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極秘の会議

作者: MANA
掲載日:2020/02/08

前回の続き。


年度末まであと1か月余となったある日。


午後の防衛省。


大臣室で極秘の会議が開かれていた。


出席していたのは防衛相、副大臣と、それぞれの秘書官、


そして、暗号解読を担当している陸自の女性将校。


「図書館の防犯カメラには、該当する人物が写っていた?」


「女性のようでした。この写真です」


「スカーフにサングラスか。どこの誰かはわかった?」


「それが不明です。


警察庁でスカーフとサングラスを外した顔を推定してもらい、


運転免許証のデータベースと照合してもらいましたが、


防犯カメラに写っていた人物と合う人はいません」


「身元が割れるのを故意に防いだか。


図書館の玄関もこの姿で通過してるな」


「図書館には誰でも入れるし、中で本を読むだけなら、カウンターでの接触はない」


「入った人たちがすべて地元に住んでいるのかは、わからないわけだ」


「利用者カードを持っている人たちの住所については、


図書館で登録していますが、


閲覧だけの人たちは、身元の特定ができない場合もあります」


「盲点をつかれたか。


暗号はいつの時点でまとめられた?」


「数年前と思われます。わが国の対空防衛システムについての機密情報ですが、


今はもっと進んでいます」


「それにしても、何年も貸し出されない本が図書館にあるのはともかくとして、


誰が何の目的でこういうことをした?」


「メモ用紙の暗号はどこかに流出したのか推測できる?」


「あったとすると、仮想敵国や、その周辺諸国でしょう」


「メモ用紙の続きというか、あれ以降の情報は大丈夫か?」


「関与している職員の動静を数年前の分から洗っていますが、


過去のことなので、完全にわかっているわけではありません。


人事異動もあったし」


「機密情報の保管に手抜かりは?」


「パソコンを買い替えたことがあったので、ハードディスクの記録がどうなったかまでは不明なところもあります。


率直に言いますが」


「関係する職員で、カネに困っていた人間はいるのか?」


「そのへんも、現在は調査中です」


(続く)





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