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四 異世界に来たステータスはやはりおかしい

スキル[鑑定]・・・やっとか、やっとなのか!待っておったぞ!

古今東西様々な異世界モノのゲーム、小説等々で主人公がステータスや物の名前など確認できるスキル。

いくら唱えても、念じてもステータスが出てこないのでワシは主人公ではなかったのかと落胆もしたもんだが・・

大体ワシはこういうありふれたスキルはてへぺろ女神に却下されていたしね。用意していたデータで転生したわけだし。

更に毎年毎年、歳を重ねるごとに頭の中に響くスキル拾得の案内が来るが、今までその内容を知ることは出来なかった。

これでようやく自分のステータスとスキル内容を知る事が出来る!

早速ワシは鑑定と念じながら自分自身を視てみる。




名前:-----

レベル:1

状態:普通

職業:子供


攻撃:138(擬態により表示は5)

魔力:3

   (魔法適正:水・氷)

耐久:5

俊敏:4


装備:普通の包丁


スキル:前世の記憶。擬人人形化(♀)。魔物擬人化。鑑定。超吸収。擬態。超成長(攻)。アイテムボックス。

称号:-----


スキル説明


前世の記憶・・・初期から修得済みスキル。異世界から転生した者に与えられる特殊技能。前世の経験と知識を引き継いでいる(一度鑑定で確認後スキル欄から消える)


擬人人形化(♀)・・・初期から修得済みスキル。モンスターをいかせた際、そのモンスターを擬人女体化した萌フィギュアをおとすようになる。モンスターの種類により一つ。同じモンスターを複数倒しても二体目は入手できない。♂モンスターは稀に女体化せずにそのまま男の娘の萌フィギュアになる可能性あり。


魔物擬人化・・・初期から修得済みスキル。性別にかかわらずはじめて出会ったモンスターを擬人化する。発動後スキルは無くなる。


超吸収・・・一歳での修得スキル。武術、剣術、学問など見たり聞いたり体験したりしたものをすごく吸収する。


超成長(攻)・・・二歳での修得スキル。攻撃力の成長がものすごくはやい。装備した武器を使う事で攻撃がアップしていく。


擬態・・・三歳での修得スキル。あきらかにおかしいスキル・能力を擬態する。


アイテムボックス・・・四歳での修得スキル。異世界転生補正で容量制限なし・時間経過なし。


鑑定・・・五歳での修得スキル(最後のチートスキル)。万物を視る事が出来る。




・・・・・・

・・・・うん、或る程度想像してたけどなかなかおかしいな、ワシのからだ。

脳内アナウンスなかったから忘れそうになってたけど、てへぺろ女神に冗談半分で願ったものは初期装備だったんだな。

超吸収は食べ物の栄養とかのことだと思ってたんだがなるほど、ヨーコさんの蔵書内容やたら頭に入ってくるなとは思っていたけど、そういうことだったか。

超成長(攻)はどういうことだろうか?未だモンスターの一体とも戦っていないのだが、攻撃がすでに100超えているところを視るとスキル発揮されてるなぁ・・・。

・・・・っはっ!まさか料理か?料理なのか!?確かに包丁使ってるけども・・それで攻撃あがっちゃうの!?

なかなかにヤバイスキルだな・・。というかデータつくったあのてへぺろ女神、どれだけ脳筋プレイ前提なのか・・・。

それで成長したのを隠すのが擬態というわけか。

あ、アイテムボックスはよくあるやつだ。異世界人補正ちゃんとついてる。

鑑定の説明に最後のチートスキルって捕捉がある・・これ以上はつかないのか・・いや、ついても扱いきれない可能性高いからいいんだけど。


ま、まあとりあえずようやくは自分の強さがわかったということだな。

よく考えれば前世ではこういう物は数値で分かる事なんてなかったわけだから便利だな。今更ながら。


自分のことを知れたワシは少し安心しつつそのまま眠りにつくのだった。

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