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五六 戦利品は難易度に比例する

「・・この箱はおそらくダンジョン踏破の証ぢゃろ。ここが最奥ということぢゃな」


ドロップ品を回収していると、箱を開けながらタマキが言う。

鍵はかかっていないけど、最後の嫌がらせなのか、マトリョーシカの様な仕掛けでめんどくさそうだ。


「めんどくさい仕掛けぢゃが、踏破者メンバーの数に合わせて数量が変わる代物ぢゃから、大きさ合わせの意味合いもあるのぢゃろうよ」


最後の箱を開けるとビー玉のような大きさの玉がでてきた。


「これをギルドに渡せばその情報もカードにが入るというわけぢゃ。おつかれぢゃったのう、モリー」


ねぎらいを言ってくれるんだけど、実はワシはそんなにお疲れじゃない。

殆どタマキが倒してしまっているので仕方が無いじゃないか。

ワシがやったのって羅刹女の風を殴り返したのと猿の軍団を少々殴り倒したぐらいだ。

風は一発で、軍団も五分とかかっていない。疲れろというほうが無理な話なのである。


それにしてもこれが最奥か。

西遊記の主要メンバーで人外のやつは出てきたけど三蔵法師は出てこないのだな。

密かにフィギュア化した時に夏○雅子みたいになるんじゃないかと思っていたので残念である。

三蔵法師って男らしいんだが、ワシのイメージでは夏○雅子なんだよなぁ・・。


さて箱の中身も手に入れてあとは魔法陣に入るだけなんだが、ついでだ。

手に入れた西遊記由来の品々を一応確認しておくか・・。

そう考え、道具箱からとりだした品々を世界眼で確認していく。


[芭蕉扇ばしょうせん]・・・ひとたび仰げば風を呼び、ふたたび仰げば雲を呼び、みっつ仰げば雨が降ると言われている団扇。神話級武器。

[紅葫蘆べにひさご]・・・返事をした人を吸い込むと言われている瓢箪。伝説級アイテム。

[琥珀浄瓶こはくじょうびん]・・・返事をした人を吸い込むと言われている瓶。伝説級アイテム。

[七星剣しちせいけん]・・・破邪や鎮護の力を持つ剣。特殊級アイテム。

[幌金縄こうきんじょう]・・・持ち主が命令すると勝手に相手に絡みつく便利な縄。秘宝級アイテム。

[如意棒にょいぼう]・・・自由自在に長さを変える棒。神話級武器。

[混鉄木こんてつぼく]・・・牛の魔王が愛用したといわれている棒。神話級武器。

[火尖槍かせんそう]・・・穂先から火をふく槍。特殊級武器。

[緊箍児きんこじ]・・・とあるお教を唱えると反応して伸縮するらしいがこの世界にはお教が伝わっていない為ただの金の輪っか。


・・・おおぅ、どいつもこいつもヤバいのばっかりだな。

名前は知ってはいたけどって感じのアイテムたちだがいざ説明見ると手に余るものばっかりだ。

どうするかなぁ・・基本殴りのワシに必要なものはなさそうだし、芭蕉扇あたりはタマキに使って貰っても・・いやいや、これ以上タマキを強くしてもなぁ・・。

それにしても、豚や河童のときもおもったけど○○級というのはどういうものなんだろうか?

それとなくタマキに聞いてみるとレア度の事らしい。

一般級<希少級<特殊級<秘宝級<伝説級<神話級<夢幻級と言った具合にめずらしいということだ。

もっとも最後の夢幻級なんて一生に一度見られないだろうと言うぐらいのランクだとか。

その下のランク・神話級だって五十年に一度みつかるかどうからしい。

こういっためずらしすぎるものはほとんどがダンジョンで見つかるらしい。それもかなりの難易度と言われるダンジョンで、だ。

・・・あれ?ちょっとまってくれ。

ワシの世界眼が間違っていなければ、三つほど手に入っているのだが・・・。


「・・なぁ、タマキ。このダンジョンはどれくらいの難しさだったと思う?」


「ん?そうぢゃのう・・。初めてのダンジョンに行くには向いてないかのう・・。というかぶっちゃけていえば、難易度はかなり高いと思うぞ。ウチとモリーでなかったらおそらくはこんな早くは踏破できんぢゃろう。じっくりじっくり多大な金やら人員やら時間やらをかければどうにか行けるか行けないか、といったところぢゃないかの。ウチもダンジョンで戦うのは初めてぢゃから単純な比較はできんがの・・・」


あれだけ無双していたタマキがここまでこのダンジョンを難しいというのだからそうなんだろうな。

たしかにワシにチートの筋力、タマキにチートの魔力、さらには西遊記と言う物語を知っていてこそ攻略出来たというのもあるかもしれないし、ドロップ品のレア度をみれば尋常なダンジョンではなかろう。

一つ確実に言えるのは、初めてのダンジョンで選んじゃ駄目なダンジョンだったということだな。

タマキに神話級が手に入っている事を伝えると、


「・・ま、納得はできるがの。ウチが一度は不覚を取るような敵もおったわけぢゃし・・というかモリー。その神話級のやつは換金するでないぞ。のちのち面倒になりかねんからの」


そりゃそうだ。出どころとか巡って具合の悪い事が起こりかねん。

神話級の武器が道具箱のこやしに決定した瞬間だった。


めぼしいものを確認した所で帰ることにする。

いつまでもここにいてももう誰もいないし何も起こらない。

来た時とは違い手をつないで仲良く魔法陣をくぐるのだった。



◆本日のフィギュア収穫◇

ケンエン

カクエン

サンザル

サトリ

ショウジョウ

シュエン

ヨウワ

ヒヒ

ハヌマーン

ヴァナラ

ヴァーリン

ヒバゴン

ビッグフッド

セイテンタイセイ

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