう、さて…… 」


「えっ…… 」

近くに寄ってきた、これはまさかラブコメ的なやつか!?


「夕食は、絶対!来いよ? 話しがある…… 覚悟しておけよ…… 凛誉君!」


「は…… はい…… 」

またこのパターン!!? しかも今度は相談じゃないよね、明らかに俺に対して敵意満々だったんですけど…… 何かやらかしたっけ? …… 急に元気なくなりました。 はぁ、フラグってホントにあるかもしれない


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