登場人物紹介 ※ネタバレ注意
※ネタバレの恐れがあります。
ヘリオス(17歳)
身長:175cm/髪:金色/瞳:薄茶色
本編の主人公。2年以上前の記憶がなく、最近まで森でシュゼル、ウィスカとともに暮らしていた。
シュゼルの語る過去に違和感を覚えながらも、彼を信じて今は問いたださずにいる。
穏やかで優しく、好奇心旺盛な性格で、時折芯の強さを見せる。
シュゼル(18歳)
身長:180cm/髪:白金色/瞳:青色
ヘリオスの幼馴染を名乗っているが、実際には元従者。
冷静沈着で感情をあまり表に出さない反面、ヘリオスに対してだけは過保護気味になることも。
誰もが見惚れる容姿でありながら、自身の美貌には無頓着。
ウィスカ(??歳)
体長:約30cm/毛:黒色/瞳:金色
猫のような姿に黒い羽、額に赤い宝石を持つ魔獣。
人語を解し、必要に応じて喋るが、他者にはほぼ無関心。
ヘリオスへの執着は強い。
シオン(17歳)
身長:148cm/髪:黒色/瞳:焦げ茶
海賊船「ガーネット」の船長。小柄で愛らしい容姿だが、内面は勝ち気で行動力に富む。
面倒見もよく、船員からの信頼も厚い。
右耳にいつも貝殻と赤い宝石の耳飾りを付けている。
ルナリア(14歳)
身長:172cm/髪:黒色/瞳:金色
ガーネットの船員。万能型で船のことは大抵こなす。
常に無表情で感情に乏しいが、シオンを強く慕い、絶対的に信頼している。
カルロ(22歳)
身長:198cm/髪:黒色/瞳:黒色
ガーネットの用心棒で、巨体と大剣を操る実力者。
見た目の威圧感とは裏腹に、几帳面で穏やかな性格。
仲間想いで人付き合いも悪くない。
レイジ(14歳)
身長:164cm/髪:明るい茶色/瞳:茶色
ガーネットの航海士。天候や風向きを肌で感じ取る天性の勘を持つ。
素直で明るく、人懐っこい性格だが、時折自信のなさを覗かせる。
ベルナルド(20歳)
身長:177cm/髪:銀色/瞳:紫色
ガーネットの交渉担当。情報収集にも長けた口達者な青年で、美貌と色気を武器にするタイプ。
ただしシオンには通じず、よく毒舌でいなされている。
ちなみにシオン曰く「口先だけやたら上手い」「言ってることは全部嘘」。
ノクス(18歳)
身長:170cm/髪:黒色/瞳:黒色
かつてのヘリオスの知り合いを名乗る魔術師。記憶を失った彼の「今の姿」を見届けるために同行している。
常に不機嫌そうな顔をしており、皮肉屋。シュゼルやシオンと衝突しがちだが、根は真面目。
他者には見えない魔力を視認できるという、特異な能力を持つ。
【響術について】
王族の血筋にのみ継承される特別な術。
自然の“波”と呼ばれる現象の流れを読み取り、そこに自らの“共鳴波”を重ねることで、力を変質・増幅させる術である。
響術は、魔法のように力をぶつけるものではない。
あくまで、自然と“響き合う”術だ。
波が重なれば力を増し、相反する波を与えれば現象を打ち消すこともできる。
この術を扱えるかどうかは、ある特定の資質「波継」を持つかどうかにかかっている。
波継にはいくつかの属性がある。
『風』『水』『火』など、それぞれが異なる自然の波に強く共鳴する資質を指す。
ただし、王族の血を引いているからといって、必ずしも波継を持つとは限らない。
また、波継を受け継いでいても、響術に目覚められぬまま一生を終える者も少なくない。
それほどまでにこの術は“不安定”であり、“選ばれし者の術”とされている。
作中では、海賊船「ガーネット」の船長・シオンが「風の波継」を持つことが明かされている。
彼女は響術により空を飛ぶ、風の刃で敵を切り裂くなどの技を使いこなしており、その強さと自在な動きは、他の船員たちからも一目置かれている。
ただし、彼女自身はなぜ自分がその力を持っているのか、理解していないようである。
登場人物紹介、響術解説はエピソード12までの内容に基づいています。
今後、設定が明かされたり、関係性が変化した際には随時追記・修正予定です。