作者様の心構えとして①具体的に傷つくとはどういった状態であるのかを、十二分に思考しておきましょう。
作者様は、御作品のご感想覧を開いたとき、舵取りをする必要性を生み、それに対して少なからず考える必要性が生まれました。これは、嬉しいことでもあるのです。作者様は、御作品の広がりをこの目で一番に目にすることが出来る場にいることが出来るのですから。
ご自分の身体の一部ともいえる御作品がすくすくと育っていく様は、本当に目にされていて楽しいことでしょう。喜ばしいことでしょう。だからこそ、ご感想覧を開け放してしまいたい。だからこそ、ご自身が傷つく可能性があるということをあらかじめ十二分に想像しておいて頂きたいのです。
ご自分が想像したそれらは、違った場でもそれは役に立つ思考となるでしょう。自分がされて嫌なことを想像出来ることは、自らの延長線に他者を見ることが出来る広い視野を持つ想像力へと発展することにきっとなるからです。
作者様がまた別の視点を持つ可能性が出てきた場合、それはどういった目線でどのような思考からそれは生まれてしまったのでしょう?決してそこには善だけではない、決してそこには悪だけではない、中間のそれも、あるのでしょうから。
是非、中間のそれを想像出来る作者様になられて下さいませ。
それは、先ず、自らの傷を見つめること、見つけることから始まる視点、思考だと、私は愚慮いたします。