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登場人物紹介 ※ネタバレ注意

登場人物紹介、国名解説はエピソード76までの内容に基づいています。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

ヘリオス(17歳)※本名:アリウス・リュミエル・アルナゼル

身長:175cm/髪:金色/瞳:薄茶色

本編の主人公。一度見たもの、聞いたことを決して忘れない驚異的な記憶力の持ち主で、その力ゆえに母によって記憶を封じられていた。しかし響術に目覚めたことをきっかけに、アルナゼル王国第三王子としての記憶を取り戻す。

ヘリオスとして過ごした二年間の記憶も残っており、王子としての振る舞いや思考と、ヘリオスとしての在り方が交錯しながらも、前へ進む決意をした。

シュゼルを従者として、そしてかけがえのない友人として、深く信頼している。



シュゼル・アストリアン(18歳)

身長:180cm/髪:白金色/瞳:青色

魔術の名門・アストリアン公爵家の次男。潜在魔力の低さから親に絶望され、売られるようにアリウスの従者となったが、彼の純真さに惹かれ心から忠誠を誓っている。

剣の才能は群を抜いており、その実力は自国の騎士団長をも凌ぐ。

また、従者として身だしなみは気にするものの、整いすぎた自身の容姿には一切の関心も自覚もない。



ウィスカ(??歳)

【魔獣の姿】体長:約30cm/毛:黒色/瞳:金色

【人間の姿】身長:約140cm/髪:黒色/瞳:金色

猫のような姿に黒い羽、額に赤い宝石を持つ、フェザーキャットと呼ばれる魔獣。

その中でも特に魔力の高い個体で、人間の姿をとることもできる。その姿は幼い少女のようだが、高等魔術を自在に操り、戦闘力も非常に高い。

ヘリオスに強い執着を示すが、彼の正体を知り感情と理性の間で悩んでいる。



シオン(17歳)

身長:148cm/髪:黒色/瞳:焦げ茶

海賊船「ガーネット」の船長。小柄で愛らしい容姿だが、内面は勝ち気で行動力に富む。

ジークとの再会を経て過去と決別し、「今を生きる」ことを選んだ。しかし過去の経験から恋愛には消極的で、自分の気持ちを自覚しつつもまだ踏み切れない。

外した耳飾りは、今も大切に保管されている。

スィルフニア王国の王族の証である「風の響術」を操るが、彼女自身は「赤子の頃カルマーレ族に拾われた」ことしか知らず、本当の出自ははっきりしない。そして気にもしていない。



ルナリア(14歳)

身長:172cm/髪:黒色/瞳:金色

ガーネットの船員。万能型で船のことは大抵こなす。

常に無表情で感情に乏しいが、ヘリオスに過去を話したあたりから、わずかに柔らかさが見えるようになった。また、命を救い名をくれたシオンを強く慕い、絶対的に信頼している。

幼い頃に出会った皇太子の姿が、今も記憶のどこかに残っている。

それを「憧れ」と呼ぶには、本人にはあまりに自覚がない。



カルロ(22歳)

身長:198cm/髪:黒色/瞳:黒色

ガーネットの用心棒で、巨体と大剣を操る実力者。

見た目の威圧感とは裏腹に、几帳面で穏やかな性格。仲間に裏切られ、異形の魔物と対峙していたところをシオンに救われる。彼女の真っ直ぐで迷いのない性格に”人として”惹かれ、用心棒を名乗り出た。それ以上の感情については、考えないようにしている。



レイジ(14歳)

身長:166cm(成長中)/髪:明るい茶色/瞳:茶色

ガーネットの航海士。天候や風向きを肌で感じ取る天性の勘を持つ。素直で明るく、人懐っこい性格だが、時折自信のなさを覗かせる。

故郷では冷遇され、魔物につけられた傷にコンプレックスを抱いていた。しかし、シオンに能力を認められ、傷を「かっこいい」と褒められたことで、仲間になることを決めた。

ルナリアに片思い中。



ベルナルド(20歳)※本名:ローラン

身長:177cm/髪:銀色/瞳:紫色

ガーネットの交渉担当。情報収集にも長けた口達者な青年で、美貌と色気を武器にするタイプ。生まれつき、死霊の声を聞いたり具現化することができる「死霊使い(ネクロマンサー)」の資質を持つ。

元々は仕事としてシオンに近づき、一度は裏切ったものの、本気で惚れ込んでしまい再び船員となった。初めて本気になった相手だからこそ加減がわからず、スキンシップが過剰になりがち。特に、以前とは違って反応を示してくれるのが嬉しく、ついやりすぎてしまう。

カルロやノクスにたびたび注意(物理含む)をされているが、まったく気にしていない。



ノクス・セルティス・アルナゼル(18歳)

身長:170cm/髪:黒色/瞳:赤色

アルナゼル王国王弟の息子で、ヘリオスの従兄弟。かつて一族に疎まれていたことがあり、自分からフルネームを名乗ることはない。

現在は、ある事情からグレイシャ帝国皇帝であるアイゼルの側近をしている。所有物のように扱われることに不満を抱きながらも、なぜか放っておけない。

記憶を取り戻したヘリオスがアルナゼル王国へ向かう決意をしたのを見て、自身も力になると誓った。本来目視できない魔力を視認できるという、特異な能力を持つ。



アイゼル・ネイヴェル・グレイシャ(19歳)

身長:185cm/髪:青銀色/瞳:薄青色

世界最強の軍事国家、グレイシャ帝国の若き皇帝。

常軌を逸した武力、頭脳、容姿をもち、民からの支持も厚い。

ただ、完璧であるがゆえに守れなかった存在への悔いは、今も彼の中に残っている。

ノクスを「私の所有物」と明言しており、その振る舞いは一見支配的である。しかしその実、強い信頼と執着の表れであり、加えて彼を守るための意図的な措置でもあった。皇族の私物とすることで、立場の不安定な彼に対する周囲の干渉を封じようとしたのである。

反面、ノクスの嫌がる顔を全力で楽しむという歪んだ一面も持つ。



船主(???歳)

身長:130cm/髪:白色/瞳:茶色

海賊船「ガーネット」の船主であり、かつては陸に根づいた土地神だった。だが、長年護っていた土地が荒らされたことで力を失いかける。そんな中、もともとその地に暮らしていたカルマーレ族が海へと生活の場を移し、彼らが「船」を新たな拠り所としたことで、土地神としての存在をかろうじて繋ぎとめることができた。

土地神は“特定の場所を護ることで存在を保つ”とされており、彼にとってこの「船」こそが新たな神域である。シオンを特に大切に思っており、シオンも幼い頃から「爺様(じじさま)」と呼び慕っている。

その外見は老人のようでありながら、どこか童のような雰囲気を持ち、不思議な存在感を漂わせている。人の感情や真意、本質を見抜く力を有しており、さらに彼の前では誰もが不思議な力により隠し事ができなくなってしまう。

現在、「ガーネット」に乗る船員たちはすべて、シオンが仲間に迎えた者たちだが、最終的には彼自身が一人ひとりを見定めている。

選定の基準は「シオンを想い、真に切り捨てることができない者」であるが、シオン本人は「人の本質を見抜いている」としか思っておらず、その事実を知らない。






【国の紹介】

<グレイシャ帝国>

一年中、雪と氷に覆われた大陸に築かれた、唯一の国家。極寒の地でありながら、魔道具による生活支援により、居住環境は想像ほど過酷ではない。

世界最強の軍事力を誇り、先帝の時代には多くの属国を従えた。現在は属国との友好を重んじ、産業振興にも力を入れている。


<ヴォルカン王国>

熱帯に近い気候と、魔物の多発地帯として知られる国。特にカグルという辺境伯領は魔物の発生率が高く、厳重な警備体制が敷かれている。

近年はグレイシャ帝国の支援により、被害は大幅に軽減されている。


<リヴァレーナ王国>

水資源に恵まれた、明るく美しい景観の国。特に首都ヴィゼリアは保養地としても有名で、多くの観光客が訪れる。

しかしその一方、都市の裏側には貧民街が広がり、貧富の差が顕著な国でもある。


<スィルフニア王国>

十七年前、突如として現れた魔物の大群により滅びた国。山に囲まれた独立国家であり、他国との交流は少なかった。

後に発見された研究者の手記により、魔物は地下施設で生成された「合成獣」であると判明。国民の半数が実験材料として連れ去られた可能性があり、赤子だった王女の行方も不明と記されている。


<アルナゼル王国>

豊富な資源を持つ、世界有数の大国。かつては繁栄を誇り、街も明るく活気に満ちていたが、数年前からの悪政により国情は大きく傾いた。

ヘリオス、シュゼル、ノクスの出身国でもある。


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