表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

知ったふりはあざとい心

作者:

暗く深いどぶの中で 周りから向けられる様々な視線

拒絶 中傷 嘲笑 怯え


目に入り込んだ感情が 内から滲み出す色と混じり合って重なる

ここは暗い底の奥


混じった色が溶け出して広がり視界を覆う

気持ちの悪い それは毒


内で広がり小さな子供を飲み込んで 黒く凝り固まる不恰好な成人

心動かす白もふりしだく無数の白も 弾けて崩れる淡い者


その暗いまなこで何が見える 何を見る

何も見えやしないのに 知ったふりはあざとい心


汚いものを嫌っておきながら 自分を汚す術はよく知っている

おかしな話 いつ誰がそれを望んだの


黒く形を失った底の奥で探して 白い子供 白い君

そこにいるから 他の誰にも見つけられやしない自分だけの場所から


苦しそうに息をしている 殺さないで

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ