学校6
教室のすぐ隣にある階段を降りてきて1階についた。
誰にも気づかれないようにあたりを見て少し歩き隠れれそうな場所に移動する。
案の定、俺の教室の下は行事に使う機材用の倉庫なので人気は無く、誰かに見つかる心配はなさそうだ。
・・・でも結構ホコリっぽいから早いとこ進もう。
壁にこすったそでのほこりを払い、くしゃみを我慢してゆっくり歩く。
少し歩いて角を右に曲がればそこには教室がある。
死角の少ない教室の廊下は出来れば避けて通りたいけどかなり遠回りになる。
まずは様子を見て無理なら他の道を使おう。
そう思って踏み出した時だった。
ブブブ・・・ブブブ・・・
「・・・・・・んなっ!!」
スボンのポケットに入れていた電話が突然鳴り思わずあせる。
画面を見てみると茅乃からの着信が表示されていた。
「・・・もしもし茅乃か、どうしたんだよ?」
『――ガザ――――ドズ――』
電話に出たのに何故か向こうからは物音しか聞こえて来なかった。
「はぁ、おーい聞こえるかー。返事くらいしやがれよー・・・」
若干不満に思いつつ向こうからの返答を待っていると少しして大きな音が鳴った。
『ガッ――――おい、リヒ!聞こえてるなら今すぐ外に逃げろ!』
「外に逃げろ?いきなり何だよはっきり説明し・・・」
電話の向こうでは茅乃が俺に向かって何度も何度も逃げろと言っていた。
ただ、不意に視界に映したそれを見てその言葉はかき消された。