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幼すぎる領主様 ~領地が火龍の狩り場はキツいです~  作者: 夕綺柳


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第二十話 湖の街


 僕は、精霊族のときと同じように、家をたくさんクリエイトした。


 建て売り住宅みたいに同じ家だけど、そこは勘弁して欲しい。


 囚人を拘留する建物を造って、そこに犯罪者を収監すると、おおよそは終わった。


 細かいことは寝て起きてからにしよう。


 もう朝日が昇っている。


「クラリス、もう寝よう」


「いえ、私は起きています、オニールらと警備に当たりますので」


「寝ないと保たないよ、ちょっとは休んで」


「では、交代で休みを取りますので、オーウェル様はお休みください」


 オニールも頷いている。


「じゃあ、ちゃんと休んでよ?」


 僕は、家に入ってベッドに寝転ぶと、すぐに寝入ってしまった。






【入植9日目】






「ん……」


 目が覚めると、もうかなり日が高いようだった。


 取り合えずセーブする。


 外に出ると、良い匂いがした。


「すごい……」


 露店が出ている。


 昨日造ったんだけど、ちょっとした商店街が出来上がっていた。


 まだ料理を出す店だけだけど、露店が出ている。


「おはようございます、オーウェル様、どこから手を付けますか?」


「ああ、うん、どうしようか? 騎士団の詰め所からかな?」


「わかりました、それなら中央に造りましょう」


「うん」


 一応、家は区画を区切るように建てたんだけど、中央の場所は空けてあった。


 役所やら病院やら公共性のあるものを集中させたかったからだ。


「騎士団の建物はどんな感じが良い?」


「そうですね、宿舎と練武場、会議室などのある本部、厩、武器庫、牢獄などが必要です」


「ふむ……」


 むつかしいな。


 僕は、塀を作ってその中にひとつずつ造っていった。


「宿舎……人が増えたら増築しよう」


「はい、とりあえずで構いません」


 練武場……広場があればいいのかな?


 本部、厩、武器庫、牢獄……色々造っていく。


 結構、大きな施設になってしまった。


「足りないものは、追加していこう」


「はい、しかし、これで十分です」


 クラリスは、少し興奮していた。


 やっぱり、騎士団というのはクラリス的には特別なものなんだな。


「次は……冒険者ギルドかな?」


「そうですね、トグサの冒険者ギルドと基本的には同じでいいんじゃないでしょうか」


「待った、冒険者ギルドを造るのか? それなら寝泊まりできる宿泊施設が欲しい」


 冒険者の人が注文を付けてくる。


 難しいな、どうすればいいんだろう、横に広く造るといずれ土地不足になりそうだから、縦に積む方がいいかな。


「クリエイト」


 基本的にはトグサの冒険者ギルドと同じで、宿泊施設を三階四階と重ねるように造った。


「おお、ギルドだ、また冒険者ができるとは」


「領主様、ありがとうございます」


 ギルド職員がいないから、機能はしていないんだけど冒険者達は喜んでいる。


 良かった。


「ダンジョンはどこにあるんですか?」


「こっちです」


 人がいるところからは少し離れたところに小島がある。


 そこまで橋を架けた。


「ダンジョンだ……」


「手つかずだぞ……」


 冒険者達が固唾を飲む音が聞こえるようだ。


「トグサのギルドがこの街にギルドを作ってくれるので、それまでに下調べ的なことをしてくれればいいですよ」


「わかりました、とりあえず浅い階の探索を進めることにします」


「死んでしまったら何にもなりませんから、慎重にお願いします」


「はい」


 そして、商人達の店を作り、鍛冶師の工房を作り、薬剤師の調合部屋、錬金術士の謎の塔、政治家の庁舎、学者の研究室、神官の教会と作っていく。


 住むところと働くところは別だ。


 なんか、結局家には帰らない人もいそうだけど、そうしたら家の方は消してしまおう。


「では、私が村長で問題ないのですか?」


「政治の経験があるのはあなただけです、頼りにしています」


「わかりました、微力ながらお手伝いいたします」


 政治家と出ていた人に村長を頼んでみると、快く引き受けてくれた。


 君臨すれども統治せず、みたいな感じかな。


 僕に実務能力はないから、お願いするしかない。


「現状職員が居ませんが問題ありませんか?」


「家族で奴隷になったものもおります、夫が鍛冶をしている間、奥方は働きに来てもらうなどもできるでしょう」


 なるほど、パートみたいな感じだな。


「まずは、戸籍作りからですな、羊紙皮とペンとインクが欲しいです」


「戸籍ですか、それは気が付かなかったです」


 僕は、文房具の一式を出す。


 精霊族でも戸籍を作ってもらおう。


 把握できないと色々困るからね。


「皆一文無しから始まると思うので、通貨の供給もお願いしたいです」


「そうですね、どうしようかな」


 細かい銅貨などはそれ程持ってきていない。


 クリエイトで出してしまうか。


「では、後で渡しますので取りに来てください」


「とりあえず一月分を全員に配給しましょう」


「そうしてください」


 そんな感じで一日が終わってしまった。


 夜になると、精霊族が湖に来る。


「こ、これは一体!?」


「ゴードンさん、どうしましたか?」


 湖の周りが発展しているから驚いたんだろう。


「人が、たくさん……」


「船で来た新しい領民だよ」


 でも、ゴードンは苦しそうな顔をした。


「言い難いのですが、調査に向かっていた仲間がひとり殺されました」


「殺された!?」


「はい、それが……額の宝石を取られていました」


 普通に死んだのなら火龍や事故などが考えられるけど、額の宝石を取られているとなると、人間の仕業だ。


 400人の奴隷にそんなことができたのだろうか。


 しかし、普通に考えればそれ以外には考えられなかった。



【大切なお願い】


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