表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約7年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

ハッチの憂鬱

作者:佐矢ゆう
世界は常軌を逸していた。秩序は崩壊し、国と国との争いは絶え間なく続き、傍観していた中立国さえもテロの標的となり、人々は未来を悲観するばかりだった。
そんな中、テロリスト排除のために開発された超小型監視ロボットNP36。
テロリストの疑いのある人間を監視させ、不穏な動きをすればNP36が政府にデータを送る。データを受け取った政府は現場に駆けつけ容疑者を確保する。
だが排除されたテロリストは氷山の一角でしかなく、テロは無くならない。
頭を抱えた政府は、地球上のすべての人間をNP36に監視させることにした。
だが日々NP36から膨大な件数の報告が上がり続けるばかりで、政府機関だけで対応するのは困難な状況であった。しかも政府の人間がが現場に向かった頃にはテロリストはNP36を破壊し逃亡した後であることも多く、テロリストの拘束率は上がらない。
そこで政府はNP36自身がテロリストを排除出来る機能を追加した。
NP36から送られたデータを見て、政府が排除すべきと判断をし、NP36に殺せと命ずると、NP36は体に仕込まれた毒針で容疑者を殺した。
これは効果的であった。テロリストの疑いのあるもの全てを排除した後も政府はすべての人間をNP36に監視させ続けることにした。
戦争をやめない国のトップとその側近たちはNP36により殺された。武器を作り利益を上げる企業のトップとその側近たちも殺された。麻薬を作る者売る者使う者もまた皆殺された。
当初はテロリスト対策であったが、やがて平和を乱すものを排除し、さらに時を経て現在は人間の行動全てをNP36が監視し小さなルール違反さえも許さないのだ。
そして、罪を犯していなくとも利を生み出さない大人は次々と排除され、回復の見込みのない病に侵された者も排除された。
全てにおいてNP36に監視される世界はこうやって出来上がった。

この世界に暮らす裕太と親友の栄太。栄太はこの社会の仕組みに違和感を感じていた。
裕太の知らぬ間に栄太は怪しい二人の大人と知り合いになっていた。裕太は栄太を理解できず悩みつつも変わらず親友の二人だった。

だがある事件が勃発した事で、裕太は栄太を理解し賛同し、この社会をぶち壊す計画を立てた。
監視されない社会を取り戻そうと、二人VS政府との戦いが始まる。
ハッチ
2017/11/06 05:31
洋子の憂鬱
2018/01/07 22:29
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ