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幼すぎる領主様 ~領地が火龍の狩り場はキツいです~  作者: 夕綺柳


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第十八話 面談と食事


「他に、兵士になっても良いという方はいますか?」


 戦える人は200人からいた。


 希望する人もいそうだけど……。


「そんなの騎士の方がいいに決まってますぜ」


 身軽そうな小男が笑いながら言った。


 タップすると泥棒とあった。


 犯罪者だ。


「騎士になるところを見せられて、兵士になりますなんて奴が居るはずねえ」


「それもそうですね。どうしようかな……」


 僕が悩んでいると、クラリスが助言してくれる。


「ひとりひとり面談を行うのが良いのではありませんか?」


「そうか、やりたい仕事もみんな違うだろうしね」


 夜まで動けないので、ちょうどいい。


「では、ひとりひとり面談をします。家族や仲間のある方は、一緒に来てください」


 僕は、集団から少し離れたところの岩に腰掛けた。


「では、私達が案内と護衛をします」


「うん、頼みます」


 オニールさんの部下が、400人を誘導して、順番にこちらに送ってくれる。


 クラリスとオニールさんが、僕の隣で護衛をしてくれていた。


 まず初めに、3人組の親子と思しき人がこっちに来る。


「では、お名前をお願いします」


「私はグラッグと申します、妻のリエールと娘のジョアンナです」


 クラリスがプレートと契約の古文書を確認するけれど、凶悪犯罪者では無さそうだ。


 そして、少しずつ面談を進めると、職人や料理人、薬剤師、猟師、神官、錬金術士なんて人も居た。


 僕は、その人達に合う衣服や持ち物をクリエイトしていく。


 奴隷の服のままだと気が滅入るだろうから、早く脱いだ方がいい。


 先ほど、政治家とあった人には、村長のようなことをしてくれれば助かると話をした。


 僕には領主としての経験も能力もない。


 代わりの人が必要だった。


「今、皆さんから聞いたお話は、皆さんが解放されるまでの仕事です」


 全員の面談が終わって、おおよその把握ができた。


 別に、荒くれ者ばかりではなく、借金や冤罪で奴隷になったという人もたくさんいた。


「もちろん残ってくれたら領主である僕は嬉しいですが、アルスノヴァでは奴隷は推奨されていません」


 居ないこともないが、ほとんどは犯罪者で鉱山労働などをしていた。


 そして、戦える者が182人。


 冒険者をしていた者が51人で、全員が冒険者をつづけたいとのことで、折角ダンジョンがあるんだからやってもらうことにした。


 そして傭兵が85人、ならず者も含まれているかも知れない。


 犯罪歴を確認して、殺人以上の犯罪者は拘留することにした。


「奴隷で売られるよりゃマシだ、火龍に殺されないように上手くやってくれよ」


 犯罪歴のない傭兵は、兵士か冒険者かどちらかに志願してもらうことにした。


 ほとんどが兵士を志願して、冒険者になりたいものは少ない。


 街で兵士をしていた方が気が楽みたいなことだろう。


 残りが、いわゆる犯罪者の方達だった。


 これも拘留だ。


 殺人以上の犯罪者は拘留、それ以下は冒険者か、猟師か漁師になってもらう。


 商人が21名いたので、彼らに流通の仕組みを考えてもらおう。


 仕事をしている人に、成果に見合った報酬を渡したい。


 それで経済を回せればと思っている。


「それなら、私の出番ですな」


 さっき、学者と出た人だ。


 出しゃばりというか、口出しをするのが好きなようだ。


 煙たがられて奴隷になったなら気の毒だけど。


「商人達と話をして、報酬制度を決めましょうぞ」


「採択するかは僕が決めるからね?」


 ちょっと不安だから釘を刺しておく。


 子供だと思って、変な制度を作られても困るからね。


「貨幣はあるのですよね?」


 商人からの質問だ。


 全員無一文だから、そこは考えないといけない。


「アルスノヴァの貨幣があります」


「わかりました」


 あまり年かさの人物は居ないので、経験豊かな商人はいないだろう。


 若くて優秀な人が居ればいいけど。


「領主様、お腹が減っています、料理を作りたいのですが」


 料理人とでた4人が、そう申し出てくれる。


 一段落付いたし、食事にしようか。


「そうですね、お願いします」


 僕は、料理人にどんな道具、食材が欲しいか聞いてクリエイトする。


 火を起こすのは難しいかと思ったけど、エルフの錬金術士の人が着火の魔法を使ってくれた。


 しばらくすると、洞窟の中に良い匂いが立ちこめてくる。


「さあ、食事にしましょう」


 皿とフォークやスプーンを出す。


 みんな思い思いに料理人の近くに寄って、料理を食べ始めた。


 お腹が減っていたのか、とりあえず安心したのか、みんなガツガツと食べる。


「これは、南方の料理だな、辛みがあって旨い」


「これは沿岸部の料理だな、魚介なんて食べるの久し振りだぜ」


 みんな思い思いに舌鼓を打った。




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