登場人物メモ(第一章~第三章)
登場人物のメモ
自分でも書いているうちに忘れてしまうことがある、登場人物の特徴等を備忘的に作成したメモです。第三章までのおさらいの意味合いで話外掲載させていただきました(並びは登場順です)。
〇アヤセ
・本編の主人公。人種、職業はアイテムマスター
・年齢はライデンと同じ二十代半ば。背丈は青星と同じくらい
・基礎レベルは20→22→24→27→32
・過去にトップクラン「ブラックローズ・ヴァルキリー」の検証要員として所属
・基礎レベル20の際に取得したスキル【換骨奪胎】が原因でアイオス達に追放される
・目標は簡単に言えばアイオス達に対する「復讐」。他に生産職を奴隷扱いする戦闘職やクランにも敵愾心を隠そうとしない。ただし、エルザに対しては敬意を持っている
・本人曰く武道の経験者で「刀の扱い」には慣れている。動作の完全コピーが要求されるブラインドスキルを難なく発動できる等プレイヤースキルは高め。「無銘の刀(消刻)」や深緑装備、果ては粘土や水まで引っ提げジャイアントキリングを連発
・本気で他人に向き合おうとする誠実な人柄。強くて、思いやりがあって、顔もまぁまぁ良い(マリーの評価)
・口調は基本敬語。NPCにも丁寧に接する。ただし本人は人付き合いが苦手と思っている
・チーちゃんという親密度がやたら高い小鳥の召喚獣がいる
・ご主人は、いっぱい果物をくれるし、チーちゃんをダメな子って言わないから大好きなの~(チーちゃんの評価)
・酒量は「人より弱い」。唐辛子系の辛い物が苦手
・どんな小さな依頼にも誠実に向き合う、信頼の置ける人物(ダミアンの評価)
・基礎レベル自体大して高い訳では無いし、それに職業も「あの」アイテムマスターであるにも関わらず、腕は相当立つ。いまいち掴みどころが無い人物だが、実に有為な人材(ギー隊長の評価)
・職業や基礎レベルなんてものでは絶対に推し量れない途轍もないプレイヤースキルを持った危険な奴。つくづく訳分かんねー奴(ライデンの評価)
・絵にかいたような朴念仁。女性の好意にほとんど気付かない。設定上仕方がないとはいえ本当にこんな人いるの?
〇アイオス
・(本編での記載は無いが)職業は錬金術師
・トップクラン「ブラックローズ・ヴァルキリー」の副長。生産部門の統括も兼任
・金髪、耳長で中性的な整った容姿のエルフ種。眼鏡をかけ、その奥から他者を見下すような視線を向ける
・ポテンシャルやアイテムマスターについては否定的
・帝国との窓口役も務めている。帝国軍に大きなコネをもち、独断で良からぬことを企んでいる模様
〇なるるん
・職業はヴァンガード・レンジャー、猫型獣人
・トップクラン「ブラックローズ・ヴァルキリー」の幹部。アイオスの推薦で幹部になった
・以前アヤセにお気に入りの武器に悪性ポテンシャルを付与されたことがあり、ポテンシャルに対して否定的
・アイオスに与してアヤセを追放
〇クリード
・職業は大魔導師、人種
・トップクラン「ブラックローズ・ヴァルキリー」の幹部。アイオスの推薦で幹部になった
・アイテムマスターとポテンシャルを軽蔑している
・アイオスに与してアヤセを追放
〇エルザ
・トップクラン「ブラックローズ・ヴァルキリー」の団長で、屈指の有力プレイヤー
・ゲームβテスト以来の古参プレイヤー。名実共に「ゲームの顔」
・職業は大剣戦士系
・荒々しく燃えさかる炎を彷彿とさせる赤い髪と瞳
・目標は「誰よりも遠い世界に誰よりも早く到達すること」。ただしその目標を逆手に取られアイオスに良いように利用されている節がある
・生産職に対する理解はあるほう。アヤセはエルザの戦闘動画を千回以上視聴するほど憧れを抱いている
〇リョージン、シリアルキラー・マンゾー、ゴブ男
・職業はリョージンがシーフ、マンゾーがプリースト、ゴブ男は戦士。基礎レベルはそれぞれ22、12、9。マンゾーとゴブ男は第四次組
・ラタ森林地帯を根城にするPK。アヤセを二度襲い死に戻らせている
・全員自己中心的で強欲。経験値のためなら同士討ちも躊躇しない
・第三章でノエルを「剥き」でいたぶっていたところ、アヤセと遭遇。戦闘の末、全員死に戻る
・ゴブ男のゴブリンに扮する装備品は仲間内でも不評。アヤセも【換骨奪胎】で奪ったものの、店では買い取ってくれず持て余しているらしい
〇タダミチの生霊 (ユニークボス)
・ゲンベエ師匠の鍛冶場近くにあるカナエの墓標に出現したユニークボス。見た目が心臓に悪い
・レベルは30。王国内では屈指の強敵
・レア出現でアヤセによって初討伐される
・「無銘の刀(消刻)」の持ち主。アヤセ飛躍の要因となった重要なモンスター
〇ゲンベエ師匠
・刀鍛冶のNPC。王国西部の国境付近に鍛冶場に居住。弟子にタダスケがいる
・年は六十から七十歳くらい、白髪でかつ長い髭の持ち主。体つきもがっしりしたいかにも鍛冶屋という風貌。技術指導のためギー隊長にラタスに招かれるくらいの腕を持つ
・カナエという親類を亡くしており、遺品を手にして号泣する
・タダミチの生霊から遺品を取り返したアヤセに対して破格の報酬を渡す等好意的に接する
・パン焼きの名手
・帝国に対して良い感情を持っていないらしい
〇タダスケ
・ゲンベエ師匠の弟子のNPC。鍛冶場で二人暮らしをしている
・十五、六歳くらいの少年。細い体
〇マリー
・ハーフリンクの職業は裁縫師。サブジョブはテイマー
・基礎レベルは35。β版からの古参プレイヤー
・うなじ辺りで束ねている髪は背中まであり、可憐な印象を与える。柔らかな表情と銀髪が特徴的で、美少女だと言えば誰もが納得する顔立ち
・はかない印象を与える体つき(アヤセの評価)
・私好みの美人さん(クラン「ビースト・ワイルド」の牛頭の評価)
・信頼できる腕と人柄(アヤセの評価)
・ウサギのラビちゃん、猫のスーちゃん、亀のターちゃんという三匹のテイムモンスターを連れている(主人と同様に戦闘は苦手。ただし採取の能力は高い)
・目標は「自分だけにしか作れない服を仕立て、気に入ってくれた人達に着てもらうこと」。優秀な裁縫師でアヤセの深緑装備を仕立てる
・元はクラン「ビースト・ワイルド」の外奴隷。負債漬けによる不当な扱いを受けていたがアヤセの手助けで自立。オンラインショップで頭角を現しつつある
・アヤセとは王都近郊の草原で出会う。お互いの会話に微妙なズレが生じることがある
・酒が強くてよく食べる。白パンが好物
・アヤセに好意を抱いているが、当人がそれに気付いてくれない。他の女性が寄り付かないかいつもやきもきしている
〇シノブ
・猫型獣人で職業は武道家。基礎レベルは33
・クラン「ビースト・ワイルド」の団員。シーフと弓士の犬か狼の獣人プレイヤーと行動を共にしている
・負債漬けにしたマリーや他の生産職から服を納品させ、その一部を着服していた
・「~よぉ」といった、語尾の母音を伸ばす独特の話し方をする
・マリーへの侮辱に激怒したアヤセによって上半身を真っ二つに叩き斬られ、死に戻る
・生産職に対するハラスメント行為が認定され、他の二人と共にアカウントを削除された
〇馬面 (メズ)
・馬型獣人。クラン「ビースト・ワイルド」のサブクランマスター
・クラン直営店でアヤセの接客を担当。当初はアヤセを邪険に扱うが十万ルピアインゴットを見せられた途端、態度を急変させる
・アバターがリアルな造形で、アヤセに何故これを選択したか疑問に思われた
・アヤセの策略にかかり、クランマスターのゴズと持ち込み素材を着服。更にマリーに対するハラスメント行為が認定され、ブラックリストに載り永久追放される
〇牛頭 (ゴズ)
・牛型獣人。クラン「ビースト・ワイルド」のクランマスター
・基礎レベルは45で王国内では高い方
・アバターがリアルな造形で、アヤセに何故これを選択したか疑問に思われた
・アヤセの策略にかかり、サブクランマスターのメズと持ち込み素材を着服。更にマリーに対するハラスメント行為が認定され、ブラックリストに載り永久追放される
・自分達の欲望を叶えるために、弱者を食い物にする理由を「後続組がトップクランに対抗するため」とうそぶく。アヤセはその詭弁に珍しく感情を露わにして非難した
〇運営AI
・クラン「ビースト・ワイルド」を巡る一件で事実確認等を行っている、運営が管理している人工知能
・アバターは、髪色から着用している事務服、靴に至るまで、全身パステルカラーのピンク色で統一
・受け答えもしっかりしていて、表情も豊か。AIであることを忘れそうになる(アヤセの評価)
・人工知能なのに感情のような波があると、開発チームから指摘されたことがあり、自分は不良品ではないかと悩んでいたが、アヤセの励ましで自信を取り戻した
・ちょっとかわいい(マリーの評価)
〇マルグリット
・サモナーギルド職員のNPC。アヤセを熱心にギルドへ勧誘
・占い師のような恰好でヴェールをまとっている。グラマーな体つき
・気さくな性格で召喚獣に関する知識も豊富。気軽に相談にのってくれるため、初心者にとって色々と頼りになる存在。しかも目鼻立ちのはっきりした目の覚めるような美人。男性プレイヤーの憧れの的
・本人の親しみやすさも勿論だが、これほどの容姿だからな。ファンがつくのも当然と言えば当然かもしれない(アヤセの評価)
・会員勧誘にかこつけたセクハラ被害を一部男性プレイヤーから受けており、心労を抱えている(アヤセは運営に状況を報告した)
・アヤセの召喚獣のチーちゃんと顔なじみ。二人(?)の主従関係を応援している
・アイテムマスターギルドと何か関係がありそう?
〇チーちゃん
・アヤセに召喚されたメージロ(ユニーク)の召喚獣
・「★」の数は1と最弱。所謂ハズレ。何度もギルドに返品された過去を持つ
・ただし、アヤセ自身はスキル【視覚共有】や召喚時間の長さを評価しており、ハズレだと思っていない
・愛らしい姿に心が癒される気がする(アヤセの評価)
・オーランジというオレンジに似た果物が大好物。毎日与えてくれるアヤセとの親密度は高い
・見た目とは裏腹にアヤセのピンチに打開のヒントを与えるなど意外な一面を見せる
〇エルフの小僧 (コーゾ)、チンピラドワーフ (ピラン)
・コーゾは、職業が木魔法使いのエルフ種、基礎レベルは26
・ピランは、職業は、槍戦士→打戦士のドワーフ種、基礎レベルは28
・クラン「断罪の暗黒天使」の団員
・当初、深緑装備の生産者を聞き出そうとアヤセに絡む。無許可撮影や恫喝等マナー違反を繰り返す
・ラタス近郊の湿原地帯の沼地の小島でアヤセと再会。リザードマン討伐の助力を依頼する(結局断られる)
・リザードマン討伐では盾役を押し付けられ、死に戻りを経験
・衛兵に拘束された後、クランの不正行為に愛想を尽かし脱退。PK討伐作戦に協力
・アヤセの面倒見の良さや率先垂範の行動等に惚れ込み、「お兄さん」、「兄貴」と呼んで慕う
〇ダミアン
・アイテムマスターギルドのギルドマスターの老人。NPC
・ギルドが抱える膨大な件数の依頼をアヤセに振ってくる
・ラタス衛兵隊のギー隊長とは親戚。私信のやり取りをしている
〇ベン場長
・本名はベン=ショウ(弁償?)。NPCで王都では珍しいドワーフ種族
・年齢的には高齢の部類に入るだろうが、小柄ながらも筋骨隆々で精悍な面持ちは、それを忘れさせるくらい
・王都東地区の港湾部に所在する工房の四番作業場長で、研究・開発部門長的な役割をこなす
・反帝国感情が高く、極秘で大砲を開発している。アヤセと試供品の提供を条件に金属の供出を依頼する取引を行った
・ホレイショとは知り合い
〇ホレイショ
・職業は大工、サブジョブが水兵の人種
・見た目は三十代半ば。身長は、百八十五センチメートルくらい、刈り込んだ黒髪とベン場長に匹敵する筋肉質でがっしりとした体格は、潮焼けした肌と併せて磨き抜かれた木材を連想させる
・典型的な帆船時代の船乗りの服装をしている
・名前の元ネタはネルソン提督のファーストネームと、海洋冒険小説の主人公から
・言葉遣いが粗野な印象を与えてしまうのは否めないが、頻繁に見せる笑顔が、本人の快活な性格を物語っている(アヤセの評価)
・大工の腕は確か
・過去、キングストン公国で帆船を建造する集団に属していたが、帝国軍の侵略で全てを失い、王国に流れ着く。その後は日銭を稼いでその日暮らしに近い生活をしていた
・目標は「自らの手で設計・造船した帆船で世界の海に繰り出して、まだ謎に包まれている全海域を開放すること」と「キングストン公国の解放」
・良性ポテンシャルを付与するアヤセに可能性を感じ、帆船建造の協力を依頼。アヤセは自らの目標との共通点と相違点を見出し、最終的に袂を分かつことになると予想しつつも承諾した
・酒量は相当なもの。バンボー地区居酒屋の看板娘オチヨに惚れられているが扱いに困っている
・現実世界では妻子持ち
〇オチヨ
・バンボー地区居酒屋の看板娘。NPC。十七、八歳くらいの黒髪のショートカットが似合う活発そうな少女
・二百年くらい前に東の海を渡ってきた者達の子孫
・ホレイショに惚れている
〇ノエル
・職業は魔法使い(おそらく風魔法使い)
・二十歳前後の尖った長耳が特徴のエルフ種で、髪はオレンジブラウンのショートボブ
・王国入国のため護衛付きの合同パーティーに加入したが、途中で見捨てられPKに追われる
・リョージン達に「剥き」と呼ばれる悪質なハラスメント行為を受けていたところ、アヤセに助けられる
・服の上から分かる巨乳(リョージン達の評価)
・「存在感」がマリーとは大違い(アヤセの評価)
・破壊された体装備の代用品としてアヤセからブラウスをプレゼントされる
・アヤセに好意を持った?
〇猫型獣人 (ネネコ)、鎧男 (ガイ)、泥男 (マッド)
・ネネコの職業は弓士で猫型獣人、ガイの職業は打戦士で種族不明、マッドの職業はプリーストで種族不明。基礎レベルはそれぞれ39、37、35
・クラン「断罪の暗黒天使」の幹部
・ラタス近郊の湿原地帯の沼地の小島のリザードマン討伐に失敗し、装備品を奪われる
・「黒雨の長弓」の所有を巡りアヤセに難癖をつけるが衛兵に拘束される
・衛兵の取り調べに屈してあっさりと重要情報を自供。おまけに他の幹部の炙り出しに利用される
・ネネコは語尾に「?」を付ける独特の口調で喋る(一部「!」に変化)。シノブを彷彿とさせる外見と相まってアヤセは不快感を持った
・ネネコは現実世界で迅雷と付き合っている
・ネネコさんの話は、聞いている方が恥ずかしくなりますよー(コーゾの評価)
・ネネコの奴はあまり利口とは言えない(アヤセの評価)
・またネネコか。クラマスのお気に入りだからって勝手なことしやがって(星見の台地にいた幹部の評価)
・ネネコは自身に気があるライデンに「黄泉返りの腕輪」を装着する等弄んでいた
・全員アヤセによって死に戻らされ捕縛。(本編に記載は無いが)捕縛後、装備品没収に基礎レベル大幅ダウンの上、長期禁錮中
〇ギー隊長
・ラタス衛兵隊長でNPC。(本編に記載は無いが)独身
・ずんぐりむっくりとした背の低い中年男性。鎧や鎖帷子等は着用せず、動きやすい軽装をしている。白髪でおかっぱ頭の特徴的な外見も手伝って、見た目は武人ではなく文官といった感じ
・形式に拘らないざっくばらんな人物
・ダミアンは姉の舅。私信のやり取りをしている
・アヤセに衛兵隊の装備品へのポテンシャル付与を依頼。その後ネネコ達の逮捕に伴い、PK討伐作戦への参加も依頼する
・冒険者ギルドとの権限争いに悩まされている
・アメリーの父親とは親友だった。親友の娘であるアメリーのことをいつも気にかけている
・リザードマンの素材の買取値や討伐作戦の報酬を引き上げる等気前がいい
・ラタ森林地帯の治安回復に執念を燃やす
・立派な衛兵隊長(アヤセの評価)
・酒が強い
・アヤセの功績を表彰して「ラタス衛兵隊十字勲章」を授ける
〇アメリー
・ラタス衛兵隊補給担当事務官のNPC
・年齢が二十代半ばくらいの凛然とした女性
・父親の死にポテンシャルが関わっていたため、ポテンシャルを付与するアイテムマスターのアヤセに当初は冷たく当たる
・しかし、アヤセのアイテムマスターの覚悟を聞いたり、父親の遺品のポテンシャルを鑑定してもらったり、自分の「名誉」を守ることを諭されたりするうちに態度を軟化させる
・背が高く、モデルのような立ち姿。何を着ても様になる(アヤセの評価)
・ギー隊長を父親のように慕っている
・PK討伐作戦におけるアヤセの身を案じる、十字勲章受章時に涙を浮かべて喜ぶ等アヤセに好意を寄せる描写が見受けられる
〇アルノー
・アメリーの父親で鍛冶師。NPC。故人
・紛うことなき稀代の鍛冶師(アヤセの評価)
・自身の作品に限界を感じ、ポテンシャルに活路を求めるがそれが裏目に出る
・ポテンシャルでの失敗により、周囲から狂人扱いされ、家族からも信用されず酒に溺れ、身持ちを崩し死去
・自身の作品に「赤熱の幅広剣 」、「黒雨の長弓」と名付ける等、独特のネーミングセンスを持つ
〇モリス主計長
・ラタス衛兵隊の主計長で衛兵隊の金庫番。NPC
・アメリーの直属の上司
・リザードマンの素材の買取りで見積もり作成を担当。普段の質素倹約ぶりから考えられない値段をつけギー隊長を驚かす
・信用のおける人物(アヤセの評価)
・ラタス衛兵隊幹部の中では酒に弱い方(ただし人並み以上)
〇青星
・職業は弓士系のフォレストハンター。人種
・基礎レベルは58で王国屈指の実力。王国最強クラン「蒼き騎士団」の幹部
・人類種で短い銀髪、身長はアヤセより少し高いくらい。相当の美男子。彼が笑顔になるだけで周囲の空気が浄化されるような錯覚すら覚えるほど
・明け透けな物言いで一見失礼なことを言うが、反感を買うことは少ない(アヤセやピランをはじめとする一部プレイヤーは違和感を持っている)
・態度がなっちゃいねぇ(ピランの評価)
・何か表面的で薄っぺらい印象が付きまとう。作られたイメージを見せられているような感覚(アヤセの評価)
・お助けプレイが信条のクラン幹部で、見た目も良いので人気は高い。奇妙なカリスマ性の持ち主
・ただし、低レベルや生産職のプレイヤーを侮蔑して軽んじる思想が根底に潜んでおり、お助けプレイをする上で致命的な欠陥を抱えている
・作戦に対する不真面目な姿勢を指摘され、更に自分を差し置いて他のプレイヤーから信頼を集めるアヤセに対し激しい対抗心を抱くようになる
・まかろんを見捨てライデンから逃亡。その後彼女に咎められ殴られる
〇ツルガ
・職業は大魔導師
・基礎レベルは57で王国屈指の実力。王国最強クラン「蒼き騎士団」の幹部
・青星の補佐役兼お目付け役。作戦時の指示も出す
・鷹揚そうで狭量な性格
・PK討伐作戦時は、ライデンの不意打ちを食らって死に戻ったのでその実力を発揮することは無かった
〇まかろん
・職業は重戦士系のヘビーウォリアー
・基礎レベルは55で王国屈指の実力。王国最強クラン「蒼き騎士団」の幹部
・整った顔立ちの小柄な美少女。表情を全く変えず淡々と話す。話始めに「…」が付く
・青星とツルガに比べ常識人
・PK討伐作戦時にライデンと交戦し、絶体絶命のところアヤセにより救われる
・アヤセの作戦に対する姿勢や、「果たすべき役割」のために奮戦する姿に感化され、好意を抱く描写も見られるようになる
・外見や表情とは裏腹に熱いハートの持ち主。不誠実な青星を殴り倒した
〇ライデン
・職業は下忍、サブジョブは魔法使い。人種
・基礎レベルは67。フリーのPK
・二刀流の使い手でステルススキルを駆使して、星見の台地に潜入。ツルガを不意打ちで死に戻らせる
・身長は百七十五センチメートルくらい、細身で引き締まった身体は、まとうエナメル質の素材で仕立て上げられた服飾品も相まって鍛え抜かれた金属をイメージさせる
・明るい金髪、瞳の色は激しい炎を連想させる赤、年齢はアヤセと同じ二十代半ばくらい。青星ほどではないが中々の美形
・星見の台地でアヤセと激闘を展開。剣に炎を込める魔法剣でアヤセを苦しめる
・当初は低レベルとアヤセを侮っていたが、プレイヤースキルの高さを目の当たりにして倒すべき敵と認識。一方でアヤセを気に入ったらしい
・アヤセに敗れ死に戻るものの、「黄泉返りの腕輪」の効果で復活。ただし復活時に自爆するポテンシャルも同時に発動し、すんでのところでアヤセのスキル【換骨奪胎】に救われる
・意外にも純情?(アヤセの評価)
・敵に手の内を晒したり、ネネコに騙されて「黄泉返りの腕輪」を付けられたりするなど少々抜けている面がある
・「紅蓮の暗殺者」という二つ名で呼ばれている
・暗殺バカ(ネネコの評価)
・確固たる意志で自分のプレイスタイルを貫き通すトッププレイヤーの一人(アヤセの評価)
・ラセツや迅雷と対峙した際、利害が一致したアヤセと共闘。ラセツ達を討ち果たす
・衛兵隊から逃れるため、アヤセが用意した樽に詰め込まれバヤン川に流される。その後の消息不明。彼の命運やいかに?
〇迅雷
・クラン「断罪の暗黒天使」のクランマスター。ラセツの弟
・兄の指示のもと、帝国から王国への脱出を手助けする護衛パーティーを主催
・ただし、この護衛パーティーはラセツのPKクランの獲物を用意する目的があった
・ネネコとリアルで付き合っている。その代償に「黒雨の長弓」をプレゼントした
・付き合う人のせいで、何かが失敗することはこれが初めてではない(ラセツの評価)
・アヤセによって死に戻らされ捕縛。(本編に記載は無いが)捕縛後、装備品没収に基礎レベル大幅ダウンの上、長期禁錮中
〇ラセツ
・クラン「暗殺兵団」のクランマスター。迅雷の兄
・弟に指示して帝国から王国への脱出を手助けする護衛パーティーを主催させる
・弟の護衛パーティーを自クランやフリーのPKで襲い経験値等を稼いでいた
・アヤセとライデンの即席コンビによって幹部全員が捕縛される。(本編に記載は無いが)捕縛後、基礎レベル大幅ダウンの上、長期禁錮中
・捕縛前にアヤセに命乞いをするが、その言い分がクラン「ビースト・ワイルド」の牛頭の言い分とまるっきり同じだったため、怒りを買う結果になる




