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初日の出

これは私の実話の物語です。


中三の高校受験を控えた大事な冬。そんな中お正月の初日の出を彼氏と見に行く、はずだった。AM4:00待ち合わせ場所で彼をずっと待っていた。スマホは外に持ち出してはいけないルールで当然LINEも使えなかった。外で使えるよう親が持たせてくれていた連絡用のガラケーで彼に既読のつかないショートメールをひたすら送り続けた。[どうしたの?何かあったの?][まだ寝てる?]当然電話もした。戻ってくるのはツーツーという音だけ。

AM6:00何があったのか分からないまま泣きながら自転車を漕ぎ帰宅。家へ戻ると母がいた。母には来ない来なかったを電話で伝えていた。母は「こたつ温めてあるよゆっくり寝なさい」とだけいい横にいてくれた。止まらない涙でこたつが濡れていく。そんな中LINEの通知音が鳴る。[ごめん、行けなくなっちゃった]と。理由は聞けなかった。もっと早く言ってよという返信すらできなかった。だって、行けなくなったのなら電話もメールも気づいてたはず。その一言が送れなかったそんな状況だったのだと思っていた。そう思っていたかった。

友達からの新年の挨拶のLINEが鳴る中、彼との共通の友達が[インスタのストーリーで見てさ、彼、友達と朝マック行ってるけど初日の出行くんじゃなかったの?]心臓が冷えていく感覚になった。友達はストーリーの写真を送ってくれた。そこには友達同士でマックを食べている彼氏。何度も見た。あれは彼だった。行けなくなったのは何かあったからとかではなかったんだ。震える手で[友達と初日の出見に行ったの、、、?]彼に送った。既読は早かった。[あー行ってるよ。ていうかごめん別れて欲しい別れよっか]どうして?なんで?そんな言葉も打てないまま頭が真っ白になった。涙も出なくなった。しばらくして母は「何があったの?返信きたの?」私は無言でLINEのトーク画面を見せた。母は黙ってただ頭を撫でてくれていた。中三の冬。私はお正月の特番、新年おめでとうございますという言葉が聞きたくなかった。何もめでたくない。

見に来て下さりありがとうございます。実際こんなことあるんだと思うと思います。体験した私も思っています(笑)この作品を通して恋愛に不安を抱いている方、どうして毎回上手くいかないんだろうと思っている方、恋愛と戦い続けてる方の支えになれたらと思っています。

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