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すんません 、「俺」は、記憶ないっす  作者: 志奏
三章 「果つることなき想いは再びに」
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14話 意外な一面を……

本日もよろしくお願いします!

三章 十四話 「やりたいなら…… 」



「そうだ、私たちもう二年生になるけど何か部活とかしなくていいのかな? 」


いきなりどうしたのかしら、部活に興味があるのかな?


「もう遅くない? 5月だしそれに私さ仕事があるし、だから帰りが遅くなるはちょっとね。」


やってみたいけど大抵の部活は時間かかるし、それにこういう性格だからやるとなると、とことんやりそうで仕事との両立が難しいと思うんだよ。


「そっか、そうだよね…… 」


もしかして、初絵は部活入ってみたいのかな?


「いいじゃん部活、やってみたら? そこで友達作れるよ! 初絵ならどんな部活でも馴染めそう。」


「それは、みーちゃんの方ができるよ〜 」


私より絶対初絵の方が向いている気がする、何かと気はきくし、何より真面目だもん。


「もしやりたいなら言ってね、旅館での仕事は気にしないで大丈夫! 次期女将として従業員の要望は、聞ける女将になりたいし。」


「ありがとう、でもホントにやってみたい部活が思いつかないんだよね。 何か得意なことがあるわけでもないし。」


私より、3倍は美味しく作れる料理スキルは? とツッコンでやりたい!


「料理や裁縫はどうかな、初絵なら即戦力だと思う! 」


「うーん、料理は趣味と家事の足し算みたいな感じだから、部活にまでしたくないな…… やっぱり部活は帰宅部のままでいいかな。」


なんとなくわかるなぁ、私も仲居部や女将部があっても入部しないと思うし、てゆうかその部活はなんやねん!…… 思わず一人漫才をしてしまった。



「そっかぁ、なら何か見つかるまではよろしくね仲居さん! どっかの謀反野郎とは違って頼りにしてます。」


「宮田さんの謀反扱いまだ継続中なんだね。」


「あったりまえ! ただでさえたまにスキあらば、ラクしようとするんだからさ。」


前も、よくテキトーにやり過ごしてたけど、今度という今度は徹底的に鍛え直す!


「宮田さんは熱血とは違うもんね。でもサボる人じゃないんじゃないかな? 」


「甘いよ初絵は、あいつは甘やかすとすぐだよ! ダメになるの。」


「あはは、宮田さんもどんまいだね、こんなに厳しい女将候補さんが見てるんじゃ。」


「もちろん、接客とかコミュ能力の高さはかうよ。私は評価するところはちゃんと評価できるからね!」


そう、褒めるところは褒める! じゃないとやる気が出ないよね、私も褒められて伸びるタイプだし。


「あのコミュ能力は、ちょっとだけ羨ましいよ。 私もあれくらいできたら良いな、って思う時あるな。」


「でも代償に初絵が、休みはゲームばっかしてるゲーム星人になられたら寂しいから、上手いことコミュ能力だけ盗んじゃえ!」


初絵が凛誉(りんほ)みたいに、だりぃだりぃ言ってる姿は想像もしたくないし、できないよ。


「ちーちゃんはホントに好きなんだね、宮田さんのことよく見てるよ。」

「うぇ? …… ? 」


ん? どういうこと? あっそういう意味か!


「違う! 違う! アレを好きになるくらいなら、私は校長先生のお嫁さんに志願するよ。 いくら同年代の男子がいないとはいえ、そこまで危険な冒険はしたくない! 」


「かわいそう、宮田さん。 でもそんなに動揺するなんて怪しい。」


そりゃ私なんて今まで恋愛経験ないから、不意にそんな質問きたら動揺するわい! よし、ちょっとだけ仕返ししてやる。


「そっちこそどうなの、男が少し苦手な初絵でも、凛誉とはそこそこ話せてるんじゃない? もし好きなら女将候補とおばあちゃんの力で応援する! 」


ホントに好きだったりしたらどうしよう…… でもそれはそれで面白いから応援してあげよう。


「うーん、たしかに話しはできるけど、職場の先輩としか言えないかな。 それに恋愛については興味が湧かなくて、付き合うとか想像するだけで疲れそうだよ。」


あらら、全然脈なし。 どんまい! 凛誉、いつか現れる画面の彼女とやらに期待しるしかないかも。


「私も、番頭として婿入り前提で来てくれる人なら考えるかな。でもやっぱり今はまだ恋愛云々には、興味ないかな。」


「そんなところまで次期女将を考えてるなんて、さすがちーちゃんとしか言えない。でも恋するならちゃんと好きな人としてね。」


お、おう…… 初絵からカウンターパンチくらったよ、ありがとう親友。


「ご忠告感謝! さて、そろそろ教室戻ろう、遅刻なんてしたら次期女将どころじゃないからさ。」


「たしかに、卒業できるかが先だね!」


コワイコワイ……



「でも部活か〜 、実際何があるんだろう。 ちょっとだけ戻る前に掲示板見ていこ! 」


「いいよ、まだ少しなら余裕あるもんね。」


お昼休みが終わりに近づくと、やっぱり生徒達が教室に戻ろうとしたり、職員室に用があったりの子で廊下は賑やかだなぁ。


「どれどれ、どんな部活があるのかな? 」

テニス、卓球、剣道、バレー、ダンス、漫研、アニ研、結構あるな。


「ちーちゃんなら、運動系で活躍できるんじゃない? 私は運動苦手だから…… 」


「なら初絵は文芸部系かな、私は自分でも認めているけどかなり大雑把だから。」


うう、ホントに大雑把…… 掃除とかだってよくおばあちゃんに、もっと綺麗にできるでしょ! って怒られてるし。 お弁当の内容見てもわかる。


「あ、ゲーム部だって! 凛誉が食いつきそうな部活があるよ。 ていうかゲーム部なんてあったんだ。」


あいつがいたら、"俺入りまーす! プレイするだけなら自信あります!"とか言いそう。

「ゲーム部か…… 」


「お、興味があるの? 少し意外だけど面白いかもよ! 」


まさか初絵がゲーム部に目を止めるとは、ホントに意外だけどやるなら応援しなきゃ!


「ううん、ゲームはやったことないけど、簡単なプログラミングして遊んだりしてたから、ちょっとね。」


「知らなかったよ、なら早速見学…… ってよく見たら、部員が足りません入部お願いします! だって。」


なんでそうなるの!? せっかく初絵がやる気だったような気もするのに。


「そっか、ならやっぱりないかな…… ごめんね色々と気を使ってくれて。」


「で、でもあと2人でいいんだって! 初絵が入ればあと1人だよ? 」


「な、なら! ちーちゃんも一緒にやらない? そうだと、嬉しいな。」


や、やめろ〜 その眼は反則だよ〜 ! しかしやっぱりダメ! できない!


「ごめん! 私は旅館の仕事を手伝いたいから、今はできないよぅ。やる気にさせておいて無責任だよね。」


「ち、違うよ! できたらいいなぁくらいで、私もごめんねちーちゃん忙しいの知ってるのに。」


こんないい子の頼みを聞けないなんて、情けない。

「よし、戻ろうか。」

「うん、いこ。」


ごめんね初絵。



??? 「あの子、今ゲーム部って…… 」



いかがでしたか?

まだまだあの子達の、学園生活は何が起こるかわかりません。 そしてどういう風に凛誉が関わってくるのか、もし今後もお付き合いしてくれると嬉しいです。

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